テーマ曲「Cinema Nostalgia」(作曲:久石譲)[38]
スタッフ - 製作:宮崎駿[38]、作画・演出:近藤喜文[38]、制作:スタジオジブリ
初のアニメーションが採用された。スタジオジブリが制作した短編作品やCMなどを収めたDVD『ジブリがいっぱいSPECIAL ショートショート』に収録。オープニングでは一番長く使用された。
内容…画面上部に番組ロゴ表示(フライデーおじさん[注 42]と言う名の撮影技師がカメラを動かす[38]。また画面の左右は映画フィルムのパーフォレーションとなっている[注 43]。)→提供クレジット表示→映画名表示(映写機のレンズが拡大し放送する映画名がフェードインで表示される)。
左右両端が映画フィルムのパーフォレーションになっているので、地上デジタル放送(画面比率16:9)でも違和感なく表示されていた[注 44]。
日本映画やアニメ作品などの放送回では、オリジナルのステレオ音声版を使用していたが、外国映画等の放送回では音声方式の都合で、モノラル音声版を使用していた。
エンドロールに記載される曲名は、2004年頃までは「シネマノスタルジー」と表記されていたが、2005年頃から「シネマノスタルジア」と表記されるようになった。
2015年10月2日・9日の放送でも「金曜ロードSHOW!30周年記念」として、このオープニングが2週限定で復活した。宮崎が制作に関わったためか、編成作品は両日ともスタジオジブリが制作した映画だった[40]。
2021年6月4日の放送でも、「金曜ロードショー 35周年記念」として、このオープニングが使用されたが、この時の使用作品はジブリ作品ではなく、洋画『ボヘミアン・ラプソディ』が編成されていた[41][注 45]。
2023年7月7日・14日・21日にかけても、3週連続で使用し、2015年以来のジブリ特集企画としての使用だった[38]。
3代目オープニング(使用期間:2009年3月27日 - 2012年3月30日)
テーマ曲「スタンリーの週末」(作曲:岩代太郎)
制作:Airside[注 46]
アニメーション作品。映像の正式なタイトルは「The Moon and The Rabbit」。
地上波デジタル放送に合わせて、オープニング映像としては初のハイビジョン制作となった。テーマ曲を作曲した岩代は「どんな映画が放送されても本編の邪魔にならないように心掛けた」とコメントしている[42]。
内容…金曜の夜、月が出る頃に始まる『金曜ロードショー』を見るためにうさぎのスタンリーと仲間たちが映画館に向かって必死に走る様子を描く。先代同様ロゴ表示→提供クレジット表示→映画名表示(スタンリーが駆け込んで席についた後、スクリーンに放送する映画名が表示される)の順。
「金曜特別ロードショー」時は、スタンリーたちの衣装がタキシードなどフォーマルなものに変わるほか、花火や観客の歓声の効果音を追加した別バージョンとなる[注 47]。
このオープニングは、後に『映画天国』へと引き継がれた。
4代目オープニング(使用期間:2012年4月6日 - 2016年3月25日)
テーマ曲「TGIF(Thank God, It's Friday!)」(作曲:大野哲二)
映像・テーマ曲制作:オムニバス・ジャパン
アニメーション作品。『金曜ロードSHOW!』への改題に伴い制作、使用された。
内容…スタンリーと仲間たちがアクション、SF、サスペンス、ラブストーリー、アニメといった映画の世界に迷い込んでワクワクドキドキしている様子を描く。
背景色は毎月変わっていた。
※2016年4月1日放送分から2018年7月13日放送分まではオープニングは存在せず、予告の後すぐに映画本編が始まっていた。
5代目オープニング(使用期間:2018年7月20日 - 現在)
テーマ曲「Era[43]」(音楽:高木正勝、歌:上白石萌歌)
スタッフ - 監督:細田守、キャラクターデザイン・作画:森川聡子、美術設定:上條安里、美術監督:大森崇、衣装:伊賀大介、制作:スタジオ地図
アニメーション作品。監督の細田曰く「『金曜ロードSHOW!』が若い人と映画との出会いの場であり続けたい」、「今の若い世代にめくるめく映画の世界を感じてほしい」、「今まで映画とあまり向き合った経験のない若い女の子に、映画を通じて人生を変えるような出会いがあれば」との思いで制作された。
内容…17歳の女子高生「ミアちゃん」は肩に不思議な生物「アンク」を乗せて虚無空間を歩いている。行く先に光が漏れる扉が見える。導かれるようにその扉を開けると、椅子に腰掛けている伯爵夫人の「ターニャ」が振り返って出迎えた。そこはエジプトのカイロ。