原料によって酒の種類がある程度決まる。しかし、ジン、ウォッカ、焼酎、ビール、マッコリがあり、必ずしも原料によって酒の種類が決まるわけではない。また、原産地によって名称が制限される場合がある。たとえばテキーラは産地が限定されていて、他の地域で作ったものはテキーラと呼ぶことができずメスカルと呼ばれる。
サボルチの林檎パーリンカ
ナシペリー(またはペルー)
レモンリモンチェッロ
プルーンツイカ
麦焼酎
トウモロコシチチャバーボン・ウイスキー
トウモロコシ
(コーンスターチ)ビール
※副材料として
用いられる。甲類および乙類焼酎
モロコシ白酒
ソバ蕎麦焼酎
ライムギクワス
ヒエトノト
テフテラ
根菜類サツマイモ芋焼酎
ジャガイモアクアビット
タピオカ甲類焼酎 ※一部の商品
その他
インダストリアルラム アルコール飲料は多くの国で課税対象であり、また年齢によって飲用が制限されることも多いため、法律によって酒の定義や区分を明確に定めている。日本ではアルコール度数1度以上が酒類と定義され20歳未満の飲用は禁じられているが、これらの閾値は当然国・地域によって異なる。また、フランスのAOC法 100g中の酒に含まれるアルコール質量[16]種類100g中のアルコール質量 日本でのアルコール度数は、含まれるアルコールの容量パーセントで「度」と表す。正確には、温度15℃のとき、その中に含まれるエチルアルコールの容量をパーセントで表した値。販売されている酒の多くは、3度(ビール等)から50度前後(蒸留酒類)の範囲であるが、中には90度を超す商品もある。日本の酒税法では、1度未満の飲料は酒に含まれない。そのため一般的な甘酒はソフトドリンクに分類される。なお、日本酒には「日本酒度」という尺度があるが、これは日本酒の比重に基づくもので、アルコール度数とエキス分(酒類中の糖、有機酸、アミノ酸など不揮発性成分の含有量)に依存する。
酒類の分類に関連する法律
度数
日本酒(純米酒)12.3g
日本酒(本醸造酒)12.3g
日本酒(吟醸酒)12.5g
日本酒(純米吟醸酒)12.0g
ビール(淡色)3.7g
ビール(黒)4.2g
ビール(スタウト)5.9g
発泡酒4.2 g
ぶどう酒(白)9.1g
ぶどう酒(赤)9.3g
ぶどう酒(ロゼ)8.5g
紹興酒(紹興酒)14.1g
しょうちゅう(甲類)29.0g
しょうちゅう(乙類)20.5g
ウイスキー33.4g
ブランデー33.4g
ウオッカ33.8g
ジン40.0g