鉄道の電化
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[注釈 37]

津軽線 青森 - 中小国。運行系統は蟹田で分断。電化区間はかつては海峡線と一体化していた。

磐越西線 郡山 - 喜多方

八高線 八王子 - 高麗川。電化区間は川越線西部と一体化。

大糸線 松本 - 南小谷。電化区間は中央本線篠ノ井線と一部直通運転もあり。南小谷でJR東日本とJR西日本に分断。

関西本線 名古屋 - 亀山加茂 - JR難波。亀山でJR東海とJR西日本に分断。後者の電化区間は大阪環状線と一体化。

紀勢本線 新宮 - 和歌山市。電化区間は阪和線と一体化。新宮でJR東海とJR西日本に分断。

山陰本線 京都 - 城崎温泉伯耆大山 - 西出雲。前者の電化区間は、舞鶴線福知山線京都丹後鉄道宮福線と一体化。後者の電化区間は伯備線と一体化[注釈 38]

播但線 姫路 - 寺前

福塩線 福山 - 府中

予讃線 高松 - 伊予市。電化区間は本四備讃線と一体化。

土讃線 多度津 - 琴平。電化区間は予讃線・本四備讃線と一体化。

筑豊本線 折尾 - 桂川。電化区間は鹿児島本線篠栗線と一体化し、これらの路線を通して福北ゆたか線という愛称を持つ。

豊肥本線 熊本 - 肥後大津。電化区間は鹿児島本線と一体化[注釈 39]

長崎本線 鳥栖 - 肥前浜

大村線 早岐 - ハウステンボス。電化区間は佐世保線と一体化。

筑肥線 姪浜 - 唐津。電化区間は福岡市地下鉄空港線唐津線と一体化。電化時の路線変更により分断、唐津 - 山本は唐津線に。

唐津線 唐津 - 西唐津。電化区間は筑肥線と一体化。

日南線 南宮崎 - 田吉。電化区間は日豊本線宮崎空港線と一体化。


私鉄・第三セクター

会津鉄道会津線 会津田島 - 会津高原尾瀬口。電化区間は東武日光線鬼怒川線野岩鉄道会津鬼怒川線と一体化。

大井川鐵道井川線 アプトいちしろ - 長島ダム。電化区間はアプト式による運転。

京都丹後鉄道宮豊線 宮津 - 天橋立。電化区間は山陰本線(京都 - 福知山)・宮福線と一体化。[注釈 40]


電化設備の撤去

電化は初期投資を要するが、輸送量の大きい路線では輸送単位当たりの維持費用は一般に低い。このため、一度電化が行われた路線の電化設備が撤去されることはまれであるが、電化当初に見込んでいた利用がなくなった路線など、気動車等の発展によって電化が必ずしも経済的に有利でないケースが生じることがある。

また、急勾配や長大トンネルでの蒸気機関車の煙対策のために電化していた路線の場合、強力なディーゼルエンジンと換気装置が登場することで代替されることがあり、アメリカグレート・ノーザン鉄道(現・BNSF鉄道)が建設したカスケード山脈越えの路線(カスケードトンネル)は蒸気機関車時代に電化されていたが、このような理由からディーゼル化が行われている。

このほかには、アメリカ等のインターアーバンが貨物鉄道に転換された際、電車による頻発運転の旅客列車消滅により電化が不要になり、電化設備が撤去された事例も多い。

また、上記の理由以外で設備が撤去された例としては、運用される電気機関車を含めた従来からの直流電化設備全般の老朽化による設備更新を行わずに、高性能のディーゼル機関車へ置換えるといったものが挙げられる。例えば、ブラジルサンパウロ州には急勾配区間と近郊鉄道が運行される区間を除いたほぼ全電化区間の電気設備が撤去され、再び非電化となった路線が複数存在するほか、同様の例はチリサンティアゴ - バルパライソの郊外間や、コンセプシオン郊外 - テムコ間等にも存在する。

緊急的な電化解除(意図的に行ったもの)では第一次世界大戦時のドイツで資源不足になり、電化鉄道の架線を撤去して銅を使用した結果、電気機関車が走れなくなったというケースもある[34]
日本での事例

日本での事例としては、以下の路線で経費節減のために電車・電気機関車を気動車に置換えた事例がある。
電化施設を撤去・使用中止した路線

下記の路線は電化施設を撤去または使用中止し、電車・電気機関車運行を中止した路線である。なお、こういった事例の路線の殆どは元々不採算路線だったため路線の大半が廃線となっている。★印は2023年4月現在で現存している路線。

池田鉄道 - 1936年に気動車・ディーゼル機関車を新規に導入し内燃化。1938年6月6日廃止。

千歳線 - 1957年10月1日の定山渓鉄道旅客列車苗穂乗入廃止に伴い、苗穂 - 東札幌間直流電化設備を撤去。1973年9月9日に当該区間は新線切替で廃止。1980年10月1日に千歳線自体は交流20,000 Vで再電化。

小坂製錬小坂線 - 1962年10月1日から改軌と同時に内燃化。2009年4月1日廃止。

玉野市営電気鉄道 - 1964年12月24日に気動車を譲り受け内燃化。1972年4月1日廃止。

茨城交通茨城線 - 1965年4月25日、水浜線、上水戸 - 水戸駅前間営業廃止(6月11日)を控え、赤塚 - 大学前間電車運転を廃止。1971年2月11日廃止。

羽後交通雄勝線 - 1971年7月26日、同社横荘線廃止で捻出された気動車で内燃化。


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