区割りと意見集約の方針で分類した選挙方式の表。
小選挙区制多数代表比例代表少数代表
単純小選挙区制○○
単純小選挙区制(決選投票制)○○
認定投票○○
コンドルセの投票方法○○
大選挙区制多数代表比例代表少数代表
完全連記制 (block voting)○○
単記非移譲式投票○○
単記移譲式投票○
比例代表制多数代表比例代表少数代表
比例代表制○
チリで行われる国政選挙△○
集団選挙区制多数代表比例代表少数代表
集団選挙区制○
その他多数代表比例代表少数代表 国会議員などの公職選挙に見られるように、一般の有権者の投票によって選出する方式。被選挙権の要件は有権者の要件と一致する必要はない。このため一党独裁国家などでも、被選挙権行使要件に「独裁者の推薦」などを加えることで、体制を崩すこと無く公選を維持するところがある。あるいは他県在住の者でも立候補できる知事選のように、有権者の権利を持たない者を選出するところもある。民選とも言う。 日本の政令指定都市の区長や貴族院の勅撰議員に見られるように、国家などの行政機関の指名によって選出する方式。必ずしも投票が行われるわけではないが、公選・互選との比較のため掲載する。 日本の内閣総理大臣指名投票やバチカン市国におけるコンクラーベ(教皇選出選挙)に見られるように、関係者の間で行う投票によって選出する方式。公選と違い、選挙権と被選挙権の要件は一致する。大抵の民主制での公選は、一般の有権者も被選挙権を持つため、大規模な互選ともいえる(しかし、選挙権と被選挙権の要件が異なる場合も多く、厳密には互選とはいえない)。 くじなどを利用して、立候補者毎に等しい確率で当選者を選出する方式。定数が何人であろうと当選者の勢力比の期待値は被選挙権行使者の人口比と完全に等しく、有権者全てが被選挙権を行使すれば比例代表制になる。確率が絡むため個々の選挙では偏りが出る場合が殆どになる。古代ギリシアや室町幕府の第6代将軍(足利義教)選出などに例がある。投票者が存在しないため投票が行われることがないが、投票者が存在する選挙との比較のため掲載する。 また、投票で複数候補が同票で並び、そのいずれかが当選の資格を得る場合がある。日本の公職選挙法では決選投票を行わず、くじ引きで当選人を決定することになっている。 現在におけるくじで選ぶ公職の代表としては陪審員があげられ、日本には検察審査員や裁判員がある。
小選挙区比例代表併用制○
小選挙区比例代表並立制△
投票者による分類
公選
官選
互選
くじ引き「くじ#くじによる抽選の例」も参照
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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