モデルアニメーションを作品に取り入れているのも特徴である[9]。『機動刑事ジバン』の劇場版に登場したダイギバノイドは一部をモデルアニメーションで表現しておりその演出も担当したが、造形物が大きいため東映の現場では不評で、自社でできればよかったとの想いを抱いた[2]。こうしたことをきっかけに、イメージ通りに表現するにはある程度コントロールできる立場にいなければならないと感じ、監督をやるしかないと考えるようになったという[2]。
『ジェットマン』出演者の一人である若松俊秀は、雨宮の印象を「おとなしい人」と評しているが、雨宮自ら若松演じる凱のメイン回は自身が担当すると宣言していたという[10]。またオーディションの時は、雨宮と黒澤映画の話で盛り上がったという[10]。
牙狼〈GARO〉シリーズに出演する小西遼生(小西大樹)は、雨宮について初期は細かい部分にまで演技指導が入り厳しかったが、そのおかげで自信を持って演じられるようになったといい、また自宅では現場とは違い優しく、そのギャップにも好感を持ったことを述べている[11]。 『ジェットマン』のメインライターを務めた井上敏樹とは、その数年前に未制作に終わったオリジナル作品の企画で出会っていた[5][12]。井上は、雨宮とは同い年で、最初からうまがあっていたと述べている[12]。 俳優の螢雪次朗は『ゼイラム』を皮切りに雨宮の監督作に多く出演しており、「雨宮組の番頭」を自認し、彼を敬愛している[13][14]。 映画監督の金田龍とは1989年の東京国際ファンタスティック映画祭で出会って以来、公私に渡る交友関係が続いている[15]。 デザイナーの寺田克也は専門学校時代の後輩にあたる[15][2]。若いころは寺田がクラウドや雨宮の自宅に出入りしており、雨宮は「宿泊代」として『超人機メタルダー』のデザインを寺田に振っている[16]。フィギュア造形作家の竹谷隆之も同じく後輩であり、『ゼイラム』をはじめとする雨宮作品のキャラクター造形の多くを担当している。 また、漫画家の桂正和も専門学校時代の後輩にあたり、『ゼイラム』で脇役として出演したほか、同作のアニメ化である『I・R・I・A ZEIRAM THE ANIMATION』ではキャラクター原案を担当し、また『牙狼 -紅蓮ノ月-』ではキャラクターデザインを担当している。
交友関係
作品
映画
ガンヘッド(1989年) - エフェクトアニメーション
人造人間ハカイダー(1995年) - 監督・キャラクターデザイン・編集(ビデオバージョン)
タオの月(1997年) - 監督・脚本・キャラクターデザイン
怪談新耳袋劇場版「約束」(2004年) - 監督
MEATBALL MACHINE -ミートボールマシン-(2006年) - クリーチャーデザイン
コワイ女「カタカタ」(2006年) - 原案・脚本・監督
ROKUROKU(2018年) - 原作・総監督
HE-LOW(2018年)題字
ゼイラム
ゼイラム(1991年) - 脚本・監督
ゼイラム2(1994年) - 原作・脚本・監督
仮面ライダーシリーズ
仮面ライダーZO(1993年) - 監督・キャラクターデザイン
仮面ライダーJ(1994年) - 監督・キャラクターデザイン
劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー(2009年) - ライダーマンデザイン
牙狼〈GARO〉シリーズ
牙狼〈GARO〉?RED REQUIEM?(2010年) - 原案・監督・脚本
牙狼〈GARO〉?蒼哭ノ魔竜?(2013年) - 原作・監督・脚本
牙狼外伝 桃幻の笛(2013年) - 原作・総監督・脚本
絶狼〈ZERO〉-BLACK BLOOD-(2014年) - 原作・総監督
牙狼〈GARO〉-GOLDSTORM- 翔(2015年) - 原作・監督
媚空 -ビクウ-(2015年) - 原作・総監督
牙狼〈GARO〉-DIVINE FLAME-(2016年) - 原作
牙狼〈GARO〉神ノ牙-KAMINOKIBA-(2018年) - 原作・監督・脚本
薄墨桜-GARO-(2018年) - 原作
牙狼〈GARO〉-月虹ノ旅人- (2019年)- キャラクターデザイン・筆文字、原作・脚本・監督
ビデオ
未来忍者 慶雲機忍外伝(1988年) - 監督