開運!なんでも鑑定団
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その後は視聴率低下の傾向が見られるものの[5]、視聴率が2桁となる回もあり、テレビ東京の番組の中では高視聴率の部類に入る。
番組誕生の由来

番組誕生の由来は、1993年3月『EXテレビ』の火曜日(読売テレビ制作)・最終回放送の中で過去に番組内で放送された「実験的なテレビ番組企画」を一堂に会し、業界向けにプレゼンテーションし、上岡龍太郎および島田紳助のいずれかを司会者に起用することを条件にオークション形式で企画自体を買い取ってもらうというものであった。その中には不定期で放送されていた「家宝鑑定ショー」という企画も出品されていた。これは「偽のお宝を自信満々に持ち込むような学のない金持ちを集め、その鼻を折る」というネガティブコンセプトと「他人の不幸は蜜の味」の気質に根付いた感覚を元に生まれた企画であった。

それがテレビ東京の制作陣の目に留まり、紳助をメインMCとした番組として開始された[注 6]

なお、放送作家高橋秀樹は、「家宝鑑定ショー」がルーツであるとしつつも、原型はイギリスで1979年から放送されているBBCの番組『Antiques Roadshow』であると述べている[7]

本番組が超人気番組として高視聴率を叩き出していた1995年には、TBSが模倣番組と思われる『世界お宝ハンティング 勝負は目利き』を放送したが、同番組は低視聴率により1年弱で打ち切りになっている。
番組の流れ

流れとして基本はゲスト・一般視聴者・出張なんでも鑑定団・一般視聴者の順で、不定期で「幻の逸品買います・私のお宝売ります」が挟み込まれることがある。2017年9月まではOP→提供前クレ→出演者3人による挨拶・短いフリートーク後に1人目の依頼人紹介VTRに移っていたが、2017年10月からはOP→出演者3人による挨拶・短いフリートークに移っている。2018年10月からは、回によってはMC挨拶とフリートークをカットし、OP後いきなり1人目の依頼人紹介VTRに移る。この場合は名前テロップを1人目の依頼者登場後に表示し、提供前クレも1回目のCM前に移動する。2021年10月からは提供前クレもBGMが変更となる。

依頼人紹介VTR
その日のゲスト及び依頼人の人となりを紹介するVTRが流される。一般視聴者の場合は仕事や趣味などの私生活の紹介後、依頼品の入手経緯や依頼の経緯、お宝にまつわるエピソードが紹介される。ゲストの場合はそれまでの経歴が紹介される。2回目以降の登場ゲストは経歴紹介がカットされ、OPから依頼人登場へ直接つなぐ形式となる。歴代最多登場ゲストは
大橋巨泉で、最後の出演となった2015年5月放送分まで32回も出演を果たした。

依頼人・依頼品登場
MC(紳助→今田)の「依頼人の登場です」のコールでセット中央の扉[注 7]からゲスト・依頼人と依頼品が登場。また、『○○県からお越しの××△△さんです』とアシスタント(吉田真由子→片渕茜アナ)[注 8]が紹介する。依頼人が高齢で歩行が困難などといった理由で登場が出来ない場合は依頼人の登場部分までが割愛され、初めから中央に板付きの状態で紹介される。その後、今田の「お宝オープン!」の合図で片渕(依頼品によっては今田と2人で、以前はコンパニオン2人が担当していた)が布をめくり依頼品を発表。依頼者から依頼品に関する大まかな説明が行われる。

依頼品紹介VTR
依頼品に関する紹介VTRが流される。主に、依頼品の作者の生涯や、依頼品と同じ作風・同時代の品物などが説明され、最後に依頼品の確認を行う。なお、著名人の場合はない場合がある。

鑑定
本間勇輔作曲の楽曲「サスペンス・タッチ」[注 9]が流れ、番組の鑑定士によって依頼品を鑑定する。鑑定の様子を流す時間はその時々で長さが変化するが、その回最後の鑑定のときはスタッフロールを流す関係上多少長めに時間をとるようになっている。2020年9月現在はスタッフロールを鑑定結果後に流すため、鑑定の様子を流す時間は最後でも短くなった。

鑑定額発表
最初に依頼人による本人予想額を発表後、鑑定士が出した鑑定額をサブ司会者(石坂→福澤)が鑑定額表示板の横にあるテンキーで入力し、今田の「オープン・ザ・プライス!」の合図で、福澤が鑑定額表示板を操作して鑑定額を表示させる。鑑定額は一の位から1個ずつ順番に表示され、その際「一・十・百・千・万・十万・百万・千万・億」と、桁がアナウンスされる(当初はこのアナウンスはなかった)。鑑定額表示板は、初期は7セグ表示で桁のアナウンスはなく、次の位の桁の表示の間隔が短かったが、後に赤と緑のLED表示になり[注 10]、通常は番組タイトルが表示され、次の位の桁の表示の間が長くなる。現在はフルカラーLEDで表示される。また、依頼人の予想鑑定額と鑑定士の実際の鑑定額が一致すると、福澤の「ジャストミート!」の声とともに番組から鑑定額が一致したことを認める「目利き認定証」が贈られる。この「目利き認定証」が贈られるようになったのは紳助が司会の時代の途中からで、紳助の提案によってこの制度が採り入れられたものである。発表後は鑑定士から依頼品の真贋や鑑定のポイント、複数品を鑑定した場合は個々の鑑定額を解説する。また、ゲストは画面向かって右に設けられたゲスト席に座って番組に残り、エンディングまで出演、一般視聴者の鑑定にも立ち会う。四千頭身がゲスト出演した回(2020年3月3日放送分)は、「鑑定額がどんどん上がってゆくが、途中から下がって安値で終わる」という演出が行われた。この演出は持ちネタにあるもので、メンバーの後藤拓実が番組のファンであることから実現したもの。番組内では鑑定額が300万円まで上がり、3000円に下がるというオチがついている。
出演者
MC・アシスタント

MC

今田耕司(2011年8月30日 - 2代目メインMC[注 11]、MC抜擢については後述)

福澤朗(2016年4月5日 - フリーアナウンサー・元日本テレビアナウンサー、2016年9月27日まではアシスタントの役目も担っていた。)

菅井友香(2024年4月23日 - )[8]

コーナー
出張!なんでも鑑定団進行、私のお宝売りますアンサー編・幻の逸品買いますアンサー編リポーター


松尾伴内

石田靖(2010年12月14日 - )

原口あきまさ(2012年7月10日 - )

パックンマックンパックンマックン

飯尾和樹(2019年5月7日 - )

吉川七瀬(2024年4月23日 - )

鑑定士

番組開始当初から1999年3月までは、最初のCM明けに本日登場する鑑定士を紹介するVTR「鑑定士軍団 データファイル」が放送されていた。同じく、特殊な鑑定品の場合は「古文書解読団 データファイル」も放送されたことがある。各鑑定士の前にはネームプレートが置かれている(2016年4月5日以降はなし)。

鑑定士の席順は基本、テレビに向かって一番右(上座)からレギュラーの紹介順に座り、準レギュラーが出演時はレギュラーの隣に準レギュラーの紹介順に座り、ゲストが出演時は一番左(下座)に座る。


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