青森朝日放送
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青森放送が日本テレビ系フルネット局に移行した事で、フジテレビ系のスポンサードネットや同時ネットに制限がかけられるようになったため、青森朝日放送の開局と共に青森放送ではフジテレビ系の番組枠が激減、逆に青森テレビでのフジテレビの番組枠が大幅に増える事になった。

1986年(昭和61年)の青森県への民放3局目の周波数割り当ての時点では、青森県の民放第3局はフジテレビ系列(FNNFNS)も候補に挙がっていたが、最終的にテレビ朝日系列(ANN)として開局することになった[注 6]。詳細は「民放テレビ全国四波化#地元新聞社を巻き込んだ民放TV4局化に至るまでの論争」および「さくらんぼテレビジョン#放送開始まで」を参照
局データ
本社

市街地からは車で15分程度離れ、周囲には田畑も目立つ。空港連絡バスが目の前に停車するが、市内方面へは利用できない。

郵便番号:030-0181(専用、青森西郵便局区内)

住所 - 青森市荒川字柴田125番1

支社・支局など
八戸支社(
八戸市
青森県南地域を取材対象地域としている。開局以来の本社が置かれていた(ただし、実質の本社機能は放送センターのある青森市にあった)が、地上デジタル放送開始を機に2006年平成18年)7月1日付けで登記上の本店を青森市に変更したため、同日より支社となった。かつては、送信施設(鉄塔)にお天気カメラを設置していた(鉄塔の解体に伴い、廃止)。また、開局当初はローカルニュースで八戸本社からの「顔出し」があった。その後2022年令和4年)8月に八戸市美術館近くのビルに移転している。このビルには八戸市のコミュニティFM局であるBe FMの本社および演奏所も入居している。
弘前支社(弘前市
津軽地方(東青津軽地区を除く)を取材対象地域としている。
東京支社(東京都中央区
2020年(令和2年)12月21日、銀座に支社を移転し、他の在青民放テレビ局と同じく銀座に東京支社を置く形になった。
関西支社(大阪市北区
他の在青民放テレビ局の名称のように大阪支社ではなく、関西支社となっている。
仙台支社(仙台市太白区
他の在青民放テレビ局の拠点のように支局ではなく、当局のみ支社を置いている。2021年(令和3年)9月20日に東日本放送の本社内に移転した。

在青民放テレビ局では唯一、青森支社を設置していない。

支社所在地

八戸支社:青森県八戸市番町22番1号 番町NDビル3階

弘前支社:青森県弘前市代官町17番地 明治中央ビル

仙台支社:宮城県仙台市太白区
あすと長町1丁目3番15号 東日本放送内

東京支社:東京都中央区銀座7丁目17番12号 銀座東京ビル7階

関西支社:大阪府大阪市北区堂島2丁目1番31号 京阪堂島ビル4階

資本構成

企業・団体の名称、個人の肩書は当時のもの。出典:[3][4][5]
2021年3月31日

資本金発行済株式総数株主数
25億円50,000株43

株主株式数比率
テレビ朝日ホールディングス10,950株21.9%
朝日新聞社10,500株21.0%
読売新聞東京本社4,000株08.0%
日刊スポーツ新聞社2,000株04.0%
青森銀行1,850株3.7%
みちのく銀行1,850株3.7%
吉田産業1,650株03.3%

過去の資本構成1992年3月31日

資本金授権資本1株発行済株式総数株主数
25億円100億円5万円50,000株62

株主株式数比率
朝日新聞社3,000株6.0%
産業経済新聞社1,500株3.0%
日本経済新聞社1,500株3.0%
読売新聞社1,500株3.0%
コクド1,500株3.0%
吉田昌平 [6]1,500株3.0%
葛西清美 [7]1,500株3.0%
中道長吉 [8]1,500株3.0%
津島実1,500株3.0%
三浦永祐1,500株3.0%
駒井秀一1,250株2.5%
佐藤基衛1,250株2.5%
2003年3月31日

資本金発行済株式総数株主数
25億円50,000株50

株主株式数比率
全国朝日放送9,950株19.9%
朝日新聞社9,500株19.0%
産業経済新聞社1,500株03.0%
日本経済新聞社1,500株03.0%
コクド1,500株03.0%
吉田産業1,500株03.0%

沿革・ネットワークの移り変わり

1986年昭和61年)1月17日 - 青森地区第3局の周波数割り当て。同年3月20日までに青森地区では111件の免許申請があった。

1990年平成2年)

4月2日 - 予備免許交付。

5月15日 - 設立。


1991年(平成3年)

9月24日 - 9:15からサービス放送開始[注 7]。東奥日報と陸奥新報では、この日からABAの番組表を掲載した。

10月1日 - 5:30から本放送開始。青森県3番目のテレビ局(テレビ朝日系列局)として開局、本放送開始(同じANN系列局、石川県の北陸朝日放送と同時、北東北地区のANN系フルネット局としては最初)。同日9:30から開局記念番組として、『私の青森「ABAからこんにちは!」ABAができるまで』を11:30まで放送。開局当日の県内主要紙には、初代社長・葛西清美と徹子の部屋MCである黒柳徹子のインタビュー記事が掲載された。最初の番組は『CNNデイブレイク』。

ABA開局までは青森放送がテレビ朝日系列だったため、移行された番組[注 8] の割合は青森放送=9:青森テレビ=1である。ただし、RABの9割のうち6割はRABからATVへ移行して再びRABへ戻ったものである。そのため、正式な割合はRAB=3:RAB→ATV→RAB=6:ATV=1。

ニュース番組はRABからの引き継ぎだが、引き継がれたものは朝のニュース(ANNニュースフレッシュの日曜日のみ、現在は朝のANNニュース)と昼のニュース(ANNニュースライナー、現在は昼のANNニュース)で、夕方および夜のニュース番組は新規ネット開始であった。なお、民教協制作分はRABが脱退しなかったため移行されなかった。



1998年(平成10年)9月20日 - 開局7周年を記念して、「ドキタン」を局キャラクターとして採用。

2005年(平成17年)10月1日 - デジタルマスターへ更新(NEC製、更新作業に伴い9月30日深夜の「朝まで生テレビ!」は休止・10月1日朝は6:30から放送開始)。

2006年(平成18年)

6月15日 - 地上デジタルテレビ放送試験放送開始(青森本局)。

7月1日 - 地上デジタルテレビ放送の本放送開始(青森本局)。青森市の放送センターを登記上の本社に、八戸市の本社を「八戸支社」に変更。


2008年(平成20年)7月6日 - 当局がチャーターした取材ヘリコプターが大間崎沖で墜落事故を起こし、航空会社の機長など乗員2名が死亡、ABAアナウンサー木村慎吾とカメラマンの2名が行方不明となる(2009年(平成21年)6月17日に死亡認定)。

2011年(平成23年)7月24日 - アナログ送信所・中継局の全てが廃局。地上デジタル放送に完全移行。

2012年(平成24年)4月23日 - 平日のレギュラー報道番組「スーパーJチャンネルABA」の新コーナー「あおもりのみんなでソラをライブ」にて、県内ローカルテレビ局初の、インターネット回線経由を使ったデータ放送双方向機能の使用を開始[注 9]


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