※ 電車・気動車の郵便車(合造車を含む)は全て取扱便車であった。また、交流用・交流直流両用の郵便電車は製作されなかった(常磐線などそれが必要な路線には気動車が使用された)。 フランスの高速列車「TGV」には、郵便車のみで編成された列車(TGV postal)が1984年から2015年まで運行され、郵便物の高速輸送に貢献していた(日本の新幹線においては、郵便の特殊取扱の一部の輸送に利用されたことがあったが(翌朝10時郵便#ビジネス郵便、新特急郵便#地域相互間サービスを参照)、専用の車両を用いるには至らなかった)。ヨーロッパの場合、ほとんどの国が陸続きであるためか、在来線を含め列車による郵便輸送が多く行われている。色は日本と違って、黄色に塗られているものが多い。
客車
オユ10・オユ11(取扱便)
オユ12・スユ13(護送便)
オユ14・スユ16(取扱便)
スユ15(護送便)
スユ30(取扱便)
マユ31(取扱便)
マユ32(取扱便)
マユ33(取扱便、改造車は護送便)
マユ34(マユ35)(取扱便)
オユ36(スユ37・スユ40(10番台))(取扱便)
オユ40(スユ40(0番台))(取扱便)
スユ41(取扱便)
スユ42(取扱便)
スユ43(護送便)
スユ44(締切便。パレット積載用の貨車に準じた車体を持つ)
オユ60・オユ61(取扱便)
スハユ30(郵便座席合造車、取扱便)
スハユ31形(郵便座席合造車、取扱便)
オハユ61(荷物郵便座席合造車、取扱便)
スユニ30(改造車はこちら)(荷物郵便合造車、取扱便)
マユニ31(荷物郵便合造車、取扱便)
スユニ50(荷物郵便合造車、取扱便)
スユニ60・スユニ61(荷物郵便合造車、取扱便)
オハユニ61・スハユニ62(荷物郵便座席合造車、取扱便)
オハユニ63・オハユニ64(荷物郵便座席合造車、取扱便。郵便室と荷物室は共用)
保存車両スユニ50 517
オユ10 2565(のと鉄道能登中島駅に保存)
オユ10 2555(中央郵政研修センターに保存)
スユニ50(小樽市総合博物館、佐呂間駅跡、青森港に係留されている八甲田丸の車両甲板に保存)
キハユニ25 1(小樽市総合博物館に保存)
オハユニ61 107(碓氷峠鉄道文化むらに保存)
ヨーロッパの鉄道郵便
オーストリアの郵便車 m 50 81 00-70 206-9 、ハイツハウス・ストラスホフ、2005年4月撮影