鉄人28号_(2004年版アニメ)
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今ではとなっており、失った我が子の代わりに人工知能を持つロビーを(某国の支援で)育てていた。戦後も何一つ変わらない京都そのものに怒りを覚え、育てたロビーをVL2号に載せて焼き払おうと企んでいた。
平田屋女将
声 - 鈴木弘子高見沢の母親。学生時代から敷島と綾子を知る。
寺町刑事
声 - 仲木隆司京都府警の刑事。
ロビー
声 - くまいもとこ人工知能を搭載した小型ロボット。綾子の子供であるという意識を持ち、「母」を守ろうとする。綾子の指示でかつての同僚達を次々と殺害して行った。
黒服の男
声 - 関智一某国のスパイ。綾子を支援、VL2号で京都を燃やせとけしかける。
第17 - 26話

ビッグファイア博士
声 - 中村正外国の人間でありながら日本に帰化した悪徳科学者。鉄人のロケットの開発者。行方不明になった敷島博士の代理として敷島重工を支配し、量産型ブラックオックスを製造し、黒部ダム建設用に政府に売り込み儲けようと画策する。ファイア2世、ファイア3世の設計者でもある。鉄人の正体を暴露、「兵器は子供にふさわしくない」と正太郎から鉄人を取り上げ、封印させる。最終回では、敗戦・民主化・経済復興の影響で豊かにはなっても個人主義・享楽主義が醜く肥大して根付いた日本を激しく憎悪・憤慨し、「こんな日本(太陽爆弾の力で)なくなってしまえばいい」と叫ぶ一面も見せている。
ベラネード
声 - 内海賢二ベラネード財団の総帥。ロボット技術を売り込んで世界中の経済を牛耳るため、日本のロボットたちを潰そうとしていた。が、鉄人と太陽爆弾に目をつけ、ビッグファイアと手を組む。本作にあたり設定がもっとも改変されたキャラクターの一つであり、原作ではただのモブ的存在だった総帥自身に細かいキャラクター設定が追加され、本人の顔は原作の「砂漠の鉄人28号」に登場したゴムラスのものになり、裏の顔はPX団の首領ともされた(しかし、自身を含めた構成員のマスクはブラック団のものである)。
クロロホルム
声 - 西村知道フランスから来た名探偵。更迭された大塚署長の後任として警視庁を任される。査問会にも登場し、25話まで活躍するのだが、17話で既に黒服の男に射殺されており、この時、黒服の男が敷島、敷島がクロロホルムに化ける。
ニコポンスキー
声 - ???白覆面の謎の怪人。オックスとともに正太郎を襲い、バギュームの秘密を奪おうとする。そして正太郎に先んじてまだら岩に乗り込むが、そこで正太郎とともにPX団に捕らえられる。その後、某国と結託してブラックオックスを復元し、正太郎にこの件から手を引くよう強要する。その正体は敷島博士そのひとである。
敷島夫人
声 - 島本須美敷島の妻。敷島失踪後、敷島重工の社長となるが、実権はビッグファイアに奪われている。
敷島鉄男
声 - 根谷美智子敷島の息子。原作では正太郎と似た年齢だが、本作では5歳ぐらいである。失踪した敷島が帰ってくるものと信じていた。
南方の老人
声 - 藤本譲南方の島の住人。戦時中、研究所の仕事に従事し、金田博士らから良くしてもらったという。失踪した敷島について調査しに大塚が島を訪れた際、ある事実を指摘する。
登場ロボット

鉄人28号ブラックオックスについては該当の項目を、それ以外については鉄人28号の登場ロボットを参照。

鉄人28号

鉄人27号

ブラックオックス

バッカス

ギルバート

超人間ケリー

ロビー

VL2号

サターン

カニロボット

ギャロン

ファイア二世

ファイア三世

備考

第4回の冒頭に、音楽を担当した千住明がアニメで出演し、コンサートの指揮を行っているシーンがある。

本作の一部の場面には、『
ジャイアントロボ THE ANIMATION -地球が静止する日』の場面を思い起こさせる箇所がいくつかある。以下はその例。

村雨健次がまだら岩でPX団団員に変装するが、髪の毛が浮き出てしまっているために団員に怪しまれる。また、自分を不死身と自称するシーンもある。

ビッグファイア博士の「だまらっしゃい!」というセリフ(『ジャイアントロボ』ではBF団の策士・ 諸葛亮孔明のセリフ。演じているのはどちらも中村正)。

中条長官がバシュタールの惨劇の惨状について語る場面に、高見沢秘書と有本博士(原作ではそれぞれ大塚加代子と牧村博士に相当)に似た人物が登場する。

今作の鉄人の起動音と『ジャイアントロボ』のロボ(GR-1)の起動音が同じ。


敷島博士の「自殺」の状況は下山事件を元にしている。

京都編で敷島博士たちが乗車していたパトカーのナンバーにあった“古都町”は、『七人のナナ』の舞台となった街である(古都町はどことなく京都を思わせる街だった)。

TV版7話に登場した林葉、木枯、森沼の3人組の名前は、『七人のナナ』のナナ応援団の3人組の名前である。このうち正太郎役のくまいもとこが演じていた森沼もとこは、京都編で正太郎がロビーを追いかけている時などに背景に描かれていた表札にも苗字のみ登場した。他に『七人のナナ』に登場するキャラクターに由来する名前は、劇場版に登場する萱野月枝が挙げられる。

スタッフ

原作 - 横山光輝

監督・シリーズ構成 -
今川泰宏

キャラクターデザイン - なかむらたかし

美術監督 - 東潤一

色彩設計 - 菊地和子

撮影監督 - 土田栄司

編集 - 瀬山武司

音楽 - 千住明

音響監督 - 本田保則

プロデューサー - 田中渉、五郎丸洋介、森尻和明

アニメーション制作 - パルムスタジオ

制作 - GENCOガンジス

製作 - 敷島重工

主題歌
オープニングテーマ「鉄人28号」
作詞・作曲 -
三木鶏郎 / 編曲 - 千住明 / 歌 - 六本木男声合唱団

第1作のオープニングテーマをカバーしたもの。第1作で末尾に挿入されていた「グリココーラス」は省略された。

エンディングテーマ

「進め正太郎」
作詞 - 伊藤アキラ / 作曲 - 越部信義 / 編曲 - 千住明 / 歌 - 六本木男声合唱団
「なのにあなたは京都へゆくの」
作詞 - 脇田なおみ / 作曲 - 藤田哲朗 / 編曲 - 馬飼野俊一 / 歌 - チェリッシュ

京都編(第十五回・第十六回)のエンディングテーマ。

挿入歌

「Space Oddity」
歌 - デヴィッド・ボウイ


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