銃弾
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平山優は武田軍の軍役定書から長篠の戦いにおける銃器保有率は武田方も織田方も大差はなかったとしており、問題だったのは、銃弾の材料の方であったとする(前掲書 pp.36 - 39)。
銃弾の種類

この節には複数の問題があります。改善ノートページでの議論にご協力ください。

信頼性について検証が求められています。確認のための情報源が必要です。(2020年8月)


独自研究が含まれているおそれがあります。(2019年3月)


雑多な内容が羅列されています。(2019年3月)



鉛弾
むき出しの鉛を使った最も原始的な弾丸。別種の金属による覆いが無いため、摩擦などによっての残滓が銃身内部に付着しやすく頻繁な掃除が必要になり、掃除を怠った状態で連続して射撃を行った場合は、銃身内部を痛め銃の寿命を短くする。現在は古式銃の射撃用にわずかに生産されるのみである。黒色火薬を利用する前装銃で主に使われていた。薬莢と一体型のものもある。
散弾(shot)
射出時に、弾薬に内包されている多数の小さな弾丸(子弾という)が飛び出し広範囲に危害を加える。過去にはの子弾が主に使われていたが、鉛中毒が一般に認知された今日ではの子弾に置き換わり始めている。詳細は散弾銃を参照。製の薬莢を持つ7.62x39mm弾フルメタルジャケット弾
フルメタルジャケット弾(full metal jacket/被覆鋼弾、完全被甲弾)
貫通性が高い通常の弾丸。弾芯が金属(メタル)の覆い(ジャケット)で覆われているメタルジャケット弾の一つ。ボール(Ball)とも呼ばれる。ほとんどのフルメタルジャケット弾では、弾芯であるをギルディング・メタル(真鍮の一種。混合率は95%、亜鉛5%)で覆っている。弾芯が完全に覆われているとは限らず、後端で底部が露出している製品もある。用ライフルでは、目標衝突時の弾頭変形を防ぎ貫通力を高めるため、このフルメタルジャケット弾が使われる。メタルジャケット弾にはフルメタルジャケット弾(弾頭をギルディング・メタルで完全に覆った弾)の他にパーシャルジャケット弾(弾頭の先端部分以外をギルディング・メタルで覆った弾)があり、パーシャルジャケット弾は、目標に衝突した際に露出している弾頭先端が変形し破壊力を増す構造で、主に大型動物のハンティング用に用いられる。ハーグ陸戦条約第23条の「不必要な苦痛を与える兵器、投射物、その他の物質を使用すること」への抵触を避けるなどの人道上の理由から、軍用弾にはフルメタルジャケット弾が用いられる。.357マグナム弾/左:ソフトポイント弾、右:ホローポイント弾
ソフトポイント(soft point)
弾頭先端がギルディング・メタルで覆われておらず、鉛が剥き出しの弾丸。命中すると柔らかい鉛により弾頭が激しく変形・破砕し、目標内部で運動エネルギーを効率的に伝えることにより、致命的なダメージを与える。弾丸が破砕するため貫通力は低い。貫通力の低さから狙撃時に犯人を貫通した弾丸による二次被害防止のため、主に警察用として利用されている。
ホローポイント(hollow point/JHP)
弾頭がすり鉢のように窪んでいる弾丸。人体などに命中すると、先端がキノコ状に変形(マッシュルーミングという)し、径が大きくなった先端部が運動エネルギーを効率よく目標に伝達して多大なダメージを与える。主に狩猟用として利用されている。
純銀弾(Silver Bullet)
詳細は「銀の弾丸」を参照は価格が鉛やギルディング・メタルより大幅に高いうえ、銃弾としてはコストに見合うメリットがないため、実用の弾丸としては作られていない。銀白色の外見をもつ弾頭としては「シルバーチップ」と呼ばれるものがあるが、これは、アルミニッケル合金を利用したホローポイント弾であり、製ではない。夜間に曳光弾を射撃する様子
曳光弾(tracer bullet)
発射されると後方に光を曳く、弾道を視認しやすくするための弾丸。トレーサーとも呼ばれる。機関銃などの照準確認用として通常弾に一定の割合で混合され用いられる。飛翔距離と共に内蔵した発火薬が減少して軽くなるため、ある程度の距離を飛翔すると通常弾とは違う弾道を描くので、あくまで目安である。また、射手に残弾量が僅かであることを示す目的で使用されることもある。一般的には、5-7発に1発の割合で曳光弾が混入される(残数確認の場合は残り5発程度の部分に用い、つまり、弾込めの場合はまず5発の曳光弾を入れてから通常弾を入れる)。限定的な焼夷効果もある。拳銃用のゴム弾 (9mm P.A.K.) 
ゴム弾(rubber bullet)
弾頭を硬質ゴムで作成した弾丸。弾丸の重量やその構造上、有効射程が短く、目標に対して弾丸が貫通することがないので非致死性兵器として、警察軍隊による暴動鎮圧などに用いられる。切れ目の有る円筒状で先端にくぼみがあり、発射されると先端のくぼみが受ける風圧で切れ目に沿って十字形に開いて飛翔するタイプ、プラスチックや金属にゴムを塗ることで射程を伸ばしたタイプなどがある。1970年代からはより安全とされるプラスチック弾(英語版)も登場している。
ワックス弾・蝋弾
ワックス・蝋で作られた弾丸であり、殺傷力が低いため1908年ロンドンオリンピックではワックス弾を使用する決闘(Olympic dueling)が非公式競技として行われた。弾丸受け止め術のトリックとして中空にして脆くしたワックス弾を使うことで空包とすることがあった。
エクスプローダー(exploder)
ホローポイントのくぼみに銃用雷管や少量の火薬を埋め込み、命中すると炸裂する[6]。殺傷能力の向上を期待されたが、威力の上昇が製造コストの上昇に見合わなかったため、現在では製造されていない。
フランジブル弾
粉体金属(銅、スズなど)を押し固めた弾丸。人体には貫入するが、壁や柱など固い物質に当たると粉々に砕けるため跳弾しない。屋内戦闘での跳弾防止の他、運行中の航空機内でも使用出来るためスカイマーシャルが犯罪者制圧に利用する。
フレシェット弾(flechette)
状の弾体を発射する弾丸。APFSDSに使用されるようなプラスチック製サボを用いて1本の矢を撃ち出すものや、散弾銃の散弾代わりに矢型子弾を詰めたような実包が存在する。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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