長史
[Wikipedia|▼Menu]
□記事を途中から表示しています
[最初から表示]

元寿2年(紀元前1年)に大司空を再び置いたときには、御史長史と呼んだ[3]。秩千石[3]

太尉大司馬にも秩千石の長史がついた[4]

前将軍・後将軍(前後左右将軍)など様々な将軍にも、秩千石の長史がついた[5]

辺郡(辺境の郡)には太守の補佐として長史を置いた[6]。ふつうの郡では太守の補佐としてがつくが、長史は太守の下、丞の上である[7]。正式には、「郡」を除いた地名に「長史」をつけて呼んだ。たとえば張掖郡の長史なら「張掖長史」である[7]。秩六百石[6]
概要

『日本大百科全書』によれば、将軍の僚属[8]。将軍に任じられ、将軍府を設置すると、将軍の僚属として長史、司馬参軍を置くことができるようになる。長史は将軍の補佐で、文官を司る[8]
日本

日本の律令制では、中央政府においては五衛府尉(じょう)、地方については大弐(おおいすけ、大宰府)、介(すけ、国司)唐名として用いられた。
脚注 ^ 『史記』巻87、李斯列伝第27。ちくま学芸文庫版『史記』6の118頁。
^ 『漢書』巻19上、百官公卿表第7上。『『漢書』百官公卿表訳注』16頁。
^ a b c 『漢書』巻19上、百官公卿表第7上。『『漢書』百官公卿表訳注』27頁。
^ 『漢書』巻19上、百官公卿表第7上。『『漢書』百官公卿表訳注』23頁。
^ 『漢書』巻19上、百官公卿表第7上。『『漢書』百官公卿表訳注』35頁。
^ a b 『漢書』巻19上、百官公卿表第7上。『『漢書』百官公卿表訳注』35頁。
^ a b 『漢書』巻19上、百官公卿表第7上。『『漢書』百官公卿表訳注』175 - 176頁注5。
^ a b 日本大百科全書『倭の五王』 - コトバンク

参考文献

中央研究院・歴史語言研究所「漢籍電子文献資料庫
」。

司馬遷史記

小竹武夫訳『史記』1から8、筑摩書房、ちくま学芸文庫、1995年。


班固著、『漢書

小竹武夫訳『漢書』1から8、筑摩書房、ちくま学芸文庫、1998年。

大庭脩監修、漢書百官公卿表研究会『『漢書』百官公卿表訳注』、朋友書店、2014年。


記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:7274 Bytes
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef