雷電_(航空機)
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^ 渡辺洋二によれば、主翼製造を日本建鐵、胴体製造を高座工廠で分担しており、米軍調査団の資料では約130機、高座工廠飛行機部技手の早川金治の回想では50?60機、海軍省と軍需省の資料の突合せでは約90機が高座工廠で生産された。[1]
^ ただし水メタノール噴射装置も燃料噴射装置も搭載しない。性能は1速全開 1,680 馬力(高度 2,100 m)、2速全開 1,510 馬力(高度 5,700 m)と試算。
^ これは事前に実機を使用した実験が行われたほど開発当初から懸念されていた。
^ これは発動機側に一次振動の抑制が図られていなかったためである。日本の複列発動機の主連棒は前後で180°配置となっていたが、これは一次振動が最も強まる配置であった。P&W R-2800をはじめとする欧米の発動機は主連棒を隣接配置として一次振動を解消、逆に強まる二次振動に対しては発動機回転数の倍速のバランサを設けることによって解消している。これらには高次振動に対するダイナミック・バランサが装備されていたが、日本ではが限定的に装備したのみであった。
^ 実際には「層流翼だから失速特性が悪かった」のではなく、「層流翼に気をとられて失速特性のよくない翼型になっていた」ためだといわれている。
^ 層流翼の問題は他国でも発生しており、P-51ではノースアメリカンNACAと共同開発した層流翼(NAA/NACA 45?100)を採用したことで速度性能が優れ高速時にも運動性能が低下しない利点があったが、失速特性が悪く低速での格闘性能は低かった。このため開発時には大型の風洞で実験を繰り返して形状を最適化、生産時にはリベットパテで埋めて削るなど表面処理を徹底、マニュアルで失速時の挙動や着陸時の注意事項を詳細に解説するなどの対策を取っている。
^ 九九式二号銃4挺に統一した型も存在するが、この型は試作だけ、または極少数が生産されたのみとされている。
^ 防弾ガラスの追加は既存機にも実施された。但し、重量増や視界悪化から実施部隊で取り外されてしまう場合もあった。
^ 強制冷却ファンの直径が850 mm に拡大されている。

出典^ 世界の傑作機 No.61 1996年11月、17-19頁。
^ 零戦搭乗員会『海軍戦闘機隊史』(原書房)P.276
^ 『[歴史群像]太平洋戦史シリーズ29 局地戦闘機 雷電』(学習研究社)P.121
^ 世界の傑作機 No.61 1996年11月、13-14頁。
^ 丸 2021年2月、74頁。
^ 丸 2021年2月、71-74頁。
^ 坂上茂樹 2021, pp. 634?657.
^ 世界の傑作機 No.61 1996年11月、12頁。
^ a b 世界の傑作機 No.61 1996年11月、14頁。
^ 丸 2021年2月、73頁。
^ 坂上茂樹 2021, pp. 459?461.
^ 朝日ソノラマ 局地戦闘機「雷電」渡辺洋二 P.57?58
^ a b 世界の傑作機 No.61 1996年11月、10-21頁。
^ 丸 2021年2月、71頁。
^ a b 丸 2021年2月、82-83頁。
^ a b 世界の傑作機 No.61 1996年11月、12頁。
^ 出射忠明 『飛行機メカニズム図鑑』 1985年6月、93頁。
^ 社団法人 日本航空技術協会 新航空工学講座Fプロペラ P.21 プロペラ後流による抗力増加
^ 養賢堂 飛行機設計論 P.290 P.292
^ 日本航空技術協会 飛行力学の実際 P.74
^ 養賢堂 飛行機設計論 P.300
^ 飛行力学の実際 P.101 第5B・3図 旧海軍機の最大速度
^ 飛行機設計論 P.586 B7・3図
^ a b 世界の傑作機 No.61 1996年11月、13頁。
^ 酣燈社 知られざる軍用機開発 下巻 P66
^ 酣燈社 設計者の証言 下巻 P296
^ 酣燈社 設計者の証言 下巻 P295
^ 光人社NF文庫 海軍戦闘機列伝 P.264?P.265
^ 朝日ソノラマ 局地戦闘機「雷電」 渡辺洋二 P.99?P.100

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