他にはゴボウ (三沢市)、大根、カブ、菜の花(横浜町)などでも知られる。畜産も盛んであり特にブロイラーの生産が盛ん。岩手県との県境に近い三八上北地域に多く、両県に跨るため都道府県ごとの統計データでは少なく見えるが、地域としては九州南部(鹿児島県、宮崎県)に次ぐ全国屈指の産地となっている。ブランド鶏として青森シャモロックがある。採卵鶏と養豚の出荷量も全国10位以内に入る。変わったところではフォアグラがある。また馬産地であり、競走馬の生産頭数は北海道に次いで多い。 全国的に高級木材で知られるヒノキには不適であり一般的に植栽されないが、ヒノキに近いヒバの大産地として知られ全国の蓄積量の8割が県内にある。青森のヒバは秋田のスギ、岩手のアカマツと並ぶ北東北のブランド木材である。針葉樹ではスギ、アカマツ、カラマツも多く植えられている。特にスギは鰺ヶ沢町が天然分布の北限とみられている。多雪地で優勢になるブナは県西部の白神山地が世界遺産に指定されたことで広大な面積で残っている。 農作物の産物を利用した食品加工業が盛んである。地酒の蔵元も多い[44]。 県南の八戸市は県内で一番工業が盛んであり、三菱製紙、大平洋金属などが操業、八戸セメントでは同市内にある八戸鉱山から採掘した石灰石を利用したセメントを製造している。他に、県内各所で精密機械関係も盛んになってきている。
林業
水産業
三方を海に囲まれて、真ん中に陸奥湾を抱え、合計4つの暖流・寒流が流れ込む青森県は水産業も盛んである。
主要魚種は、イカ類、ホタテ、ヒラメ、カレイ類
特に陸奥湾は、ホタテ、ナマコ、ヒラメ、トゲクリガニの漁場
津軽海峡で獲れるマグロは高級マグロとして首都圏に向け、出荷される。特に大間町産のものは「大間のマグロ」としてブランド化されている。
八戸港は、日本でも1、2位の漁獲高である。主な水揚げはイカ、サバなど。ちくわ、塩辛など水産加工業も盛ん。
しじみ(十三湖、小川原湖) - 2011年(平成23年)から2013年(平成25年)まで3年連続で日本一の水揚げ量であったが、2014年(平成26年)は3350トンで島根県に次ぐ第2位となった[43]。
商工業
食品・飲料メーカー
青森県りんごジュース (Shiny)
青森県農村工業農業協同組合連合会(JAアオレン)
上北農産加工
ワダカン
太子食品
かねさ
ヤマヨ
ヤマモト食品
味の加久の屋
鎌田屋商店
かくみつ食品
工藤パン
製造業
テフコ青森 - 時計文字盤用電着時字
小売業
中三
さくら野百貨店
佐藤長
紅屋商事
マエダ
ユニバース
エネルギー産業
水力発電:県内には総出力10,000kW以上の発電所が5か所立地している
立石…1939年(昭和14年)5月運転開始、総出力10,500kW
十和田…1943年(昭和18年)12月運転開始、総出力31,100kW
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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