開設記念競輪
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第4レース?第6レース:「選抜」 合計3レース行われる。

第7レース?第9レース:「特選」 合計3レース行われる。

第10レース?第12レース:「準決勝」 合計3レース行われ、各レース1?3着の9名が「決勝」進出。


4日目(最終日)※企画レースがない場合

第1レース?第3レース:「一般」 合計3レース行われる。

第4レース?第6レース:「選抜」 合計3レース行われる。

第7レース?第9レース:「特選」 合計3レース行われる。

第10レース?第11レース:「特別優秀」 合計2レース行われる。

第12レース:「決勝」 優勝者には優勝インタビューやウイニングランなどが執り行われる。



企画レースを実施する開催では、上記4日目の「一般」が2レースに減少する。2018年度以降は基本的に最終日の第3・第6・第9レースのいずれかに行われる[注釈 8]。2020年6月以降は、COVID-19の影響と対策として競走参加選手数を抑制しているため、企画レースの開催は以下に限られている。

6月ないし12月 - S級への昇級またはA級2班への昇班を賭けたレインボーカップ(A級ファイナル、A級チャレンジファイナル)

3月ないし4月 - 新人選手によるルーキーチャンピオンレース(男子)、ガールズ フレッシュクイーン(女子)

10月ないし11月 - 当年デビューの新人選手のうち、新人戦である「競輪ルーキーシリーズ●●(開催年)」での成績上位者男子14名・女子7名による「競輪ルーキーシリーズ●●(開催年)プラス」(男子は7名ずつ2レース)

このほか、KEIRIN EVOLUTIONについては2018年まではその他の企画レース同様に開設記念の最終日に組まれていたが、2019年は開設記念とは別でFI開催として実施された[5](2020年以降は休止)。S級ブロックセブンも2020年6月以降は休止となっている。
歴史

競輪創成期の頃は、開催システムそのものが統一されておらず、「前後節3日間ずつ」や「片節3日間のみ」という開催もあれば、「6日間連続」[注釈 9]の開催をするところもあった。また、「オールA級」と「オールB級」という形で分かれていたり、片節が女子だけというケース[注釈 10]もあり、選手の選抜方式も統一されていなかった。実施方式は1968年頃にA級10レース制にほぼ統一されたと考えられ、1983年のKPK実施後に 、「前後節各3日間開催」でS級6レース、A級4レースの「二本立てトーナメント」という、長らく踏襲されることになるシステムに全場で統一された。

1983年4月:競輪プログラム改革構想 (KPK)の導入に伴い、新たに設けられたS級とA級の二本立てトーナメントとなる(S級6レース、A級4レース)。

1985年12月:1968年の開催を最後に休止を余儀なくされていた甲子園競輪場での開催が再開される。

2002年4月:川崎53周年記念より、年度3日制2節から年度4日制1節となり、出場資格もS級選手のみとなる。レース数は変わらず、1日11レース。

2010年7月:京王閣61周年記念より、初日の選抜競走の撤廃、二次予選のA・B、準決勝のA・B・Cの区分けを無くし1本化した概定番組の大幅な改定がなされる。

2014年4月:西武園64周年記念より、初日?3日目を各1レース増やして全12レース、4日目を全11レースとする番組に変更。同時に、途中帰郷のシステムも加えられる。

2019年1月:立川67周年記念より、初日を一次予選11レースと特別選抜1レースとし、2日目は優秀競走を廃止し二次予選A4レースと二次予選B3レースとする番組に変更[4]

2020年2月:政府及び関係省庁からのCOVID-19の影響と感染拡大防止を目的としたイベント開催規模縮小の要請により、2月27日から全ての競輪場において無観客開催での開催になった[6]ことを受けて、2月27日からの奈良69周年記念?7月2日からの小松島70周年記念までは無観客で実施された。なお4月9日からの平塚70周年記念と4月16日からの西武園70周年記念と5月16日からの函館70周年記念は、緊急事態宣言の対象地区に入っている関係で開催中止になった。

2020年7月:7月?9月までの間全レース7車立て・9レース制とする番組に変更。

2020年10月:2日目を二次予選7レースとする番組に変更。

競輪場ごとの呼称

各競輪場ごとの呼び名は、歴史にちなんだもの、地域の名物にちなんだものなど、様々なものが存在する。また、初日のシード戦である初日特選競走にも各競輪場ごとに個別のタイトル名が付けられている。優秀競走の勝利者は、決勝戦の優勝者とは別に、ここで表彰されることがある。
各競輪場の記念競輪(2023年現在)

