日本でグレゴリオ暦を採用する際、2月を閏月としたが、2月のいずれの日を閏日とするかは定めていない[5](詳細は「閏年#日本における閏年の根拠法」を参照)。
日本においては、年齢計算ニ関スル法律(1902年)により、誕生日前日の終了時(午後12時)をもって加齢するため、2月29日生まれの者は、平年・閏年を問わず、毎年2月28日午後12時に加齢されており、平年にあっては3月1日生まれの者と同じである。2月29日生まれの者は、戸籍法上、2月29日生まれとして記載され、2月28日や3月1日と記載されることはない[6]。
なお、誕生日を基準に何かを定める場合(行政手続、誕生日会等のイベント、割引等の特典など)、平年においては誕生日が存在しないため、その前後の日(2月28日又は3月1日)のいずれかを「みなし誕生日」とする必要が生じる。日本の法律上の資格には、資格者の誕生日を基準として有効期間や更新期間を定めているものが3つあり[7]、いずれも、手続上平年の誕生日は2月28日とみなすことになっている。もっとも、これらは当該行政手続における「みなし誕生日」であり、一般的な年齢計算とは無関係である。また、日常生活における「みなし誕生日」を強制するものでもない。日常生活においては、「月単位ではあくまで2月生まれのため、(2月末日という意味で)2月28日とみなす」という考え方と、「日単位ではあくまで2月28日の次の日のため、(あるいは年齢計算では3月1日生まれの者と同じため)3月1日とみなす」という考え方の2通りがある。 閏日があると平年より一日多いため、食品や外食なども平年より一日多く購入される。よってGDPなどの経済指標が平年より多くなる[8]。例えば内閣府が2016年5月18日に発表した2016年の1~3月期のGDP速報値は前年比0.4%増。年率換算1.7%増であったが、うるう年で増えた分を除くと実勢は0%台半ばになる[9]。
経済指標との関係
脚注[脚注の使い方]
出典^ 質問3-8)どうして2月だけ28日しかなくて、日数が変わるの?
^ “Part B - Entitlement to register