テーマ曲「フライデーナイト・ファンタジー」(作曲:ピエール・ポルト、演奏:ピエール・ポルト&ヒズ・オーケストラ、トランペットソロ:ドミニク・ドラース(Dominic Derasse)、または数原晋[要検証 – ノート]
『水曜ロードショー』のオープニング映像と同じ、夕日と海とヨットハーバーを映した構成である。フィルム映像。
内容…海辺のボートハウスで景色を眺める人→夕日とカモメ→ヨットハーバーで犬と戯れる人→眼鏡をかけた黄昏の男性→夕焼けの海に浮かぶヨット→画面中部に番組ロゴ表示(夕焼けの風景から大きくフェードインし、ヨットハーバーの風景が一瞬にして夜になる。ロゴは夕焼けの海の色味がフェードイン、ヨットハーバーの風景が変わるタイミングで白色に変化する)[注 35]→映画名表示→提供クレジット表示。
曲の原調はヘ短調である。また、ピアノの出だしから始まるパターンとトランペットから始まるパターンがある[注 36][注 37]。
1986年2月7日放送分から、フィルム映像に若干の手直しが入ったものが使用された。この手直しに伴い、鮮明となった夕日とカモメの改訂されたり。ヨットハーバーの夜景の映像が提供読みの間にブラックバックへフェードアウトする演出はなくなった。(映像が提供読みの間にブラックバックへフェードアウトする演出は、水曜ロードショーのオープニング映像から由来する。)
放映枠の都合上、映像・テーマ曲の一部をカットした短縮版のオープニングが放映される回もあった。その場合、1989年9月頃まではブルーバックで「金曜ロードショー ○○(作品ロゴ)」→提供と表示される流れで、同年10月からは放映予定の作品の1シーンのスチール写真(または、映像)をバックに「金曜ロードショー ○○(作品ロゴ)」→提供と表示される流れとなる事が多かった。
楽曲発売時には、番組からLPレコード版を100名、シングルレコード版を200名にプレゼントした。その告知の際、水野は「こうした素晴らしい音楽、私達の胸に忘れぬ感動を捧げてくれます。」と語っている[注 38]。
番組開始から1993年3月まで当番組をネットしていた山形テレビでは、火曜日に『火曜ロードショー』として時差ネットしていた関係上、このオープニングを手直しする形で差し替えていた。
前述の水野死去時の追悼映像ではBGMに本曲が使われており、水野降板以来11年ぶりに番組内で楽曲が流れた。
2010年10月1日の放送でも「金曜ロードショー25周年記念」として、このオープニングが編集で入ったものの流れた。
2015年10月23日・10月30日・11月6日の放送では「金曜ロードSHOW!30周年記念」として、このオープニングが3週限定で復活した[注 39]。
2021年1月8日の放送でも「金曜ロードSHOW!35周年記念」として、このオープニングが再び使用された[注 40]。
2021年5月14日の放送でも同年4月に死去したトランペット奏者の数原晋への追悼として使用された[注 41][37]。
2022年10月28日における映画『君の名は。』放送回において、現在使用中のオープニングが入れ替わる演出として、一瞬だが当オープニングのタイトルロゴ表示部分が使用された。
2代目オープニング(定期使用期間:1997年4月4日 - 2009年3月20日)
テーマ曲「Cinema Nostalgia」(作曲:久石譲)[38]
スタッフ - 製作:宮崎駿[38]、作画・演出:近藤喜文[38]、制作:スタジオジブリ
初のアニメーションが採用された。スタジオジブリが制作した短編作品やCMなどを収めたDVD『ジブリがいっぱいSPECIAL ショートショート』に収録。オープニングでは一番長く使用された。
内容…画面上部に番組ロゴ表示(フライデーおじさん[注 42]と言う名の撮影技師がカメラを動かす[38]。また画面の左右は映画フィルムのパーフォレーションとなっている[注 43]。)→提供クレジット表示→映画名表示(映写機のレンズが拡大し放送する映画名がフェードインで表示される)。
左右両端が映画フィルムのパーフォレーションになっているので、地上デジタル放送(画面比率16:9)でも違和感なく表示されていた[注 44]。
日本映画やアニメ作品などの放送回では、オリジナルのステレオ音声版を使用していたが、外国映画等の放送回では音声方式の都合で、モノラル音声版を使用していた。