「雨」字は空から地上へと降ってくる水滴である雨を意味する。天にある雲の間から水が落ちてくる様子に象る。
また動詞として雨などが降ることを意味する(字音は声調が去声となる)。
偏旁の意符としては気象や天候に関わることを示す。多くは冠の位置に置かれ、上下構造を作る。また「雨」を意符とする漢字以外に、靉・靆など、「雲」を意符とする漢字なども収められている。
雨部はこのような意符を構成要素に持つ漢字を収める。 「雨」のなかの水滴を表す4つの筆画には差異が見られる。 印刷書体(明朝体)において『康熙字典』は、単体の「雨」は4つの点、冠の「雨」は篆書の字形に基づき「雪」のように4つの短い横画を採用している。日本および中国ではこれに従っている[1]。 一方、台湾の国字標準字体・香港の常用字字形表は楷書の字形に基づき、短い点・撥ね・左払い・右払いの形(「摂」「渋」や「.mw-parser-output .jis2004font{font-family:"源ノ角ゴシック JP Normal","源ノ角ゴシック JP","Source Han Sans Normal","Source Han Sans","NotoSansJP-DemiLight","Noto Sans CJK JP DemiLight","ヒラギノ角ゴ ProN W3","ヒラギノ角ゴ ProN","Hiragino Kaku Gothic ProN","メイリオ",Meiryo,"新ゴ Pr6N R","A-OTF 新ゴ Pr6N R","小塚ゴシック Pr6N M","IPAexゴシック","Takaoゴシック","XANO明朝U32","XANO明朝","和田研中丸ゴシック2004絵文字","和田研中丸ゴシック2004ARIB","和田研中丸ゴシック2004P4","和田研細丸ゴシック2004絵文字","和田研細丸ゴシック2004ARIB","和田研細丸ゴシック2004P4","和田研細丸ゴシックProN",YOzFont04,"IPA Pゴシック","Yu Gothic UI","Meiryo UI","MS Pゴシック";font-feature-settings:"jp04"1}?」などの4点に似る)を採用している(ただし、コンピュータ上でWindowsが装備するフォント細明體・新細明體 (PMingLiU・MingLiU) は5.03版(Windows Vista 標準装備)以降でないとこれに対応しておらず、それ以前の版では康熙字典体で表される)。 雨 44:?
字体のデザイン差
部首の通称
日本:あめかんむり・あまかんむり
中国:雨字頭
韓国:???(bi u bu、あめの雨部)
英米:Radical rain
部首字
中古音
広韻 - 1.王矩切、麌韻、上声 2.王遇切、遇韻、去声(動詞、ふるの意)
詩韻 - 1.麌韻、上声 2.遇韻、去声
三十六字母 - 喩母三等
現代音
普通話 - ?音:1.y? 2.yu 注音:1.?? 2.?? ウェード式:1.yu3 2.yu4
広東語 - 粤?:1.jyu5 2.jyu6 イェール式:1.yu5 2.yu6
日本語 - 音:ウ(漢音・呉音) 訓:1.あめ 2.あめふる
朝鮮語 - 音:?(u) 訓:?(bi、雨)・? ?(bi ol、雨が降る)
甲骨文
金文
大篆
小篆
例字詳細は「wikt:Wiktionary:漢字索引 部首 雨」を参照
雨
3:雪・雫、4:雲・雰
最大画数
脚注^ 明朝体によっては冠の下2つの横画が上2つの横画に比べて僅かに長くなる。また、ゴシック体のように三角形のうろこが全く無いデザインもある。