2007年の時点で世界の靴業界のマーケットシェアは1074億米ドルで、2012年末に1229億米ドルになると予想されている。63%が中国で製造されており、世界の靴の輸出の40.5%、売り上げ総額の55%を占めている。一方で高価格帯の市場はヨーロッパがほぼ独占している[38]。 足を差し入れる部分を履き口という。履き口には装飾付きのもある[1]。 なお、靴紐の両端はアグレットに加工されていることが多い。 靴底は滑り止めとなっているものが多い。スパイク金具付きのものもある[1](スパイクシューズ)。 緩衝を目的とする靴の部品[1]。防臭等の機能を付加したものもある[1]。 短靴にはヒールのあるものとないものがある[1]。
靴の組成
履き口
履き口の高さ
ローカット
ローファーや紐無しの靴に多い
オックスフォード
紐ありの靴に多い、正装に用いる。
ハイライザー
紐ありの靴に多い、正装に用いる。
靴紐
丸紐(丸紐の方がやや改まった物になるが、紐が解けやすく靴に合うのが難しい)
蝋引
蝋やシリコン樹脂で覆われた紐、耐久性を重視した作りが多い。
石目(編み紐)
編んだ紐、伸縮性に優れている。
ガス引き(ガス紐)
結びやすくできているものが多い。
平紐(平紐はややカジュアルになるが、紐が解けにくく靴に合いやすい)
ガス引き(ガス紐)
石目(編み紐)
スニーカーやワークブーツに使われることが多い。
靴紐の結び方
シングル
フォーマルやビジネスに用いる結び方、片方だけを締め付ける。
パラレル
フォーマルやビジネスに用いる結び方、両側を締め付ける。
オーバーラップ
スニーカーなどに用いる結び方、締めにくいが緩みにくい。足高の人にも合いやすい。
アンダーラップ
スニーカーなどに用いる結び方、締めやすいが緩みやすい。靴と足が合いやすい。
鳩目(アイレット、小穴)紐靴において紐靴を通すための穴で、一般的な既製品では5個が多い。鳩目の数と靴紐の長さ
鳩目の数が2対 約50cm - 60cm
鳩目の数が3対 約55cm - 65cm
鳩目の数が4対 約60cm - 70cm
鳩目の数が5対 約65cm - 75cm
鳩目の数が6対 約70cm - 80cm
靴紐が鳩目の先端から約20cm - 25cm位出ている状態を選ぶこと。靴紐は木綿や絹・ナイロン・ポリエステル・アクリル繊維が用いられている。
靴底
靴底の厚さ
シングルソール
靴底を1枚で構成したもの。3mm - 6mm辺りの厚さ。
ダブルソール
靴底を2枚で構成したもの。丈夫で水に強いが、重く馴染みが遅く爪先が減りやすい。
ハーフミッドソール
前面(土踏まずより前)だけ2枚の革で構成したもの。
トリプルソール
靴底を3枚で構成したもの。一番丈夫だが重い。
中敷き詳細は「中敷き」を参照
踵
踵の高さ
ハイヒール(高さが約6?7cm以上のもの[1])
ミディアムヒール
ローヒール
カッターシューズ
踵の形状
ピンヒール (ピンのように細い踵。別名はスティレットヒール)
スパイクヒール (底の面積が非常に小さい靴)
キトンヒール
縫い目
内縫い
縫い目が目立た無いので正装にも用いられる。
外縫い
縫い目が見えるのでビジネスからカジュアルに用いられる。
靴のサイズ詳細は「靴の寸法」を参照
足は一日の中でも時間と共に大きさが変わる部位である。最も大きくなるのは15時頃で、起床直後と比べて体積が約19%大きくなる。
日本では、「靴は夕方に買った方が良い」と言われる。これは、むくんだ状態の足に合わせておけば、昼間買った靴が夜には小さくなっていた、という間違いを防ぐ事が出来ることを示している。しかし、逆の見方をすれば日中は靴が大き過ぎることになる。他国は靴文化の歴史が長いため、靴を夕方に購入する習慣はない。
靴のサイズについては国ごとに、また男女別で表示方式がかなり異なっている(たとえば日本では25cmの紳士靴に相当するサイズは米国では7、イギリスでは6 1/2、大陸欧州では39、オーストラリアでは6.5)。日本国外で靴を買ったり、個人輸入などの形で国外から靴を輸入する場合には、各国のサイズに注意する必要がある。
靴のサイズの単位に日本では昔、文(もん)があり、2.4cmを表す。詳しくは文 (通貨単位)#長さの単位を参照。 日本において、靴のサイズの伝統的な決め方として「足囲」と「足高」という単位が用いられていた。
足囲と足高
足囲
AAA - A - E - EEE - Gまで、AはAの数が多いほど幅が狭くなる。EはEの数が多いほど、また、アルファベットの順番が遅くなるほど幅が広くなる。