陳建仁
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新型コロナウイルス「台湾における2019年コロナウイルス感染症の流行状況#政府内の役割分担」も参照

副総統任期末期に発生した新型コロナウイルス感染症 (COVID-19) での防疫対応では、政権内での多数のSARS対応経験者の一人として、また専門家の立場から医学的知見での助言や発信を積極的に行い[23][24]中央流行疫情指揮中心の指揮官陳時中(衛生福利部部長)を後方支援した[25]

高端疫苗生物製剤(中国語版)(高端、メディジェン)による国産ワクチン「MVC-COV1901(中国語版、英語版)」開発段階でも臨床試験に参加している[26]
人物

父の陳新安(中国語版)は高雄県長を務めた経験がある[5][27]

大聖グレゴリウス勲章とエルサレム聖墳墓騎士団(英語版)の「騎士」の称号を持っている[28]。熱心なカトリック信者であるとされるが、2015年10月24日にカトリック教会が世界代表司教会議で同性婚は認めないと強調した[29]翌月の11月18日にインタビューで同性婚の問題を問われ、「個人はそれぞれ幸福な生活を追求する権利があり、同性愛者も例外ではない。彼等も私たちと同じ様で、同じでない性的傾向があるだけ」、「同性愛者も生命の理念、生活の自由を追求する権利があるが、同性婚について語るならば社会的なコンセンサスが必要かもしれない」と語った[30]

教授時代の教え子だった陳其邁(台大で公衆衛生修士)とは、SARS時に衛生署署長と立法委員という間柄で、防疫政策での予算や法案審議で立法院と行政院間の協調を図ったが[31]、2020年の新型コロナウイルスでも副総統と行政院副院長という立場で再度師弟が共闘することになった[32][33]

温厚な性格から国民からは「大仁哥(ターレングァ、仁兄さんの意。)[注 1]」と呼ばれて親しまれている[35]。蔡英文もこの愛称を用いるが、教え子の陳其邁は建仁の副総統退任時に寄せたコメントでも「老師(先生)」と呼び続けていた[36]
受章
学術

年国家名称
1983-1985
行政院国家科学委員会甲種研究奨[7]
1986-1994行政院国家科学委員会傑出研究奨[7]
1989アメリカ国立衛生研究所 フォガーティ国際センター国外フェローシップ[8][5][37][7]
1989米国疫学会(American College of Epidemiology) Overseas Fellow[37][7]
1991青杏医学研究奨[7]
1992聯合医学論文奨[7]
1992教育部教学特優教師奨[8]
1993米国疫学会会員[7]
1995-1999傑出人才発展基金会傑出人才講座[8]
1995-2001行政院国家科学委員会特約研究人員[37]
1996衛生署二等衛生奨章[7]
1997教育部学術奨[37]
1997-2002教育部国家講座[37]
1998中央研究院院士(中国語版)[5]
1999台湾癌症基金会防癌研究傑出奨[7]
2001ISIトーマス・サイエンティフィック ISI Citation Classic Award[37][8]
2002杜聡明博士紀念講座[7]
2003行政院国家科学委員会傑出特約研究員奨[8]
2005衛生署一等衛生奨章[37][8]
2005行政院一等功績奨章[37][8]
2005総統科学奨(中国語版)(生命科学奨)[5][8]
2005第三世界科学アカデミー(英語版)会員(中国語版)[37][8]
2007モンゴル科学アカデミー(英語版)名誉会員[37][8]
2008ハーバード大学 Cutter 予防医学講座[5][8]
2009台美文教基金会(中国語版)傑出科技工程奨[37][8]
2010ジョンズ・ホプキンズ大学デルタ・オメガ(英語版) 優等生協会(Honorary Society in Public Health)会員[8]
2010王民寧(中国語版)学術研究傑出貢献奨[37][8]
2011タイ王国消化系学会 Prof. Vikit Viranuvatti 紀念奨座[8]
2011台湾癌症聯合学術年会台湾癌症防治貢献奨[8]
2012行政院国家科学委員会一等科学専業奨章[8]
2012ジョンズ・ホプキンズ大学 「The Knowledge for the World」賞[5][8]


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