静岡県の指定金融機関は静岡銀行で、また静岡市・浜松市ほか県内の主な市も静岡銀行を指定金融機関としているが(静岡市は清水銀行との輪番制)、伊豆地方を中心にスルガ銀行を指定金融機関とする市もみられる。 富士川を境に県の東部のみ50Hz(ヘルツ=東京電力パワーグリッドが送配電)。その他は60Hz(中部電力パワーグリッドが送配電)。新潟県の佐渡島、糸魚川市の一部や長野県の一部で電源周波数が県の大半と異にする地域があるものの、同一都道府県内で電源周波数が東西に大きく二分されるのは本県のみであるため、電気の分野では富士川がよく知られている。 浜松市北部の佐久間ダム近傍に、東西の電力を相互に融通するための電源開発送変電ネットワーク佐久間周波数変換所が、静岡市清水区の中部電力パワーグリッド東清水変電所内に同様の目的の東清水周波数変換装置(FC; frequency converter)がある。 静岡県内では、静岡ガス系やTOKAI系、中部ガス系、サイサン系を中心として、複数の業者が地域を分けてガス事業を行っている。静岡県内の主な一般ガス事業者は次の通り。 東海道の沿線として、古くから関東地方と近畿地方とを結ぶ大動脈が整備されてきた。特に浜名湖畔は、首都圏(東京・鎌倉)と畿内(大阪・京都・奈良)から等距離に位置している。 ※ 伊東線全線と東海道本線(在来線)熱海駅は東日本旅客鉄道(JR東日本)の管轄。ほかのJR線は東海旅客鉄道(JR東海)の管轄。 静岡県は第三セクター鉄道を除いた中小私鉄事業者が最も多く[51]、遠州鉄道や静岡鉄道は遠鉄グループ、静鉄グループを形成し、中小私鉄でトップの売上高である[52]。 このように東西に東海道新幹線などの幹線級の鉄道が敷かれており三大都市圏を結ぶ大動脈として整備されており、全国で5番目の規模を有する静岡・浜松大都市圏及び東海工業地域の輸送の要であるが、通過点としての役割も強く、三大都市圏に匹敵する程の流通はない。現に一日12万人程の利用がある東海道新幹線静岡県内区間ですら最速達の『のぞみ』と準速達の『ひかり』の約半数は県内の全駅を通過している現状もある[53][54]。 静岡県内のJR線は全線電化されている。私鉄も非電化路線は天竜浜名湖線と大井川鉄道井川線(但しアプト式区間は電化)のみである。基本的に直流電化されているが東海道新幹線のみ交流電化である。東海道新幹線は県内では両周波数の地域を通過しているが途中に周波数変換変電所があり(県内では沼津市に設置)、50Hz地域を含めた全区間が60Hzに統一されている。 このほか、2027年開通予定の中央新幹線が山梨県駅と長野県駅の間で静岡市葵区北部を通過するが、赤石山脈内の大井川源流部を南アルプス隧道として通過し、駅の設置予定はない。
生活・交通
警察
静岡県警察
電気
ガス
静岡ガス 本社:静岡市駿河区、供給エリア:静岡市、沼津市、三島市、裾野市、富士宮市、富士市、清水町、長泉町、函南町 - ガス販売量は東京ガス、大阪ガス、東邦ガスに次ぐ全国4位。
東海ガス 本社:焼津市、供給エリア:焼津市、藤枝市
サーラエナジー 本社:愛知県豊橋市、供給エリア:浜松市、磐田市、湖西市
湯河原ガス 本社:神奈川県湯河原町、供給エリア:熱海市
熱海ガス[注釈 12] 本社:熱海市、供給エリア:熱海市
伊東ガス 本社:伊東市、供給エリア:伊東市
下田ガス[注釈 13] 本社:下田市、供給エリア:下田市
御殿場ガス[注釈 13] 本社:御殿場市、供給エリア:御殿場市
島田ガス[注釈 13][50] 本社:島田市、供給エリア:島田市
中遠ガス[注釈 13] 本社:掛川市、供給エリア:掛川市
袋井ガス[注釈 13] 本社:袋井市、供給エリア:袋井市
交通
鉄道
JR線
東海道新幹線
東海道本線
伊東線
御殿場線
身延線
飯田線
私鉄
伊豆急行線
十国峠十国鋼索線
伊豆箱根鉄道駿豆線
岳南電車岳南線
静岡鉄道静岡清水線
大井川鐵道大井川本線
大井川鐵道井川線
天竜浜名湖鉄道天竜浜名湖線
遠州鉄道鉄道線
道路
高速道路
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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