金曜ロードショー
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最後は水野本人による「いやぁ、映画って本当(ほんっとう)にいいもんですね! それではまた、ご一緒に楽しみましょう(回により変化あり)」[8]という締めくくりの台詞で終わるのが基本的な流れとなっていた。本人によれば、この発端は『水曜ロードショー』で1974年4月3日に放送した『シェーン』の解説で使ったのが最初で、番組の最後に時間が余った際「もう一言付け加えて」と担当者から言われ、とっさに出た言葉がこれだったという。

水野の最後の担当回となった1997年3月28日放送では、放映作品の解説に続いて以下のように締め括っている。“さて今週を以ってですね、この金曜ロードショー、丸25周年を迎えるわけですね。以前は、水曜ロードショーの時期もございましたけれどもトータルで25周年。なんと、1200本もの映画をですね、お届けし解説させて頂いたわけですよ。「風と共に去りぬ」がありました、「ゴッドファーザー」がありました、「幸せの黄色いハンカチ」がありました、そしてまた「E.T.」がありました。映画界、テレビ界の常識を破るような映画を次から次へとお届けさせて頂いたわけですね。でも、来週からはですね、グンッとリニューアルをしてですね、またまた皆さんに楽しんで頂こうというわけです。私自身もですね、やりたいことがいっぱいあるわけですね。勿論、映画の話も色々色んなところでやっていきたいと思います。そしてまた、いろんな社会問題も論じていきたいと思うんですね。そして、小説も書いてみたい、アメリカと映画も作ってみたい、舞台の仕事もしてみたい、色んなことがありますんでね。また別の番組で、色々とお目にかかっていきたいと思います。どうぞ皆さん、ごきげんよう!最後になりました。
いやぁ、映画って本当にいいもんですね!

エンディング映像では、「25年間ありがとう そしておつかれさまでした」と書かれた短い文章のテロップが放送されていた。

地域によっては金曜日の放送でないため(後述)、解説の中ではそれらの地域への配慮として『金曜ロードショー』という番組名は一切言わず「この番組」などと言っていた。
沿革

放送期間番組名解説・ナビオープニング(曲・映像)放送時間プロデューサー(仕入れ担当)チーフプロデューサー
1985年10月4日 - 1986年3月28日金曜ロードショー解説・
水野晴郎曲「フライデーナイト・ファンタジー」トランペット演奏 / (映像)夕陽ヨットハーバー21:00 - 22:54(114分)@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}西憲彦、明比雪[要出典]前田伸一郎[要出典]
1986年4月4日 - 1988年3月25日21:00 - 22:51(111分)堀越徹奥田誠治[要出典]
1988年4月1日 - 1993年3月26日21:00 - 22:52(112分)
1993年4月2日 - 1997年3月28日21:03 - 22:54(111分)門屋大輔、大塚恭司[要出典]黒崎太郎[要出典]
1997年4月4日 - 2008年9月26日ナビ・坂上みき曲「Cinema Nostalgia」久石譲 / (アニメ)映写機おじさん
2008年10月3日 - 2009年3月20日21:00 - 22:54(114分)笠原陽介[要出典]
2009年3月27日 - 2012年3月30日ナビ・スタンリー曲「スタンリーの週末」 / (アニメ)うさぎスタンリー稲毛弘之[要出典]
2012年4月6日 - 2013年3月29日金曜ロードSHOW!ナビ・スタンリーと加藤清史郎曲「TGIF(Thank God, It's Friday!)」 / (アニメ)スタンリーと仲間達谷生俊治(2012年6月 - 2018年11月)[9]
2013年4月12日 - 2016年3月25日ナビ・サッシャ朴?美
2016年4月1日 - 2018年7月13日無し北條伸樹(2017年6月-2021年3月)
2018年7月20日 - 2021年3月26日曲「Era」歌:上白石萌歌 / (アニメ)アンクとミア鬼頭直孝(2018年12月 - 2021年3月)
2021年4月2日 -金曜ロードショー向笠啓祐、岩佐直樹[要出典]鬼頭直孝(2021年4月 - )

※作品によって放送時間拡大・スポーツ中継等で遅延の場合あり。中でも60分以上拡大する場合は、20時台のレギュラー番組を休止して、20時台から前倒しで放送することがある。
放送開始から2012年3月まで

『水曜ロードショー』が放送日を金曜に移動する形で、『金曜ロードショー』として放送開始[10]。第1回放送作品は『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』。金曜に番組が移動してからは、解説者である水野晴郎の嗜好が反映された作品は世間の嗜好を反映して徐々に姿を消し、ハリウッド映画の娯楽作品やアニメ作品などが多くラインナップされる様になっていった。

1986年7月25日には『風の谷のナウシカ』が本枠で初放送される。以降、宮崎駿監督作品は本枠で定期的に放送されることになる[注 7]

1987年12月25日には800回[注 8]記念と称して、水野が水曜ロードショーから放送された映画を紹介・放送した[注 9]

1989年から、それまで『木曜スペシャル』や『土曜スペシャル』で放送された『日本アカデミー賞授賞式』が、本番組に移動して1993年まで放送。この時期だけは『金曜ロードショー特別企画』と銘打って放送された。

1992年には1000回記念並びに20周年記念[注 10]として、「1000回記念メモリアル・テレフォンカード」のプレゼント企画が実施された。また、同年4月には「1000回記念特集」と題し『魔女の宅急便』『ニキータ』『フィールド・オブ・ドリームス』『ミザリー』の4作品が4週にわたり放送された[11]

1997年3月28日、「水曜」時代からおよそ25年にわたり解説・司会を務めた水野晴郎が降板。以降解説者は置かれていない(後述)。

1998年、直前の時間帯で放送されていたウッチャンナンチャンのウリナリの1企画から、ウリナリをそのまま事前番組として、声の吹き替えに天野ひろゆき、南原清隆、勝俣州和、千秋、ビビアンスーらが声の出演をした洋画の作品が放映された。


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