野島健児_(声優)
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職業としての声優は時間が決まってないため、幼少期は父・昭生が仕事に行くたびに「今日は、何時に帰ってくるの?」と聞いていた[19]。健児が「今日は遅くなるから、先に寝ちゃってるよ」と言って、父・昭生は「今日は早いから、おみやげ買って帰るよ」と答えたりして、父・昭生が帰ってくるのを楽しみにしていた[19]。父・昭生はイベント、吹き替えの仕事が行われることが多い日曜日になるべく休み、健児達を遊びに連れていってくれたという[19]

青二塾時代には父・昭生の言っていることが全然わからなかった[26]。父・昭生はそれを理解したのか、何も言わなくなった[26]。唯一言われたのは「ちゃんと栄養のあるものを食べなさい」、「自己管理をちゃんとしなさい」、ということだけだったという[26]

父とは『BLOOD THE LAST VAMPIRE』、『マージナルプリンス?月桂樹の王子達?』、『イヴの時間』、『篁破幻草子』で親子役で共演している。兄とは『エンジェル・ハート』で双児兄弟や『灼眼のシャナ』でクラスメイト、『WORLD DESTRUCTION 世界撲滅の六人』では瓜二つのキャラクター、『バンブーブレード』などで共演している。息子とは『しょうぐん 天晴れェド!』で息子の役柄の家臣役で共演している[16]

スケアクロウマン』第4話では父共々ゲスト(シュタインという名のゲストキャラクターの過去と現在)として、主役である兄と共演した。『スケートリーディング☆スターズ』でも兄と双子の兄弟役で共演し、更にその父親役である昭生も含めて親子三人での共演を果たしている。

父・昭生との共演の機会には「芝居のアプローチが僕とは全然違うんだな」と感じていた[41]。健児は「その場で生まれること、その瞬間瞬間の感情を生かせれば」と思い、わりと統一した芝居にならなかった[41]。その時の芝居の流れで、同じ台詞でも違う芝居になったという[41]。一方、父・昭生の芝居のアプローチは絶対真似できないことであり、「すごいな」と思った[41]。小さい時から父・昭生の仕事を見てきたが、そういうことは共演してはじめてわかったという[41]

父・昭生は声優デビューを果たした健児に、「ここからが始まりだからな」「新人だからといって、新人づらをするな」と言っていたという[29]。「新人はできなくて当たり前なんだから、萎縮せずに堂々として、できないことは真摯に学べ」という意味だったが、当時の健児はそういう意味だとはわからなかった[29]。とりあえず堂々とした態度を取っていたが、年上の人物からは話しかけられやすく、コミュニケーションが取れたため、「ナイスアドバイス!」と思っていた[29]。しかしあまりにも「ハイ! ハイ!」とかしこまられると、「面倒くさいからいいや……」と思われ、逆に話しかけなくなるという[29]。「先輩すみません、ドア開けます」のようにせず、ひとりの人間として「そこにいなさい」と父・昭生が言ってたのはそういう意味だと後で気がついたという[29]

8歳の頃、兄・裕史と一緒に北海道ヒッチハイクなどで旅していた経験がある[4]。また、兄弟3人でコンピュータ雑誌『MSX・FAN』において、ペンネーム「F.I.S」で常連として投稿していたことがある[4]

昔は兄・裕史とは喧嘩ばかりだったが、17歳の時に裕史が大分県で放送制作会社の会社員[44]に就職したことで一気に尊敬するようになったという[17]。その頃、父・昭生が九州のローカル局でアナウンサーの講師、兄・裕史が番組を制作しながら地方局のCMナレーションを読んだりしており、テレビをつけていたところ父か兄の声ばかり聞こえており、兄を尊敬する反面「すごく悔しいな、負けてるな」と思っていたという[21][17]。当時、兄・裕史は電車で1時間ぐらい離れたところに住んでいたが、そこまで遊びに行って「どういう仕事してるの?」、「会社ってどうなの?」、「番組ってどうやって作るの?」と聞きに行っていたという[17]。「働いている!一人暮らししてる!社会人すげえ!」と思っていた瞬間から、兄との喧嘩はなくなったという[17]。兄・裕史はその仕事があるため、九州に残ったが、父・昭生は何か思うところがあり、「農業からもう一度、本腰を入れて役者の仕事をやりたい」と、健児と大学受験を目指していた弟・智司を連れて一緒に上京したという[8]

弟・智司は皆から可愛がられており、健児とも仲が良かったという[17]。一方、幼少期の智司とは裕史とともに当初は仲良く遊んでいたが、その後は健児たちが帰ってくると智司は大喜びで飛び込んでいき、ひとかたまりになり喧嘩していたという[1]

声優デビューを果たした息子・透也に対しては「とにかく役者を続けろ。


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