である[4]。漢字は「錬」ではなく「練」の字を用いる。これは、水練の熟達の証として授けられた「水練証」と深い関わりがある。 医療錬士とは東京女子医科大学が1966年(昭和41年)から、優れた臨床医を育成する目的で創設した卒後臨床研修プログラム「医療練士研修制度」の修了者に与えられる称号。 例年、140名を超える後期研修医が同大学病院に入職し、約2400名余の研修修了者に医療練士の称号を受けている[3]。
医療錬士の称号
脚注
注釈^ 居合道においては、全日本居合道連盟のみ、教士と範士の間に「準範士」の称号を制定している。
^ 戦前は、段位と称号を併記して肩書きに使うことはほとんどなく、称号のみを使っていた。戦後に併記するようになったが、称号の上に段位を付し、「六段錬士」といういい方もなされていた日本武道学会剣道専門分科会編『剣道を知る事典』95頁、東京堂出版。
^ 学位は学校教育法や学位規則に定められているが、武道の称号にそのような根拠法令はない。また、軽犯罪法第1条15号の規定により、「官公職、位階勲等、学位その他法令により定められた称号若しくは外国におけるこれらに準ずるものを詐称し、又は資格がないのにかかわらず、法令により定められた制服若しくは勲章、記章その他の標章若しくはこれらに似せて作つた物を用いた者」は、拘留又は科料に処されるが、武道の称号はこれには該当しない。
^ 1914年(大正3年)9月、「技能円熟特に斯道の模範となるべき者」には60歳未満であっても特例で範士号を授与することと定め、剣道は内藤高治(52歳)、高野佐三郎(52歳)、門奈正(59歳)、柔道は磯貝一(44歳)、山下義韶(50歳)、永岡秀一(39歳)に範士号が授与された。
出典^ 新村出編『広辞苑 第六版』(岩波書店、2011年)2993頁および松村明編『大辞林 第三版』(三省堂、2006年)2708頁参照。
^ 表記の仕方は、称号の上に取得した武道の名称を付す(〔例〕「剣道錬士」)。取得称号及び段位を表記する場合は、称号の下に段位を付す(〔例〕「錬士六段」)
^ a b 東京女子医科大学ウェブサイト「 ⇒医療錬士制度」参照。
^ ⇒資格審査登録者一覧「練士」|日本泳法 公益財団法人日本水泳連盟
参考文献
武道の錬士称号
庄子宗光『剣道百年』、時事通信社
日本武道学会剣道専門分科会編『剣道を知る事典』、東京堂出版
『月刊剣道日本』1999年7月号、スキージャーナル
戸部新十郎『明治剣客伝 日本剣豪譚』、光文社
新村出編『広辞苑 第六版』(岩波書店、2011年)ISBN 400080121X
松村明編『大辞林 第三版』(三省堂、2006年)ISBN 4385139059
医療錬士の称号
東京女子医科大学ウェブサイト「 ⇒医療錬士制度」
関連項目
精錬証
教士
(準範士)
範士
段級位制