このほか血液中アルコール濃度(mg/mL)により、0.5 - 1.0mg/mL 弱度酩酊、1.0 - 1.5mg/mL 軽度酩酊、1.5 - 2.5mg/mL 中程度酩酊、3.5 - 4.5mg/mL 泥酔
に分ける資料もある[2]。
なお、アルコール飲料のアルコール濃度表示には、単位容積当たりのアルコール容積(v/v)(と単位容積当たりのアルコール重量(w/v)がある[2]。 飲酒の年齢制限は様々な国に存在するが、国によってばらつきがある。「年少者と飲酒」も参照 精神科医アダム・ウィンストックが2019年に実施した30か国12万3814人を対象とする調査によると、1年間に酔った回数は平均33回で、最も多いのはイギリスの51回、2番目に多いのがアメリカ合衆国であった[6]。英語圏の国々では酒酔いの回数が多い傾向がある[6]。 オクトーバーフェストにおいて、泥酔者はビアライヒェン(Bierleichen ドイツ語でビール死体の意味)と呼ばれる。 江戸時代には、ひどく酒に酔った状態を公式には「酒狂」と呼び、酒狂状態で起こした犯罪は同じ犯罪でも罪が重くなった[7]。江戸の庶民は「よっぱらい」「生酔」、大阪では「よたんぽ」と呼んでいた[8]。 ALDH2遺伝子低活性型の世界的な分布でみると日本人の40%以上がALDH2遺伝子の働きが弱いまたは無いことがわかっている[4][2]。 なお、日本には以下のような法律がある。
年少者と飲酒の規制
飲酒と酩酊の地域性
欧米オクトーバーフェスト会場でスタッフの介抱を受けるビアライヒェン
日本
酒に酔つて公衆に迷惑をかける行為の防止等に関する法律 - 別名・酩酊防止法、よっぱらい防止法。保護室も参照。
道路交通法 - 飲酒運転等の禁止
自動車の運転により人を死傷させる行為等の処罰に関する法律 - アルコールの影響により走行中に正常な運転に支障が生じるおそれがある状態で人を死傷させた者を処罰
二十歳未満ノ者ノ飲酒ノ禁止ニ関スル法律
出典[脚注の使い方]^ 広辞苑第六版、酔っ払い
^ a b c d e f g h i j 取健彦, 長尾正崇『NEW エッセンシャル法医学 第6版』医歯薬出版、2019年、268-277頁。
^ a b c d 及川孝光. “ ⇒「適正飲酒の生活習慣を築くために?もっと広く前向きに考えよう?」”. 公益社団法人アルコール健康医学協会. 2021年9月23日閲覧。
^ a b c d e 今泉和彦, 立屋敷かおる「飲酒と健康
^ “e-ヘルスネット 酔い方の異常”. 厚生労働省. 2018年7月23日閲覧。
^ a b 酒酔いの回数世界一は英国、南米は少ない傾向 30カ国調査 CNN、2019年5月26日閲覧。
^ 『徳川禁令考』後集第四
^ 『物類称呼』(1775)
関連項目
酔い
二日酔い
宴会
大虎
アルコールハラスメント
中毒
急性中毒 - 急性アルコール中毒
慢性中毒 - アルコール依存症
飲酒運転・交通事故
帰って来たヨッパライ
酒に酔つて公衆に迷惑をかける行為の防止等に関する法律
酔っぱらいのマント - 中世ヨーロッパで用いられた、「酩酊罪」を犯した者をさらす用語
ハムスター - 果実を食べる多くの哺乳類はアルコールに対してある程度の耐性を持つが、その中でもハムスターは高いエタノール処理能力を持ち酩酊しない。また、水よりアルコールを好む。
外部リンク
酒に酔つて公衆に迷惑をかける行為の防止等に関する法律