1997年、前述の『大怪獣空中決戦』に参加した流れで[6]、本編装飾スタッフとしても参加していた『ウルトラマンティガ』にて、脚本家として参加したい想いを抑えきれず、監督やプロデューサーに過去に書いた脚本を読んでもらい[6]、同作品の第22話「霧が来る」で脚本家デビュー[出典 2]。同年放送の『ウルトラマンダイナ』で初のメインライターを務め[1][注釈 1]、翌1998年の『デビルマンレディー』第11話「箱」からはアニメ作品の脚本も執筆するようになる[10]。 実家は旅館の出入り業者で、母子家庭で育った。父は死んだと聞かされていたが、中学時代に離婚していたことを知る。また幼いころは、周囲から「怪獣キチガイ」と言われ、投石されるなど重度ないじめを経験した[11]。 装飾スタッフ時代は、仕事の合間にリフレッシュも兼ねて『世にも奇妙な物語』のシナリオ応募用の物語や[6]、『ウルトラセブン』のその後を想定したハードなオリジナルの台本を書き続け[12][6]、そのうちの数本は『ティガ』で書いたシナリオの原型となる[13]。この脚本は、『ガメラ』などの監督を務めた金子修介にも読んでもらい、「脚本家になりたいなら続けた方がいい」と助言を受けていた[12]。 デビュー当初は、シナリオコンクールにも参加していたが落選。自分にはウルトラマンしか書けないと思っていたが、「自分が実際書くと、逆にウルトラマンっぽい話にならないので悩んだ」と語っている[13]。 好きなジャンルとしては、時空を超えた悲恋話やラブストーリーを挙げており[13]、作品別では『新世紀エヴァンゲリオン』のファンを公言している[14]。 金子は、長谷川について特撮に対する情熱や馬力があると評しており、『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』で起用した理由に挙げている[15]。金子が監督した『ガメラ 大怪獣空中決戦』では、デザイナーの及川一
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