付けられた愛称を列挙する(優秀競走は初日〈2018年までは2日目〉の最終レースに行われる)。なお、特記なきは「開設○○周年記念」である。

地区競輪場記念競輪優秀競走備考
北日本函館五稜郭杯争奪戦巴賞
青森みちのく記念 善知鳥杯争奪戦八甲田賞
いわき平いわき金杯争奪戦いわき海竜賞
関東弥彦ふるさとカップ伊夜日子賞
前橋三山王冠争奪戦疾風雷神賞
取手水戸黄門賞助さん格さん賞
宇都宮宇都宮ワンダーランドカップ争奪戦みやかめ賞
大宮東日本発祥倉茂記念杯昇竜賞東日本発祥○○周年記念
西武園ゴールド・ウイング賞ギャンブルレーサー関優勝牌
京王閣ゴールドカップレース東京オーヴァル賞
立川鳳凰賞典レース初夢賞
南関東松戸燦燦ダイヤモンド滝澤正光杯戸定邸賞
川崎桜花賞・海老澤清杯ダイヤモンドレース
平塚湘南ダービー湘南グランプリ
小田原北条早雲杯争奪戦銅門賞
伊東温泉椿賞争奪戦いで湯賞
静岡たちあおい賞争奪戦ちゃっきり賞
中部豊橋ちぎり賞争奪戦まくる君カップ開場○○周年記念
名古屋金鯱賞争奪戦太閤賞開場○○周年記念
岐阜長良川鵜飼カップかがり火賞
大垣水都大垣杯麋城賞開場○○周年記念
富山瑞峰立山賞争奪戦峻峰剱賞
松阪蒲生氏郷杯王座競輪松阪牛賞
四日市泗水杯争奪戦フォーリンカップ
近畿福井不死鳥杯福ノ井賞
京都向日町平安賞朱雀賞
奈良春日賞争覇戦飛天ちゃん賞
和歌山和歌山グランプリ熊野古道賞
岸和田岸和田キング争覇戦チャリオン賞
中国玉野瀬戸の王子杯争奪戦ももたろう賞
広島ひろしまピースカップもみじ賞
防府周防国府杯争奪戦天神杯
四国高松玉藻杯争覇戦チータカカップ
小松島阿波おどり杯争覇戦よしこの賞
高知よさこい賞争覇戦クーリンカップ
松山金亀杯争覇戦道後マドンナカップ
九州小倉競輪祭を毎年開催しているため、記念競輪は開催されない。

※2018・2019年度は、代替となる3日制GIII競走・小倉濱田翁カップが開催された。
久留米第××回中野カップレースキラリ久留米くるっぱ賞[注釈 11][7]
武雄大楠賞争奪戦飛龍賞
佐世保九十九島賞争奪戦九十九島凪海賞
別府オランダ王国友好杯チューリップ賞
熊本火の国杯争奪戦火の鳥賞


TIPSTAR DOME CHIBAでは記念競輪の開催はない。

廃止となった競輪場

「」内は優秀競走。

西宮競輪場2002年3月末日廃止)…阪急ダイヤモンド賞(※当時は前節3日間・後節3日間で開催)

甲子園競輪場(2002年3月末日廃止)…甲子園ゴールデン杯(※当時は前節3日間・後節3日間で開催)

門司競輪場(2002年3月末日廃止)…前節・関門賞/後節・レトロカップ(※当時は前節3日間・後節3日間で開催)

花月園競輪場2010年3月末日廃止)…菊花賞典「あすか賞」(花月園廃止後も記念競輪は『花月園メモリアル』に移行し、2014年まで川崎および小田原に引き継ぎ)

大津びわこ競輪場2011年3月末日廃止)…2010年まで毎年高松宮記念杯競輪を開催していたため、記念競輪は開催されなかった

観音寺競輪場2012年3月末日廃止)…ことひき賞争奪戦「ちょうさ賞」

一宮競輪場2014年3月末日廃止)…毛織王冠争奪戦「織姫賞」※「開場○○周年記念」


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