「防災の日」は、1960年(昭和35年)に、内閣の閣議了解により制定された。9月1日の日付は、1923年(大正12年)9月1日に発生した関東大震災にちなんだものである。また、例年8月31日 - 9月1日付近は、台風の襲来が多いとされる二百十日にあたり、「災害への備えを怠らないように」との戒めも込められている。
一方では、台風シーズンに制定されたことにより、台風や前線による大雨によって防災訓練が中止になる事例も発生している。「防災の日」が制定されるまでは、9月1日に行われる行事は、関東大震災犠牲者の慰霊祭が中心であった。しかし、「防災の日」が制定されてからは、全国各地で防災訓練が行われる日となっている。
なお、1982年(昭和57年)5月11日の閣議了解で、この「『防災の日』の創設について」の閣議了解は廃止され、改めて「防災の日」及び「防災週間」が設けられた[2]。
脚注[脚注の使い方]
出典^ 「防災の日」の創設について、1960年(昭和35年)6月17日閣議了解。
^ 「防災の日」及び「防災週間」について、1982年(昭和57年)5月11日閣議了解。
関連項目
防災訓練
中央防災会議
日本の記念日一覧
防災とボランティアの日(1月17日)
津波対策の推進に関する法律(津波防災の日、11月5日)
ラジオ災害情報交差点(在京ラジオ7局共同製作による災害情報番組 7社の“在京ラジオ”は該当項を参照)
防災の日スペシャル(2018年まで放送。提供:JA共済。文化放送製作・NRN系列局を中心に全国38局ネットで放送された。)
外部リンク
「防災の日」の創設について(1960年(昭和35年)6月17日閣議了解) - 国立国会図書館
防災情報のページ - 内閣府
『防災の日』 - コトバンク