電光掲示板
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都心部の駅や空港には案内のための電光掲示板が多く設置されている。駅では、基本的にその列車種別・発車時刻・行き先・発車番線・備考欄などがある。また、道路にも主に交通情報等を知らせる為に、ガソリンスタンドにも給油単価を表示するために設置されている。

京成上野駅の電光掲示板

東北新幹線の車内電光掲示板(車内案内表示装置

新名神高速道路の電光掲示板(道路情報板

コスモ石油のガソリン単価電光掲示板

スポーツ施設「スコアボード」も参照

日本の陸上競技場で初めて電光掲示スコアボードを採用したのは国立霞ヶ丘競技場陸上競技場である。また、日本のプロ野球使用球場で初めて電光掲示スコアボードを採用したのは東京ドームの前身にあたる後楽園球場である(詳しくは後楽園球場、東京ドームの項目を参照)。

また大相撲でも、年6場所制の定着した昭和30年代後半頃から、その日の取組と勝敗を表示する電光掲示板を本場所の開催施設内に設置している。

そのほか、競馬場などの公営競技場では超大型の映像装置が設置される例が多い。世界最大の映像装置は、住之江競艇場シャティン競馬場東京競馬場川崎競馬場の川崎ドリームビジョンの順に更新し、2010年1月現在はアラブ首長国連邦メイダン競馬場の表示装置[9] が記録を保持している。

従来は映像装置と文字表示は別とし、文字表示は文字部分のみ発光体とするケースでが多かった。LEDの改良でコストが下がったこともあり全面を映像装置とし、文字も映像とする方式が増えつつある。

また従来型の電球式、ないしは手書きパネル式の掲示板の老朽化により、スコアボードの改修がなされる際、上掲のLED方式のほか、完全電光表示よりも低コストで設置することが可能な磁気反転型[4] のものを取り入れる場合もある。磁気反転型のスコアボードを使用した主な競技場には、読売ジャイアンツ球場など多くの野球場では2色反転(多くは白と黒、ないしはレモンイエローと黒)のものが使われており、ナゴヤ球場坊っちゃんスタジアム正田醤油スタジアム群馬ニッパツ三ツ沢球技場IAIスタジアム日本平Pikaraスタジアム(丸亀)などは4色反転が使われていた[10]

国立霞ヶ丘陸上競技場の電光掲示板(1964年)

大相撲・両国国技館の電光掲示板

4色反転盤時代の丸亀競技場

遊技施設

日本各地にあるパチンコ店などの遊技施設の広告看板に使用されることが多い。パチンコ店はパチンコ台やスロット台など頻繁に台の入れ替えがあり、その情報をユーザーに告知したり、特定の日に行われるお店のイベントを告知するのに利用される。遊技施設の広告看板は上記のような頻繁に更新する映像を必要とするため、サービスを行うことができる業者が限られ、電機メーカーやLEDメーカーのものよりも映像製作・配信をサービスメニューとして持っているところに集中する傾向がある。

パチンコ店

劇場

外国語あるいは伝統芸能を演じる劇場において、せりふを翻訳して伝える電光掲示装置があり、字幕表示装置、字幕機[11] などと呼ばれている。
その他

その他、街頭におけるニュースや天気予報などの表示など、さまざまな用途に用いられている。

天気予報(大阪・戎橋

東証Arrowsマーケットセンターの環状電光掲示板

公衆便所の空き状況

メーカー

鉄道関連

新陽社

京三製作所

日本信号

大型映像装置

三菱電機 - オーロラビジョン

パナソニック - アストロビジョン(オリンピック用途を除き、2009年3月に国内市場での新規受注を中止)

東芝ライテック - スーパーカラービジョン

東芝インフラシステムズ - COSMOVISION(コスモビジョン)


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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