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2000年後期にはナイキ(英語版)などの一部の企業が問題を認識し、生分解性(英語版)のある素材を用いた靴を製造するようになった[36][37]

2007年の時点で世界の靴業界のマーケットシェアは1074億米ドルで、2012年末に1229億米ドルになると予想されている。63%が中国で製造されており、世界の靴の輸出の40.5%、売り上げ総額の55%を占めている。一方で高価格帯の市場はヨーロッパがほぼ独占している[38]
靴の組成
履き口

足を差し入れる部分を履き口という。履き口には装飾付きのもある[1]
履き口の高さ

ローカット

ローファーや紐無しの靴に多い


オックスフォード

紐ありの靴に多い、正装に用いる。


ハイライザー

紐ありの靴に多い、正装に用いる。


靴紐

(丸紐の方がやや改まった物になるが、紐が解けやすく靴に合うのが難しい)

蝋引

シリコン樹脂で覆われた紐、耐久性を重視した作りが多い。


石目(編み紐)

編んだ紐、伸縮性に優れている。


ガス引き(ガス紐)

結びやすくできているものが多い。



平紐(平紐はややカジュアルになるが、紐が解けにくく靴に合いやすい)

ガス引き(ガス紐)

石目(編み紐)

スニーカーやワークブーツに使われることが多い。


なお、靴紐の両端はアグレットに加工されていることが多い。
靴紐の結び方

シングル

フォーマルやビジネスに用いる結び方、片方だけを締め付ける。


パラレル

フォーマルやビジネスに用いる結び方、両側を締め付ける。


オーバーラップ

スニーカーなどに用いる結び方、締めにくいが緩みにくい。足高の人にも合いやすい。


アンダーラップ

スニーカーなどに用いる結び方、締めやすいが緩みやすい。靴と足が合いやすい。


鳩目(アイレット、小穴)紐靴において紐靴を通すための穴で、一般的な既製品では5個が多い。鳩目の数と靴紐の長さ

鳩目の数が2対 約50cm - 60cm

鳩目の数が3対 約55cm - 65cm

鳩目の数が4対 約60cm - 70cm

鳩目の数が5対 約65cm - 75cm

鳩目の数が6対 約70cm - 80cm
靴紐が鳩目の先端から約20cm - 25cm位出ている状態を選ぶこと。靴紐は木綿・ナイロン・ポリエステルアクリル繊維が用いられている。
靴底

靴底は滑り止めとなっているものが多い。スパイク金具付きのものもある[1](スパイクシューズ)。
靴底の厚さ

シングルソール

靴底を1枚で構成したもの。3mm - 6mm辺りの厚さ。


ダブルソール

靴底を2枚で構成したもの。丈夫で水に強いが、重く馴染みが遅く爪先が減りやすい。


ハーフミッドソール

前面(土踏まずより前)だけ2枚の革で構成したもの。


トリプルソール

靴底を3枚で構成したもの。一番丈夫だが重い。


中敷き詳細は「中敷き」を参照

緩衝を目的とする靴の部品[1]。防臭等の機能を付加したものもある[1]

短靴にはヒールのあるものとないものがある[1]
踵の高さ

ハイヒール(高さが約6?7cm以上のもの[1]

ミディアムヒール (中ヒール、高さが約3?7cm程度のもの[1]

ローヒール(高さが約3cm以下のもの[1]

カッターシューズ (特に1 - 2cm前後のもの)

踵の形状

ピンヒールピンのように細い踵。別名はスティレットヒール)

スパイクヒール (底の面積が非常に小さい靴)

キトンヒール

縫い目

内縫い

縫い目が目立た無いので正装にも用いられる。


外縫い

縫い目が見えるのでビジネスからカジュアルに用いられる。


靴のサイズ詳細は「靴の寸法」を参照

足は一日の中でも時間と共に大きさが変わる部位である。最も大きくなるのは15時頃で、起床直後と比べて体積が約19%大きくなる。

日本では、「靴は夕方に買った方が良い」と言われる。これは、むくんだ状態の足に合わせておけば、昼間買った靴が夜には小さくなっていた、という間違いを防ぐ事が出来ることを示している。しかし、逆の見方をすれば日中は靴が大き過ぎることになる。他国は靴文化の歴史が長いため、靴を夕方に購入する習慣はない。

靴のサイズについては国ごとに、また男女別で表示方式がかなり異なっている(たとえば日本では25cmの紳士靴に相当するサイズは米国では7、イギリスでは6 1/2、大陸欧州では39、オーストラリアでは6.5)。日本国外で靴を買ったり、個人輸入などの形で国外から靴を輸入する場合には、各国のサイズに注意する必要がある。

靴のサイズの単位に日本では昔、文(もん)があり、2.4cmを表す。詳しくは文 (通貨単位)#長さの単位を参照。
足囲と足高

日本において、靴のサイズの伝統的な決め方として「足囲」と「足高」という単位が用いられていた。

足囲

AAA - A - E - EEE - Gまで、AはAの数が多いほど幅が狭くなる。EはEの数が多いほど、また、アルファベットの順番が遅くなるほど幅が広くなる。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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