また、唯一のテレビスペシャルとして制作されながらも、尺の短さから本放送以来一度も『金曜ロードショー』枠での放送実績が無かった『海がきこえる』が、2011年7月15日に『コクリコ坂から』の公開に合わせて『ゲド戦記』と共に『金曜特別ロードショー』として2本立てで放送された。
一方で、『レッドタートル ある島の物語』のように、ジブリ作品でも現在まで本枠で放送されないケースがある[注 15]。『アーヤと魔女』も製作に日本放送協会(NHK)とその子会社であるNHKエンタープライズ(NEP)が関わっている事情から、同作品の放映をNHK総合テレビにて行っていたが、2024年3月に本枠にて初放映した[19][20][21][22]。
ジブリ作品に関してはエンドロールを含め、ノーカット放送されるのが原則となっているが、近年は2016年11月18日放送の『猫の恩返し』や2018年1月12日放送の『ゲド戦記』などでエンディングを省略しており、エンドロールを含む完全ノーカット版を放送しない回も増えてきた。とはいえ、宮崎駿、高畑勲、近藤喜文監督の作品に関しては現在もエンドロール含むノーカット放送が厳格に守られている。 ジブリ作品以外で定期的に、以下のアニメ作品が放映されている。 以上のアニメ作品などが放送されており、上述の作品は『時をかける少女』を除いて、いずれも日本テレビが制作に関わっている。その中でもスタジオ地図作品及び『サマーウォーズ』は本枠以外で放映された事例が無い。また、『ルパン三世 カリオストロの城』は2017年、『ヱヴァ新劇場版』は2020年まで当番組以外で放映されたことがなかった[注 18][注 19]。また、2021年には日本テレビが制作に関与している劇場版 『僕のヒーローアカデミアTHE MOVIE?2人の英雄?』が放送された。 その一方で前述の『時をかける少女』や、2020年7月31日放送の『映画 聲の形』[注 20][23]、8月7日放送の『打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?』[注 21][23]を始め、『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』[注 22][注 20][24][25]、『君の名は。』[注 23][26][27]など、日本テレビが制作に関わっていないアニメ作品を放送する事例もある。 既存の劇場公開作品に加え、『ルパン三世』については新作のテレビスペシャルが1990年[注 24]から2013年まで毎年放送されており、2014年以降は不定期に放送されている(旧作の再放送が行われることもある)。その他にテレビスペシャルを放送した作品は『タッチ』、『美味しんぼ』、『YAWARA!』、『シティーハンター』、『はじめの一歩』、『DEATH NOTE』など。
その他・日本テレビ関連アニメ作品
『ルパン三世』シリーズ
(特に『ルパン三世 ルパンVS複製人間』『ルパン三世 カリオストロの城』の2作品)
『名探偵コナン』劇場版シリーズ
主に最新作公開直前となる4月下旬(そのうち1本は前作のテレビ初放送分[注 16])と最新作の終映直前にあたる9月に過去作を2週連続で編成。連続テレビアニメ版が月曜ゴールデンに枠を持っていた頃は同曜日の19?20時台の2時間枠を取って放送することが多かった。
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズ[注 17]
細田守監督作品(『時をかける少女』、『サマーウォーズ』、スタジオ地図作品)
スタジオポノック制作作品(『メアリと魔女の花』)
テレビスペシャル