野村萬斎
[Wikipedia|▼Menu]
東京2020 開会式・閉会式 4式典総合プランニングチームのチーフ・エグゼクティブ・クリエーティブ・ディレクターを務めることになっていたが、新型コロナウイルス感染拡大を受けた演出の見直しにともない解散した[4]

また、著作や舞台イベントなどで狂言の普及に努めるかたわら、日本伝統芸能と現代劇との融合を目指して『藪の中』や『RASHOMON』、『敦 - 山月記・名人伝 - 』などを演出し、評価を得た。

万作早稲田大学の卒業生であり、自身も早稲田大学推薦校友である[5]
親族

父の兄弟は伯父・野村萬(七世野村万蔵)。叔父(四男)・野村四郎(観世流シテ方)、叔父(五男)・野村万之介(狂言方)がいる。また、伯父・萬は2024年現在、現役最高齢の狂言師である。

従兄に八世野村万蔵(五世万之丞)と九世野村万蔵がいる。従甥(従兄の子)に野村太一郎六世野村万之丞野村拳之介野村眞之介(伯父・萬の孫)。

母方の曾祖父は福井県知事鹿児島県知事などを務めた阪本ソ之助戦国武将永井直勝の子孫にあたる。母方の祖父は詩人ドイツ文学者阪本越郎。越郎の兄に阪本瑞男、異母弟に高見順、従兄に永井荷風がいる。

長男・裕基も狂言師の道を歩みだしている。

長女・彩也子は2019年に父・萬斎、弟・裕基とともにKUMONのCMでメディアデビューを果たした。2020年4月1日付でTBSアナウンサーとして入社した[6]
略歴

1970年:『
靱猿』で初舞台。

1979年:筑波大附属小を卒業。

1981年:『千歳』を披く。

1982年:筑波大附属中を卒業。

1984年:『三番叟』を披く。

1985年:黒澤明監督作品『』で、鶴丸役(「野村武司」として出演)。

1985年:筑波大附属高を卒業。

1986年:『奈須与市語』を披く。

1987年:『ござる乃座』主宰(以後年2回)。

1988年:『釣狐』を披く。

1989年:東京芸術大学音楽学部邦楽科能楽専攻卒業。

1990年:『ハムレット』主演。

1994年:曾祖父・五世万造の隠居名、萬斎を襲名。NHK大河ドラマ花の乱』で、細川勝元役。文化庁芸術家在外研修制度で渡英。

1996年:『花子』を披く。

1997年:NHK朝の連続テレビ小説あぐり』で、望月エイスケ役(吉行エイスケがモデル)。

2000年:司馬遼太郎原作『世に棲む日日』のNHKスペシャルドラマ『蒼天の夢 松陰と晋作・新世紀への挑戦』で、高杉晋作役。

2001年:『まちがいの狂言』演出・主演(シェイクスピア間違いの喜劇』の翻案)。滝田洋二郎監督作品『陰陽師』で、安倍晴明役(映画初主演)。

2002年:世田谷パブリックシアター芸術監督に就任。

2003年:NHK子供番組 『にほんごであそぼ』出演開始。長男・野村裕基、『靱猿』で初舞台。ジョナサン・ケント演出『Hamlet』に主演し、「男優だけのハムレット」として日本公演のほかロンドン公演を行った。

2004年:ギリシャアテネの古代劇場で上演された蜷川幸雄演出のギリシャ悲劇『オイディプス王』に主演。9月2日、重要無形文化財総合指定者に認定(総合認定役割:狂言方(和泉流))[7]

2007年:世田谷パブリックシアター芸術監督(2期目)

2008年:東京大学教養学部非常勤講師。

2009年:明治大学国際日本学部非常勤講師。

2010年:『現代能楽集V?「春独丸」「俊寛さん」「愛の鼓動」』で、企画・監修。

2011年:文部科学省日本ユネスコ国内委員会委員に就任。

2016年:映画『シン・ゴジラ』にてモーションキャプチャによるゴジラ役を担当。公開当日まで出演はシークレットとなっていた。

2021年:石川県立音楽堂邦楽監督に就任[8]


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:156 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef