霧の旗
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併映『ぜったい多数[7]
スタッフ

監督:
山田洋次

原作:松本清張 -中央公論社版-

脚本:橋本忍

製作:脇田茂

撮影:高羽哲夫

美術:梅田千代夫

音楽:林光

照明:戸井田康国

編集:浦岡敬一

録音:小尾幸魚

調音:佐藤広文

装置:川添善治

装飾:鈴木八洲雄

現像:東洋現像所

協力:菱一 東芝音楽芸能株式会社

助監督:杉岡次郎

渉外:中村興一

進行:吉岡博史

映倫:13858

※スタッフ本編クレジット表記順
キャスト

柳田桐子:
倍賞千恵子

大塚欽三:滝沢修

河野径子:新珠三千代(東宝)

杉田健一:川津祐介 - (注)クレジット表記通り

阿部幸一:近藤洋介

島田検事:内藤武敏

柳田正夫:露口茂

信子:市原悦子

久岡:清村耕次

奥村:桑山正一

裁判長:浜田寅彦

上田係長:田武謙三

バー「海草」のマダム:阿部寿美子

「みなせ」支配人:穂積隆信

家主:三崎千恵子

船員:井川比佐志

大町文夫

菅原通済

山上:河原崎次郎

大塚芳子:逢初夢子

牧よし子

検事:幸田宗丸

山本幸栄

和地広幸

小田草之介

鬼笑介

青山宏

佐々木恒子

村上記代

川村禾門

岡部健

前田恵介

高杉裕児

土田桂司

※本編クレジット表記順

谷村編集長:金子信雄 (ノンクレジット)

製作

本映画は当初東宝の企画として、橋本忍による脚本が書かれていた[8]。しかし脚本を読んだ山田洋次が松竹に持ち込み、松竹の城戸四郎と交渉の末、映画化が実現した[注 2]

倍賞千恵子の柳田桐子役への起用は、「『下町の太陽』の女優に復讐させる」という橋本忍の提案を、山田洋次が採用したもの。皇居の前を桐子が歩くシーンは、脚本にはなく山田が現場で考えたが、山田は倍賞を「(無心になって)ただ歩いているというのが軽やかにできる人」と賞賛している[9]

打ち合わせの際、河野径子役の新珠三千代は「やりにくい」と言ったが、橋本忍は「主役は倍賞さんと滝沢(修)さんとあなたの三人。こういう場合、どうしても一人、損な役が出てきちゃうんですよ」と言い、納得させようとしたという[10]
興行成績

東映が本作の一ヵ月前の4月に公開した中村錦之助主演・田坂具隆監督の『冷飯とおさんとちゃん』が大コケ、早期打ち切りに遭ったのを切っ掛けに[7][11]、本作と同時期に公開された三國連太郎主演・山本薩夫監督の『にっぽん泥棒物語』、山本監督『証人の椅子』(大映配給)、熊井啓監督の『日本列島』(日活配給)と、日本映画には珍しく宣伝期間もたっぷりかけ、日本映画の良心と高い評価を受けた秀作が、相次いで興行的にコケるというショッキングな事態が起きた[7]。この煽りで本作と『ぜったい多数』(桑野みゆき主演・中村登監督)の二本立てもコケた[7]
1977年

霧の旗
監督
西河克己
脚本服部佳
製作堀威夫
笹井英男
出演者山口百恵
三浦友和
三國連太郎
加藤治子
夏夕介
石橋蓮司
高橋昌也
音楽佐藤勝
撮影前田米造
編集鈴木晄
配給東宝
公開 1977年12月17日
上映時間95分
製作国 日本
言語日本語
配給収入8億8900万円[12]


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