陸軍少将
[Wikipedia|▼Menu]
□記事を途中から表示しています
[最初から表示]

なお、一覧表は2018年3月27日現在[51]指定職及び自衛官#自衛官と防衛省内局及び他省庁の官僚との比較も参照のこと。

防衛省以外では、内閣官房および外務省に各1名が出向する。

内閣官房では『内閣官房内閣審議官、内閣官房副長官補付』として内閣官房国家安全保障局(NSC)勤務となる。将補(一)が任命され、三幕の防衛部長もしくはそれに準ずる職に一度補職されたのち、即日内閣官房に出向する人事が発令される。出向後はまず内閣事務官に任命され、次に将補を兼任する。(例として表記は、内閣事務官 兼 陸将補。)出向解除の際は、一度将補の兼任を解除したのち、内閣事務官から将補に転任という形をとる。この人事の際、将に昇格する場合は内閣事務官から将に任命される。

また、外務省では在アメリカ日本大使館に駐在する米国首席防衛駐在官は将補(二)が指定される。

将補(一)及び(二)の官職組織将補(一)将補(二)
防衛省施設等機関防衛研究所副所長、内閣官房国家安全保障局内閣審議官(内閣官房副長官補付)防衛大学校訓練部長、防衛学教育学群長
防衛監察本部監察官(定数3名)
情報本部情報官(3名の自衛官のうちの一人)
米国首席防衛駐在官
統合幕僚監部
共同の部隊統合幕僚監部総務部長、防衛計画部長統合幕僚監部指揮通信システム部長、報道官、首席後方補給官
統合幕僚監部運用部副部長、防衛計画部副部長
自衛隊情報保全隊司令
陸上幕僚監部
陸上自衛隊陸上幕僚監部人事教育部長、運用支援・訓練部長、防衛部長、装備計画部長
方面総監部幕僚長
旅団
自衛隊福岡病院長
陸上自衛隊補給統制本部副本部長
陸上自衛隊教育訓練研究本部副本部長陸上幕僚監部監理部長、指揮通信システム・情報部長、衛生部長、監察官法務官
陸上総隊司令部運用部長、日米共同部長
中央情報隊長(兼陸上総隊司令部情報部長)
方面総監部幕僚副長(行政副長、防衛副長)
師団
団長(方面混成団長を除く)
警務隊
中央業務支援隊長兼市ヶ谷駐屯地司令
中央会計隊
各職種学校長(富士学校長を除く)
自衛隊体育学校
陸上自衛隊幹部候補生学校
陸上自衛隊高等工科学校
陸上自衛隊富士学校副校長、同校普通科、特科、機甲科部長
陸上自衛隊北海道東北関西九州補給処長

陸上自衛隊関東補給処副処長
陸上自衛隊教育訓練研究本部各部長
自衛隊東京・大阪・沖縄地方協力本部長
自衛隊仙台・熊本・阪神病院長
自衛隊中央病院第1歯科部長
海上幕僚監部
海上自衛隊海上幕僚監部人事教育部長、防衛部長、装備計画部長
掃海隊群司令
自衛艦隊司令部幕僚長
横須賀・佐世保地方総監部幕僚長
海上自衛隊第1術科学校
自衛隊横須賀病院長海上幕僚監部総務部長、同副部長、指揮通信情報部長、監察官、首席衛生官
大湊・呉・舞鶴地方総監部幕僚長
護衛艦隊司令部幕僚長
航空集団司令部幕僚長
潜水艦隊司令部幕僚長
護衛隊群司令
航空群司令
海洋業務・対潜支援群司令
練習艦隊司令官
開発隊群司令
海上自衛隊潜水医学実験隊司令
海上自衛隊補給本部副本部長
海上自衛隊幹部学校副校長
海上自衛隊幹部候補生学校
術科学校長(第1術科学校長を除く)
航空幕僚監部
航空自衛隊航空幕僚監部人事教育部長、防衛部長、装備計画部長
航空総隊司令部幕僚長
航空支援集団副司令官
航空教育集団司令部幕僚長
航空救難団司令
航空自衛隊補給本部副本部長
自衛隊入間病院長航空幕僚監部総務部長、運用支援・情報部長、監理監察官、首席衛生官
航空総隊司令部防衛部長
航空方面隊副司令官
航空戦術教導団司令
航空団司令・航空警戒管制団司令・警戒航空団司令
航空安全管理隊司令
航空医学実験隊司令
第1輸送航空隊司令
航空自衛隊幹部学校副校長
航空自衛隊幹部候補生学校
術科学校
各補給処長

ただし、自衛隊法施行令第31条(補職の特例)により、陸上総隊司令官、方面総監、自衛艦隊司令官、地方総監、及び航空総隊司令官を除き、将をもって充てる職について将補を充てることができるとされている。

また、上記の他、外国軍との人事バランスに対応した措置が取られており、国内では少将相当として扱われるが、国外では旅団長や団長等の職とそれと同位あるいは準じる職にある将補は准将扱いを受ける。これは大部分の外国軍の旅団長などが准将ポストなのに対し少将相当である将補が同職であるため先任者となってしまうためである。

A幹部(防衛大学校(B)・一般大学(U)卒)の最短昇任者は1佐昇任から6年で、各期毎陸自4名、海自・空自各2名の計8名が昇任する(総員6名のうち1名が将補をもって充てられる米国防衛駐在官に補職された場合を除く)。

現行の叙勲制度において、将補を最終階級として退官した場合は瑞宝小綬章(旧勲四等瑞宝章)が授与される傾向にある。

2023年12月時点で女性自衛官で将補まで昇任したのは下記の9名であり、このうち近藤奈津枝のみが中将に相当するに昇任している。

女性将官の一覧(階級はいずれも将補)氏名所属組織昇任日主な補職備考
佐伯光 海上自衛隊2001年(平成13年)03月27日自衛隊中央病院リハビリテーション科部長(1佐職)医官
梶田ミチ子 航空自衛隊2007年(平成19年)12月03日航空教育隊第2教育群司令(1佐職)退職時特別昇任(営門将補[注 16]
柏原敬子2011年(平成23年)08月05日航空自衛隊第3術科学校長 兼 芦屋基地司令医官を除く一般職の女性初の「将補」[52]
近藤奈津枝 海上自衛隊2016年(平成28年)12月22日統合幕僚監部首席後方補給官
大湊地方総監部幕僚長
海上自衛隊第4術科学校
海上自衛隊幹部候補生学校長2023年12月に女性として初の「」に昇任[53]


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:84 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef