野沢雅子
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10日間ほど通い詰めてもアライグマの鳴き声を聞くことはできなかったが、直後約に当時放映していたテレビドキュメンタリー番組『野生の王国』で、偶然にもアライグマが登場して鳴き声を知り、それを参考にした[23]ことを、GyaO溜池Now』での「野沢 雅子特集」の際に語っている[55]。また、ラスカルの収録は他の声優陣と別録りだったが、鳴き声を演じる上で他の人の演技を確認するために、初めから収録風景を確認していた(他の声優陣と同じ時刻に集合していた)。一時期は動物役が多く、雑誌に「アニマル声優・野沢雅子」と書かれたこともあった[98]

いなかっぺ大将』の風大左衛門の声をノイローゼだったゴリラに聞かせ、治したことがある[55][60][62]。また、私生活において当時劇団のあった高田馬場までの切符を買う際に「高田の馬場だス」と大左衛門の口調で喋ってしまったり、子供の学校のPTAで他の子の親と会話している時に途中で喋り方に気を付けたにもかかわらず「そうだス」と言ってしまい、悩んだ末に田舎言葉を混ぜることで地方出身だと思い込ませようとしたなど、『いなかっぺ大将』では役が抜けずに苦労したそうである[55]

は苦手」とのこと[70][25]だが、主演作の『怪物くん』や『ビリ犬』、『はたらキッズ マイハム組』では主題歌を担当しており、『ドラゴンボール』『デジモンテイマーズ』でもキャラクターソングを歌っている。

「私生活ではかなりおっちょこちょい」とのこと。『徹子の部屋』の出演時には、内線電話と間違えて館内放送のマイクに向かって話してしまった話、リモコンから送信される赤外線を身体に有害なレーザー光線と勘違いしていた話などを披露した。

迷惑電話がかかってきたときは、子供の声で「パパ、ママ今いないから分かんない」や、家政婦のふりをして「今、誰もいねぇから分かんねぇんだ」と言うと諦めてくれると言う[23]2008年3月27日にゲスト出演した『うたばん』より)。

映画『ONE PIECE』の主題歌『またね featuring ルフィ、ナミ、ゾロ、ウソップ、サンジ、チョッパー、ロビン、フランキー、ヒルルク、くれは』でくれはの声で出演したためゲスト参加している。その曲のオリコンチャート最高位が8位だったため、71歳4ヶ月としてオリコンチャート10位以内の女性最年長記録(当時)であった。

小さい頃からの習慣で外から帰宅したときには必ずうがいと手洗いをしている。「人より声帯が丈夫」とのこと。ある夏の日に環状7号線を車で移動中大渋滞に遭遇し、退屈なため運転席で歌を歌っていたが、窓を全開にしていたため排ガスによって声帯が傷つき、翌日から声がまったく出なくなってしまったことがある。病院で「声を出せるようになるまでは10日以上、話せるようになるまでは1か月かかる」との診断をされたが、すぐに声が出るようになり、病院の先生からも「国宝(級の声帯)だ!」と驚かれたという。声優に憧れる人は発声よりもセリフの練習を好む傾向があるため、発声練習をおろそかにしてはいけないとも語っている[58]。のどと鼻のうがいの他、入浴中に50音を言うトレーニングも365日欠かさずやっているという[99]
他声優関連

仲の良い声優仲間としては、田の中勇愛川欽也池田昌子永井一郎富山敬肝付兼太千々松幸子八奈見乗児吉田理保子内海賢二野村道子夫妻、神谷明古谷徹三ツ矢雄二中尾隆聖鶴ひろみ草尾毅らの名が挙げられている[100]

著作で「可愛い後輩」の1人として戸田恵子の名前を挙げている。『ゲゲゲの鬼太郎』の第3作で戸田が鬼太郎役に決まった際、当時の雑誌では「カムバック野沢さん」と書かれてしまい、野沢は気の毒に思ったという。イベントでは「私の鬼太郎はみんなも知っていて、みんなの中に生きてると思う。でも、今度は戸田恵子さんという後輩がやっているから、応援してあげてね」と必ず言っていたという[75]

野沢自身も『怪物くん』で怪物くん役を白石冬美に代わって演じることになった際に白石から「新人にやられたら悔しかったけどマコちゃんなら納得がいく」と言われたことがあり、「替えられることも、替わることもどちらもとてもつらいものがありますね」と思ったという[75]

後輩の井上和彦は若手の頃から野沢に可愛がってもらっているといい、一緒のイベントに出る時などは送り迎えしてくれたという[99]

鶴ひろみは業界の師匠に野沢をあげており、「人間的にも仕事の上でも。可愛い方で大好き」と語っている[101]

千葉繁は野沢が劇団東芸を辞めてから入ってきた後輩である[31]。千葉の芝居はいつも体当たりで大好きだと語っている[102]

養成所時代に野沢から指導を受けた三石琴乃は「役者としても女性としても尊敬している」と発言している。

神谷浩史は、まだレギュラー役を持っていない新人時代、アシスタントを務めていたラジオ番組に松本零士を伴いゲスト出演してくれたなど、現在でも野沢の気配りや親切に恩義を感じている。

『ドラゴンボール』シリーズの収録現場は、キャスト陣やスタッフの雰囲気が非常に和やかで和気藹々としていたことが、多くの人物から語られている。このことに対しベジータ役の堀川りょうは「主演の野沢さんが新人や中堅たちに目を配り、雰囲気作りに努めていたことも要因ではないか」と語っている。また少年期に『ゲゲゲの鬼太郎』など野沢が出演していた作品を多数見ていたといい、「業界で最も尊敬している人物の一人」であるとも発言している。

森川智之は野沢の自宅の近所に住んでおり、勝田声優教室(後の勝田声優学院)で野沢が講師をしていた時代からお世話になっているという。野沢の授業は課題として与えられた台詞に合った演技をして合格をもらう「即応力」を鍛える内容で、当時森川はその課題を毎回一発で合格する優等生だったが、最後の授業での総評で「森川はこのクラスの中で、いちばん成長しなかった」と雷を落とされる。森川はその時初めて「現状に甘んじて成長しようとしていない自分」に気づき、それ以来どんな仕事でも成長を意識しているという。「自分の将来を真剣に考えて叱ってくれた気持ちが伝わってきてとてもうれしかった」といい、「あのとき怒ってもらえなかったら今の僕はいないですね」と語っている[103]

少年トランクスを演じた草尾毅は子供役に不安を感じていたが、大人の悟空から子供の悟天を演じる野沢の演技を見て勉強になったという[61]。また、ゴテンクスで野沢と声を合わせたことは「何ものにも代えがたい価値があった」と語っている。野沢は草尾のことを「親子ほどの年齢差だけど、弟のように可愛い」と発言している。

野沢と同じく親子二役を演じることになった皆口裕子は、野沢の三役を見て気合を入れていたという[104]

メルセデス・ベンツのEクラスを20年近く乗り継いでるが、切っ掛けは矢尾一樹に「まこさんは僕らの大切な人だから、丈夫な車に乗らないといけないよ」と言われたことである。

吉田理保子は声優業を引退した後も交流を続け、2012年4月30日にオフィス野沢を廃業するまで野沢のチーフマネージャーとして仕事を共にしていた[41]
出演

太字はメインキャラクター。
テレビドラマ

赤胴鈴之助

あんみつ姫[105]

三太物語

事件記者

ゼロの焦点[106]

つんころ大助

東京ロマン 花と蝶

特別機動捜査隊

鬼太郎が見た玉砕?水木しげるの戦争?(2007年) - 鬼太郎の声[107]


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