この場所は江戸時代には御料地で、徳川家光の時代の寛永15年(1638年)に薬草を栽培するための御薬園となり、徳川吉宗の時代の享保4年(1719年)に将軍の鷹狩用の鷹を飼育する御鷹部屋となっていた[1]。
1876年(明治9年)に東京会議所から東京府が管理事務を引き継ぎ、1889年(明治22年)に東京市の管轄となったのち、1935年(昭和10年)「雑司ヶ谷霊園」に名称変更。現在は東京都公園協会が管理している。
ジョン万次郎、小泉八雲、夏目漱石、竹久夢二、泉鏡花、東條英機、永井荷風、サトウハチロー、東郷青児、大川橋蔵など著名人の墓が多くあり、夏目漱石の小説『こゝろ』の舞台にもなっている。
アクセス
都電荒川線(東京さくらトラム)都電雑司ヶ谷停留場から徒歩5分。
東京メトロ有楽町線東池袋駅から徒歩10分。
東京メトロ副都心線雑司が谷駅から徒歩10分。
JR・西武鉄道・東武鉄道池袋駅東口から徒歩15分。
都立公園公式サイトより[2]。
著名人の墓入口の説明雑司ヶ谷霊園内の様子
池田菊苗
泉鏡花
いずみたく
十五代目市村羽左衛門
伊藤長七
岩瀬忠震
岩野泡鳴
初代江戸家猫八
大川橋蔵
尾形月耕
荻野吟子
小栗忠順
押川春浪
鬼坊主清吉
六代目尾上梅幸
川口浩
金田一京助
窪田空穂
ラファエル・フォン・ケーベル
小泉八雲
サトウハチロー
島津一郎
ジョン万次郎
高橋順太郎
千葉定吉
千葉重太郎
林春雄
武島羽衣
竹久夢二
蔦田二雄
蔦田公義
東郷青児
東條英機
永井荷風
中村進午
成島柳北
成瀬仁蔵
夏目漱石
野沢那智
羽仁もと子
羽仁五郎
久松保夫
古川緑波
村山槐多
脚注[脚注の使い方]
注釈^ 旧朱引内:御府内、東京府内。江戸の範囲を絵図面に朱線を引いて示したことから。明治2年、新たに朱引内(市街地)と朱引外(郷村)が設定された。
^ 同時期に造営された墓地に、青山、同立山、染井、亀戸、谷中がある。