錦糸町駅(きんしちょうえき)は、東京都墨田区江東橋三丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・東京地下鉄(東京メトロ)の駅である。 JR東日本の各線と、東京メトロの半蔵門線が乗り入れ、接続駅となっている。また、各路線に駅番号が付与されている。 JR東日本の駅に乗り入れている路線は総武本線であり、当駅は東京駅方面の本線と御茶ノ水駅方面の支線との分岐駅となっている。当駅 - 千葉駅間は総武快速線と中央・総武緩行線との複々線区間となっている。また、特定都区市内制度における「東京都区内」に属している[1]。 東京メトロ半蔵門線の列車は東急電鉄と東武鉄道との3社直通運転を行っている。
乗り入れ路線
JR東日本:各線(後述)
東京メトロ: 半蔵門線 - 駅番号はZ 13。
総武線(快速):急行線を走行する総武本線の近距離電車。上り列車は東京駅を起点に横須賀線への直通運転も実施している。駅番号はJO 22。
総武線(各駅停車):緩行線を走行する総武本線の近距離電車。当駅以西は総武本線の支線を経由し、御茶ノ水駅から中央本線を走行し[注釈 1]、当駅以東は総武本線の本線を走行する。駅番号はJB 22。
歴史震災復興後の総武本線(高架)と錦糸町駅付近
1894年(明治27年)12月9日:総武鉄道の本所駅(ほんじょえき)として本所区錦糸町に開業[2]。
1895年(明治28年):総武鉄道本所工場及び本所機関庫を駅構内に開設。
1907年(明治40年)9月1日:鉄道国有法により買収、国有化[2]。
1915年(大正4年)
5月1日:錦糸町駅に改称[2][注釈 2]。
5月11日:本所工場と本所機関庫をそれぞれ錦糸町工場と錦糸町機関庫に改称。
1923年(大正12年)9月1日:関東大震災により壊滅状態となる[2]。その後、工場と機関庫は新小岩操車場(現・新小岩信号場駅)に移転。
1945年(昭和20年)3月10日:東京大空襲により全焼[2]
1961年(昭和36年)11月28日:南口に駅ビル「駅ビルきんし町」(現・テルミナ)が開業する[3]。
1967年(昭和42年)10月1日:東京日産化学専用線およびシェル石油専用線廃止。
1972年(昭和47年)7月15日:総武快速線東京 - 錦糸町間開業に伴い、総武緩行線と総武快速線の乗換駅となる[2]。
1980年(昭和55年)5月30日:北口に「らがーる」(現・テルミナ2)が開業する[3]。
1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、国鉄の駅は東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅となる[2]。
1993年(平成5年)3月13日:北口に自動改札機を設置[4]。
2001年(平成13年)11月18日:JR東日本でICカード「Suica」の利用が可能となる[報道 1]。
2003年(平成15年)
3月19日:帝都高速度交通営団(営団地下鉄)半蔵門線の駅が開業[報道 2][5]。営団地下鉄・JR東日本の乗換業務を開始。
7月23日:テルミナウエストウィングが開業する[3]。