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出典検索?: "阿波踊り"
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阿波踊りに用いられる楽器は「鳴り物」と総称される。鳴り物は、踊り子の引き立て役として阿波おどりに欠かせない存在である。演舞場を通り抜ける際は、踊り子の後方にポジションをとる。基本的には以下の6つの楽器とその演奏者で構成される。近年の大学連などの少数連では鉦と太鼓が中心となっており、難易度の高い笛や三味線のようなメロディ部分が存在しないことも多い。また、尺八のような独自の楽器を取り入れる連も少なからず存在する。
笛
主旋律を奏でる。演奏に使用される笛は、篠竹で作られた篠笛が最も多い。笛はドレミ調に調律された唄用の六本調子(B♭)が標準であり、徳島や関東における複数連での合同演舞においても六本調子が用いられる。三味線と音を合わせることから、調律されていないお囃子用の笛は一般的に用いない。徳島では、より完全な調律を目指した裏穴があるみさと笛があるが、一般的な笛と運指が異なることから、阿波踊り以外で用いられることは少ない。連のスタイルによって六本調子よりも高音の七本調子(B)または八本調子(C)を使用する場合がある。三味線の調子は使用する笛の調子に合わせる。演奏曲はぞめき囃子の他、吉野川や祖谷の粉挽き唄、鳴門節、阿波小唄などの徳島を起源とする曲が演奏される。近年では、連独自の演出として、第九や童謡のメロディなど様々な曲が用いられるようになってきている。合同演奏用に基本となるメロディのぞめき囃子があるが、メロディは連によって微妙に異なる。高い音を出すまでの難易度が高く、演奏者が減りつつある。
三味線
鳴り物の中では最前列で演奏される。笛の調子に合わせて調律し、一般的に笛の六本調子に対して三味線の六本調子三下がり(三弦を本調子から一音下げる)で調律され、やや暗い音調で演奏される。徳島以外のテレビ番組で阿波おどりを表すメロディとして使われている旋律はこの三味線が奏でているメロディが殆どであり、本来主旋律として演奏している笛のメロディは全国的には知名度が低い。これはお鯉さんのような全国区でよしこのを奏でた人物が三味線で弾き語りを行ったことにも起因している。
締太鼓
一般的には大太鼓と同じリズムで演奏され、大太鼓よりも軽快なリズムで囃し立てる。締め具合で調律できる太鼓であることから、笛や三味線の調子に合わせ、三味線の二弦または三弦(三下がり)の音に合わせて締めるのが基本になっている。
大太鼓、大胴
阿波踊りは2拍子で、テンポは、早い連、遅い連と様々である。これらが連の個性を演出する重要な要素となっている。
各地の阿波踊り
徳島県内
徳島市阿波おどり(徳島市)
阿南の夏まつり(阿南市)
鳴門市阿波おどり(鳴門市)
いけだ阿波おどり(三好市)
小松島港まつり(小松島市)