障害
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また、「障碍者」「障碍」を使うべきとして、佐賀県知事古川康らによる交ぜ書きそのものが好ましくないとする批判もある[13]

2010年6月7日に文化審議会国語分科会より文部科学大臣に答申された改定常用漢字表では、2009年3月と11月の2回にわたり実施されたパブリックコメントで「碍」の追加を要望する意見が多数にのぼったが、審議の結果「碍」の追加を拒否する方針が決定された[14]。但し、2009年12月に設置された内閣府の障がい者制度改革推進本部で公文書における「障害」の表記見直しについて議論されている為、同本部に設置されている障がい者制度改革推進会議より文化審議会に対して特に「碍」の追加を求められた場合は、11月に予定されている内閣告示の前に改めて議論するものとされている[15]
医学的障害の種類[ソースを編集]

身体障害

視覚障害

聴覚障害

言語障害

運動障害

内部障害


知的障害

発達障害


精神障害

発達障害

なお、障害学上の障害については障害学(英語版)を参照。
脚注[ソースを編集][脚注の使い方]
注釈[ソースを編集]^ 民間で「障碍」を使用している企業・団体には、日本IBM: ⇒IBM、ウェブ・アクセシビリティーを促進するコラボレーション・ソフトウェアを開発マイクロソフト: ⇒http://www.microsoft.com/japan/enable/products/vmanual/default.mspx 視覚障碍 (しょうがい) 者向け簡易マニュアル]、コクヨ: ⇒特例子会社のコクヨKハート障碍者雇用優良企業の認証を取得、ボイジャー: ⇒目の見えない人に本を届ける 視覚障碍者の読上げソフトとドットブックが手を結ぶ日本映像ソフト協会: ⇒Q20. ビデオソフトに音声ガイドや日本語字幕が入っていない作品があります。目や耳に障碍(しょうがい)をお持ちの方でも楽しめるソフトはありませんか?、 ⇒視覚障碍者読書支援協会などがある。
^ しかし丸山一郎によれば[要検証 – ノート]、すでに1932(昭和7)年施行の「救護法」において「精神又は身体的障碍のある者」といった表現が使われており、こうした意味の語として「障害」よりも先に「障碍」が使われていたことは間違いがないという。とはいえ、明治期の法令でもすでに障害、障碍、共に使用されており[要検証 – ノート]、医学分野においても、たとえば「栄養障害」は「栄養障碍」とともに明治期より用例があり、両者は混用されていた。なお、身体障害者福祉法の施行に先んじて1946年には当用漢字が告示されており、「碍」の字はもはや公文書に使うべきでないとされていた。

出典[ソースを編集]^ a b c d e 「障害」の表記に関する作業チーム『「障害」の表記に関する検討結果について』 2010.
^ a b 「夕刊読売新聞」2021年2月26日4版
^ JIS X 0014:1999(日本産業標準調査会経済産業省) (ISO/IEC 2382-14 : 1997)
^ JIS Z 8115:2000(日本産業標準調査会経済産業省
^ 当麻喜弘, 南谷崇, 藤原秀雄,「フォールトトレラントシステムの構成と設計」,槇書店, 1991.
^ 上田敏「 ⇒国際障害分類初版(ICIDH)から国際生活機能分類(ICF)へ: 図1」『ノーマライゼーション 障害者の福祉』2002年6月号、公益財団法人日本障害者リハビリテーション協会。 
^ 社会・援護局障害保健福祉部企画課『「国際生活機能分類?国際障害分類改訂版?」(日本語版)の厚生労働省ホームページ掲載について』厚生労働省、2002年8月5日。https://www.mhlw.go.jp/houdou/2002/08/h0805-1.html。 
^ 松本ちひろ「ICD-11「精神,行動,神経発達の疾患」構造と診断コード」『精神神経学雑誌』第123巻、2021年、42-48頁、2024年5月1日閲覧。 
^ 佐藤久夫「 ⇒WHO国際障害分類試案の内容」『リハビリテーション研究 STUDY OF CURRENT REHABILITATION』第71号、公益財団法人日本障害者リハビリテーション協会、1992年4月。 
^ a b 志村哲郎 中村文哉(編)『生と死の人間論:社会福祉学と社会学の<あいだ>で』 ふくろう出版 2009年、ISBN 978-4-86186-377-6 p.58.
^“「障がい」、「障がい者」の表記の使用について”. 山形県庁. ⇒http://www.pref.yamagata.jp/health/handicap/6090004publicdocument200703157555717731.html 2010年8月22日閲覧。 
^ 半田市「障がい者」と平仮名表記(中日新聞、2008年12月3日)
^ 発表項目:「障害」の表記見直しを要望します
^要望の多かった「玻・碍・鷹」の扱いについて
^改定常用漢字表(答申) 12ページ。

参考文献[ソースを編集]

「障害」の表記に関する作業チーム『「障害」の表記に関する検討結果について (障がい者制度改革推進会議 第26回資料2)』(pdf)(レポート)2010年11月22日。https://www8.cao.go.jp/shougai/suishin/kaikaku/s_kaigi/k_26/pdf/s2.pdf。 

外部リンク[ソースを編集]

救護法条文(中野文庫) - ウェイバックマシン(2019年3月31日アーカイブ分)


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