明治4年(1871年)9月に弘前町から青森町に県庁が移設された際に、県庁所在地となった青森町の地名がそのまま県名に採用されたものである。「青森」という地名は、江戸時代前期の寛永元年(1624年)に弘前藩が現在の青森市の場所に港町の建設を始めた時に名付けられたもので、現在の青森市本町付近に海上からの目印になる「青い森」(現在は消失)があったことが由来とされている[8]。この場合の「青」は緑#緑をさす「青」を参照。
地理2003年5月1日、地球観測衛星テラ搭載のMODISセンサにより撮影。冬の岩木山と津軽平野(2021年1月)
県中央部の陸奥湾を東側の下北半島と西側の津軽半島が取り囲む県の形は、県章にそのまま図案化されており、その特徴的な形や本州最北端の位置関係から、全国的な認知度は高い。小・中学生を対象とした調査では、北海道・沖縄県に青森県を含めた3道県が、他の都府県に比べ突出した認知度を有する結果となっている[9][10]。
地形
半島
津軽半島
下北半島
夏泊半島
山脈、山地
奥羽山脈
津軽山地
白神山地
恐山山地
国土地理院の全国都道府県市区町村別面積調によると、青森県の面積は9645.10平方キロメートルである[11]。
青森県の東西南北それぞれの端、および、都道府県界未確定部分に仮の境界線を入れて求めた重心は以下の位置である[12][13]。北端は弁天島 (大間町)、南端は花木ダムの約4キロ南、東端は階上町立小舟渡小学校の東側の海岸線、西端は久六島にある。また統計局の平成22年国勢調査によると、人口重心は青森市駒込の田代平湿原付近にある[14]。
重心
北緯40度46分59秒 東経140度49分42秒 / 北緯40.78306度 東経140.82833度 / 40.78306; 140.82833 (青森県重心)
北端
北緯41度33分22秒 東経140度54分42秒 / 北緯41.55611度 東経140.91167度 / 41.55611; 140.91167 (青森県最北端)
↑人口重心
北緯40度42分47.2秒 東経140度55分00秒 / 北緯40.713111度 東経140.91667度 / 40.713111; 140.91667 (青森県人口重心)
西端
北緯40度32分03秒 東経139度29分49秒 / 北緯40.53417度 東経139.49694度 / 40.53417; 139.49694 (青森県最西端)←青森県庁舎所在地
北緯40度49分28秒 東経140度44分24秒 / 北緯40.82444度 東経140.74000度 / 40.82444; 140.74000 (青森県庁)東端
→北緯40度27分07秒 東経141度41分00秒 / 北緯40.45194度 東経141.68333度 / 40.45194; 141.68333 (青森県最東端)
↓
南端
北緯40度13分04秒 東経141度00分46秒 / 北緯40.21778度 東経141.01278度 / 40.21778; 141.01278 (青森県最南端)
自然公園
国立公園 2箇所
十和田八幡平国立公園、三陸復興国立公園
国定公園 2箇所
下北半島国定公園、津軽国定公園
県立自然公園 7箇所
浅虫夏泊県立自然公園、大鰐碇ヶ関温泉郷県立自然公園、名久井岳県立自然公園、芦野池沼群県立自然公園、黒石温泉郷県立自然公園、岩木高原県立自然公園、赤石渓流暗門の滝県立自然公園
気候日本海側気候の地域(2:青色)
太平洋岸気候の地域(緑色)
青森県は県内全域が豪雪地帯に指定されており、そのうち一部地域は特別豪雪地帯に指定されている。また、青森市は都道府県庁所在地では唯一、市域全てが特別豪雪地帯に指定されている。