銀河帝国_(スター・ウォーズ)
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最盛期には計約2万5,000隻ものスター・デストロイヤーを含む数百万隻規模の艦船を保有し、パルパティーンによる恐怖支配を実現した。だが、宇宙軍は主に大型艦からの攻撃を想定して編成されたため、反乱軍の小型戦闘機による攻撃には終始苦戦していた。
帝国地上軍 (Imperial Army)
銀河系の無数の星々を支配するため惑星内で活動する地上戦力であり、宇宙軍同様に旧共和国グランド・アーミーを再編する形で創設された。主に
AT-ATなどの大型地上兵器を中心に編成されて各惑星に駐屯し、さらにパルパティーンの警護のため首都星コルサントにも大規模な師団が駐屯していた。兵力は銀河中での作戦展開のために膨大な師団が存在し、有事には宇宙軍とも緊密に連携して行動する。
ストームトルーパー (Stormtrooper)
帝国軍の機動歩兵。主に地上軍に所属して治安維持や軍事作戦などの諸任務に就いているが、同時に宇宙軍の揚陸部隊としても活動している。共和国時代のクローン・トルーパーは遺伝子操作で成長を人為的に促進されていたため、帝国時代には急激な老化を起こしており、非クローンの志願兵と徴募兵から構成されたストームトルーパーに順次置き換えられた。
帝国アカデミー(Imperial Academy)
帝国軍の下士官や幹部将校らを養成する士官学校。首都インペリアルセンターの帝国ロイヤル・アカデミーをメインキャンパスとして銀河各地の惑星にサテライトキャンパスが開設されていたが、入学は極めて狭き門だった。士官候補生は卒業と同時に尉官に任じられる。
帝国保安局 (Imperial Security Bureau)
保安行政を管轄する諜報機関で、
秘密警察の役割を担っている。皇帝パルパティーンがニューオーダーを宣言した際にニューオーダー体制への反対者を摘発することを目的に創設された。帝国軍の指揮系統からは完全に独立しており、市民や帝国軍内部での反乱分子の監視・摘発を行っている。
帝国情報部 (Imperial Intelligence)
帝国軍指揮下の諜報機関で、パルパティーンや帝国軍本部に情報を報告している。元々は宇宙軍情報部が存在したが、宇宙軍情報部長官が反逆罪により処刑された後、帝国情報部に統合された。別系統の諜報機関である保安局とは対立関係にあるが、保安局より規模は小さい。実働部隊として、黒い装甲服を着用したストームトルーパー部隊「デス・トルーパー」を独自に保有している。
帝国軍先進兵器研究部門(Imperial Military Department of Advanced Weapons Research)
帝国軍の新型兵器の開発を担う研究機関。帝国情報部の管轄だが、組織の機密保持については帝国保安局の管理下である。オーソン・クレニックが長官を務め、デス・スター計画を主導した。
主な人物皇帝パルパティーン、ダース・ベイダー、インペリアル・ガード(第501軍団(英語版)のコスプレ)



正史の人物

登場作品表記

EP3「スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐」(シリーズ第6作)

EP4「スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望」(シリーズ第1作)

EP5「スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲」(シリーズ第2作)

EP6「スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還」(シリーズ第3作)

ローグ「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」(外伝第1作)


