都営地下鉄新宿線
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17.5S-18 一之江駅


19.2S-19 瑞江駅


20.7S-20 篠崎駅


江戸川(↑東京都千葉県↓)


23.5S-21 本八幡駅 (京成八幡駅 )


JR東日本:中央・総武緩行線(千葉方面)

新宿線(しんじゅくせん)は、東京都新宿区新宿駅から千葉県市川市本八幡駅までを結ぶ、東京都交通局が運営する鉄道路線都営地下鉄)である。『鉄道要覧』における名称は10号線新宿線[4]。一般的に都営新宿線と呼ばれることが多い。

路線名の由来は、起点である新宿から。車体および路線図や乗り換え案内で使用されるラインカラーは「リーフ」(黄緑)、路線記号はS。
概要

東京都交通局の鉄道路線(都電荒川線日暮里・舎人ライナーも含む)では唯一、都外まで路線が延びている。新宿駅より、京王電鉄京王線京王新線との相互直通運転を行っている。

1968年昭和43年)4月の都市交通審議会答申第10号において、「芦花公園方面より新宿及び靖国通りの各方面を経由し、市ヶ谷神保町須田町及び浜町の各方面を経て住吉町方面へ至る路線」として東京10号線が初めて答申された[5][6](第9号線→第12号線(都営大江戸線)と京王線との乗り入れから、新たに制定された第10号線(都営新宿線)と京王線が乗り入れることに振り替えられた[7])。「都営地下鉄大江戸線#概要」も参照

この答申を受け、同年12月28日の建設省告示第3731号により、都市計画第10号線(東京都市高速鉄道第10号線)として新宿 - 住吉町間(12.5 km)が正式に都市計画を決定した[6][8]。翌1969年(昭和44年)年5月20日、建設省告示第2430号により都市計画の区間に京王線の調布 - 新宿間が追加され、最終的に都市計画区間は車両基地のある東大島まで延長された(31.2 km)[8]

その後、1972年(昭和47年)3月の都市交通審議会答申第15号では橋本 - 多摩ニュータウン中央 - 調布 - 芦花公園間、住吉町 - 東大島 - 篠崎町 - 本八幡 - 柏井 - 鎌ケ谷市北部 - 千葉ニュータウン小室地区 - 千葉ニュータウン印旛地区間がそれぞれ追加され、調布 - 新宿間は京王線の複々線化を行うこととされた[5][9]。このうち新宿 - 本八幡間が都営新宿線として順次開業している。また橋本 - 調布間は京王相模原線として、笹塚 - 新宿間は京王線の線増部(京王新線)として開業している。

なお、本八幡 - 千葉ニュータウン方面間は千葉県千葉県営鉄道北千葉線(仮称)として建設し、都営新宿線と直通運転を実施する計画であったが[5]、取得していた鉄道事業免許は2000年に廃止され、その後計画自体が白紙化されている。

京王線・京王相模原線・京王高尾線と相互直通運転を行う関係で日本の地下鉄で唯一、軌間1372mmの馬車軌間を採用している。

ATCシステムの関係で、東京の地下鉄では唯一VVVFインバータ制御車の走らない路線だったが、2005年平成17年)5月14日に新ATCシステム(デジタルATC)への更新が行われ、同月21日から新宿線初のインバータ制御車10-300形が運用を開始した[10]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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