電気グルーヴ
瀧は映画『ステレオフューチャー』や『ローレライ』で重要な役柄を演じたり、漫画雑誌『週刊少年チャンピオン』で連載していた『樹海少年ZOO1』の漫画原作を担当する(作画は漫☆画太郎)などタレント業・映像面で活動した[8]。
メンバー
石野卓球 - ボーカル、サンプリング
ピエール瀧 - 瀧、ボーカル、サンプリング
最初に結成を呼びかけ、主に音楽的な方面でイニシアティヴをとるのは石野だが、メンバーが3人以上在籍する当時から、バンドのリーダーを瀧とする場合と石野とする場合と、その時々によって宣言は適当である。特にデカくて目立つという理由からか、TVのバラエティ番組等では瀧をリーダーとして紹介する場面も多々見られた。番組内で、「電気グルーヴの中で瀧さんは何の担当なのですか?」と訊かれ、「瀧です。」と答えたことから、瀧の担当パートは「瀧」とクレジットされている[注釈 3]。また「電気グルーヴの役割?他のバンドには俺がいないこと(笑)」とも語っている[9]。
過去
砂原良徳
CMJKの後継プログラマーとして参加。愛称は「まりん」。電気グルーヴのオールナイトニッポン内でも一貫してまりんと呼ばれていたが、砂原はオールナイトニッポンの二部時代にパーソナリティとしてほとんど姿を現さなかった。作風がテクノ化すると、キーボーディストとしての露出が多くなった。
高橋嵐
プログラマーとして参加。
若王子耳夫(わかぷりんす みみお)
石野や瀧と同じく、前身バンド「人生」から電気グルーヴに参加したメンバー。ギターとストリングスを担当。ベースも弾く。かつて「人生」ではボーカルも担当しており、フロントメンバーのひとりであった。代表曲「耳夫サンバ」は「人生」やナゴムレコードのファンだった初期のスチャダラパーもサンプリングしていた。瀧とは「悲しい」という別ユニット名も決定し、大槻ケンヂ率いる「まんが道」のステージにも参加したことがある。電気結成から間もない頃に宝島社から発売されていたビデオマガジン『VOS』の連載企画「電気グルーヴ的こころ」には石野、瀧、耳夫の元「人生」の三人で出演していた。電気の初代ギタリストとしては吉沢が(一時的とはいえ)先に在籍していた経歴があるため、この「電気グルーヴ的こころ」では二代目ギタリストとして紹介されている。高橋と共にアルバム『662 BPM BY DG』の発表と同時期に電気を脱退した後は、ナゴム時代の同僚バンド「死ね死ね団」に加入しての活動を経て、さらに「Badge714」に参加する。330 mimio名義で、CUBISMO GRAFICO FIVEにギタリストとして在籍していたが、2009年8月23日のライヴを最後に脱退。
CMJK(1967年8月21日 - )
宮城県仙台市出身。テクノバンド「Cutemen」での活動を一旦終了し、耳夫と高橋が脱退した後の1990年に電気グルーヴに加入。電子楽器のプログラミングと作曲を担当した。本名は北川潤(きたがわ じゅん)。
後藤 - ドラムス
石野いわく「彼、まだ辞めるって言っていないから、まだメンバー。電気グルーヴは、ピエール、卓球、後藤の3人」と話す(2018年3月1日放送、TBSラジオ『たまむすび』にて)。「最初の打ち合わせだけ来た幻のメンバー。辞めるって言ってないから、彼もまだ電気グルーヴのメンバー」と、石野はラジオで語っている。ただし、公式サイトのプロフィール欄に記載されているのは石野卓球、ピエール瀧の2人のみである。※この他にもリハーサルまで参加した吉沢、人生(ZIN-SAY!)の結成メンバーで東京初ライヴのみ参加したK太など一時的に在籍したメンバーも複数存在する。なおサポートメンバーであるDJ TASAKA、KAGAMI、渡部高士、agraphに関しては#電気グルーヴと関わりの深い人物の項目で後述する。
略歴
1980年代人生(ZIN-SAY!)解散翌日の1989年4月27日、電気グルーヴは初台駅近くのデニーズ西新宿店で石野卓球とピエール瀧を中心に結成された。
1989年
アシッド・ハウスやヒップ・ホップに触発され、特にパブリック・エナミーやポップ・ウィル・イート・イットセルフに多大な影響を受けていた石野卓球はインディーズバンド「人生(ZIN-SAY!)」(ナゴムレコード所属)にこれらの要素を取り入れようと試行錯誤していたが、バンド編成になっていた人生でそれを実現することは難しく活動を続けていくことに限界を感じていた。
その後、メンバー・おばば(EX分度器)の脱退を機に東京、名古屋、大阪でラストツアー「おばば崩御 さよならおばば(EX分度器)ツアー」を敢行。4月26日、梅田のバーボンハウスでのライヴを最後に人生は解散する。
4月27日 - 人生解散の翌日に石野はピエール畳(瀧)、若王子耳夫、高橋嵐、吉沢、K太、後藤らを誘い、デニーズ西新宿店で電気グルーヴを結成する[注釈 4]。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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