シーヴ・パルパティーン皇帝
登場作:EP3、EP5、EP6、EP9銀河帝国の皇帝。シスの暗黒卿ダース・シディアス。共和国時代には元老院議長を務めていたが、クローン大戦を起こして非常大権を手にし、戦役の終結と同時にこの権限を常時大権と皇帝位に発展させた。帝政移行後は全銀河を恐怖による圧政で支配する。ダース・ベイダーの息子ルーク・スカイウォーカーを暗黒面に堕として新たな弟子にしようと画策したが、エンドアの戦いのさなか暗黒面への誘惑を敢然と否定するルークを見限って殺害しようとした際にベイダーの反逆に遭って第2デススターの反応炉に落とされた。死亡したと思われていたが、エピソード9『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』に再登場しシスの帝国の復活を狙って策動する。
ダース・ベイダー
登場作:EP3、EP4、EP5、EP6、ローグ皇帝パルパティーンの片腕として広く恐れられるシスの暗黒卿。共和国時代はジェダイの騎士であり、その頃の名前はアナキン・スカイウォーカー。皇帝の命を受け息子ルーク・スカイウォーカーを暗黒面に招き入れようとしたが、息子の説得で徐々に迷いが生じる。最後は皇帝に殺害されようとする息子の姿を見て良心を取り戻し、身を挺して皇帝を倒した。しかし皇帝のフォース・ライトニングを浴びて致命傷を負い、息子に看取られながら息を引き取った。
ウィルハフ・ターキン総督
登場作:EP3、EP4、ローグ帝国軍の宇宙要塞デス・スターの最高司令官。帝国初のグランド・モフ(複数の宙域を統括する、帝国軍における総督職の最高位)。帝国建国からヤヴィンの戦いまでの19年間において、皇帝以外で唯一ダース・ベイダーに指示を下せる地位を保持していた。レイア姫の故郷である惑星オルデランを消し飛ばすなど恐怖による支配を徹底した。ヤヴィンの戦いで反乱同盟軍に破壊されたデス・スターと運命を共にした。
マス・アミダ
登場作:EP1、EP2、EP3共和国時代からパルパティーンに仕えた政治家で、EP1から登場。映画作品で描かれている旧共和国時代末期には一貫して元老院副議長を務めていたが、帝国成立後は皇帝の代理人として軍部高官や政治家を相手に折衝を行う大宰相の役職に任命される。優秀な政治家だが、パルパティーンがシスの暗黒卿である事を帝国成立以前の早い段階から知らされており、共和国の腐敗に失望していた事もあって積極的に協力した。エンドアの戦いでパルパティーンが死亡すると、コルサントで事実上の軟禁状態に置かれ、ジャクーの戦いの後に新共和国との間で銀河協定を結んで帝国の歴史に終止符を打った。
ファーマス・ピエット提督
登場作:EP5、EP6ダース・ベイダー率いる「死の小艦隊」の旗艦スーパー・スター・デストロイヤー「エグゼキューター」の艦長だったが、失態を演じた前任のオゼル提督がダース・ベイダーに処刑されたことで死の小艦隊の提督に昇進。エンドアの戦いの際に、反乱同盟軍パイロットが乗機ごと艦橋に体当たりしてきたため戦死し、コントロールを失った「エグゼキューター」はデス・スターに衝突した。
マキシミリアン・ヴィアーズ将軍
登場作:EP5「死の小艦隊」の地上軍司令官。ベイダーの命を受けて自らAT-ATに乗り込んでホスの戦いで帝国軍の指揮をとった。
ロース・ニーダ艦長
登場作:EP5「死の小艦隊」の一艦であるインペリアル・スター・デストロイヤー「アヴェンジャー」の艦長。追跡していたミレニアム・ファルコン号を取り逃がした失態により、ダース・ベイダーに処刑された。
オーソン・クレニック長官
登場作:ローグ帝国軍先進兵器研究部門の部門長。デス・スター開発の総責任者だった。逃亡した科学者ゲイレン・アーソを拘束してデス・スター計画への参加を強要した。上官ターキンに計画の主導権を簒奪されまいと苦慮していたが、ゲイレンの娘
ジン・アーソらによりスカリフ・タワーからデス・スターの設計図を奪取されたうえ、ターキンの搭乗するデス・スターからの砲撃によりスカリフ・タワーごと消滅した。
ゲイレン・アーソ
登場作:ローグ帝国軍先進兵器研究部門所属の科学者として、
ライトセーバーに使用されるカイバー・クリスタルを研究していたが、自身の研究がデス・スターのスーパーレーザー砲に悪用されようとしていることに気づき、妻ライラとともに逃亡。しかし、あえなくクレニック長官に発見されて妻を殺害された挙句、娘ジンとも生き別れとなり、自身も拘束されてデス・スター計画への参加を強要される。その後、復讐としてデス・スターに致命的な弱点を用意し、そのメッセージを密かに娘に託した。最後はイードゥーの研究施設が反乱軍の攻撃を受けた際に破壊に巻き込まれ、娘に看取られながら息を引き取った。
ギャラリー

皇帝パルパティーンのローブ

ダース・ベイダーのコスチューム

ストームトルーパーのコスチューム

帝国軍将校のコスチューム

TIEファイターパイロットのコスチューム

帝国軍の砲撃手と警備兵のコスチューム

砲撃手のヘルメット"ジョウボーン"

デス・スター警備兵のヘルメット"チーズ・グレーター"

スカウトトルーパーのヘルメット

ロイヤル・ガードのコスチューム


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