人類はアフリカ起源なので、アフリカあたりから説明を始め、東方へ向かい順に説明する。
アフリカ
タジン鍋
モロッコ料理など北アフリカの同名のマグリブ料理タジン(タージーン)を調理するのに利用される浅い鍋。円錐形の蓋がついているのが特徴で、食材から出た蒸気が蓋の上部で冷やされて液化し再び蓋を伝って戻るため、ほとんど水を使わず蒸し焼きができる。元々土鍋だが、現在では琺瑯引きの鋳鉄製タジンも製造されている。
クスクス鍋
マグリブ料理のクスクスを調理するのに利用される2段式の鍋。下段の深い鍋でタージーンという具入りのスープを煮込み、底に穴の開いた上段の鍋でクスクスを蒸す。スープから立ち上る蒸気でクスクスを蒸す仕組みになっている。
ナイジェリアで使われた陶製鍋
タジン鍋
脚つきの金属鍋。南アフリカ製。
脚つきの金属鍋。ボツワナのMotokweで使用している人々。
ヨーロッパ
ソースパン
片手の浅鍋。文字通りソース作りに多用される。
フライパン
フライや、炒め物などに利用される径が大きく浅い片手鍋。
キャスロール
オーブンに入れて全方向から加熱する鍋[10]。キャスロールは元のフランス語読み。英語読みではキャセロール。
ミルクパン
牛乳を温めるのに適した径が小さく深めの片手鍋。
キャクロン(fr:caquelon