銃床
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バンプファイアストックは、それを容易に行えるようにするオプションパーツである[4]。アメリカは、これを使用した銃乱射事件後の2018年12月に規制した。アンシュッツ製の競技用ライフル
狙撃用
射撃精度を特に重視する競技銃や狙撃銃などでは、銃床は射手の身体を銃と一体化させるための固定台となる。肩当てのバットプレートに加えて、銃床の上部には頭部を預けてサイトへの視線を保持するための頬当て(チークピース)が付き、特に高精度を求めるものはネジ等で微細なポジション調整が可能になっている。近年、標準装備のアサルトライフル等でも、非対称戦下において特殊部隊や後衛のパトロール部隊など軽装兵の交戦比率が増大したことで小銃火力への依存度が増し、狙撃精度向上化が求められていることもあり、伸縮式銃床で肩付けの調整がある程度可能になると共に、チークピースも厚みの異なる何種類かのパッドを交換する等、簡易だが調節可能なものが増えてきている。
着脱式
特に第二次世界大戦前ごろまで、拳銃と小銃の間を埋める火器のラインナップがまだ薄く、小銃自体も長大で携行性に劣っていた時代には、拳銃やマシンピストルに必要に応じてストックを装着しピストルカービン(小型ライフル)や軽サブマシンガンとしての使用ニーズが少なくなかった。この時期のモーゼルC96南部大型自動拳銃等には拳銃本体をストックに収納できホルスターになるものもあった。比較的新しいものでは冷戦期のVP70のストックも本体収納型で、またこのストックに内蔵するバースト射撃機構と接続しマシンピストルになるというユニークなメカニズムが備わっていた。その後も一部カスタムガンのニーズに留まるものの、拳銃用ストック類は開発販売が続いている。
用途による変形

携行式の
機関銃の場合、持続射撃中に反動でからずり落ちてしまわないように、肩当て用の上に跳ね上がる折り畳み式プレート「床尾上板」を取り付けたもの(ミニミ軽機関銃など)や、肩にフィットするような湾曲を付け、左手を添えるための窪みを付けたもの(MG34機関銃、M1919A6十一年式軽機関銃など)がある。

宇宙飛行士用途


TP-82 - ソビエト連邦が打ち上げる有人宇宙船の乗組員が着陸時に使用する三銃身ピストル。銃床部が鉈になっている。

注釈^ “台尻とは - コトバンク”. コトバンク. 2022年12月24日閲覧。
^ “Origin and meaning of stock by Online Etymology Dictionary”. 2020年9月26日閲覧。
^ “SAAMI Glossary, S”. 2007年10月31日時点の ⇒オリジナルよりアーカイブ。2008年1月3日閲覧。
^Slide Fire

関連項目



銃の部品

床尾打撃(英語版) - 銃床で相手を倒す方法

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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