太平洋戦争敗戦後、占領軍指令により国家神道が廃止され、また学校教育への武道が禁止されたことに伴い、1946年(昭和21年)1月12日に大日本武徳会から理事長・藤沼庄平名義で都道府県支部長宛に「神殿、神棚等撤廃ニ関スル件」が発せられ、神棚は撤去された。ただし現代においても神棚を祀っている道場は少なくない。また、日章旗を掲げている道場もある[注釈 2]。
昭和後期・平成フィンランドにある合気道の道場
現代では都市の過密化や地価の高騰などにより、個人が道場を所有することは難しくなり、体育館や雑居ビルの一室を借りている例も多い。
警察では柔道、剣道、逮捕術が必修とされていることから、各都道府県の警察署、警察学校、警察本部内全てに道場が完備され、全国で見ると数え切れないほどの道場数になる。警察署が柔剣道教室を開き、道場を小中学生に開放していることも多い。
現代の道場の経営形態には、武道の組織・団体の本部が直轄する直轄道場、本部の傘下にあるものの独立した運営を任される管轄道場、どこの団体にも属さない独立自営の町道場、などがある。道場は日本国内のみならず世界各国に広がっているが、米国では空手道場の大半は町道場である[5]など、国や武道のジャンルによって違いがある。 上述の通り「道場」自体が武道関連の人材を養成する場をあらわす名称であるが、ここから派生して「養成道場」と名乗る講習セミナー等が以下の通り存在する。 .mw-parser-output .side-box{margin:4px 0;box-sizing:border-box;border:1px solid #aaa;font-size:88%;line-height:1.25em;background-color:#f9f9f9;display:flow-root}.mw-parser-output .side-box-abovebelow,.mw-parser-output .side-box-text{padding:0.25em 0.9em}.mw-parser-output .side-box-image{padding:2px 0 2px 0.9em;text-align:center}.mw-parser-output .side-box-imageright{padding:2px 0.9em 2px 0;text-align:center}@media(min-width:500px){.mw-parser-output .side-box-flex{display:flex;align-items:center}.mw-parser-output .side-box-text{flex:1}}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .side-box{width:238px}.mw-parser-output .side-box-right{clear:right;float:right;margin-left:1em}.mw-parser-output .side-box-left{margin-right:1em}}ウィキメディア・コモンズには、道場
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コーダー道場
脚注
注釈^ このことについて武道史研究者の中村民雄は、「『道場』は極めて近代的なものであることが分かろう」と述べている[4]。
^ 日本武道館は、いかなるイベントの場合でも日章旗を降ろしてはいけないことになっている。
出典^ 植木雅俊『サンスクリット版縮訳 法華経 現代語訳』(角川ソフィア文庫、2018) pp.327-328
^ 『建撕記二巻』p.558 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/952819/1/123
^ a b c 日本武道学会剣道専門分科会編『剣道を知る事典』122-123頁、東京堂出版
^ 日本武道学会剣道専門分科会編『剣道を知る事典』123頁、東京堂出版
^ 日経ビジネス「カラテが米国でクールに見えるワケ」2019.9.13 閲覧日2023年9月10日
参考文献
日本武道学会剣道専門分科会編『剣道を知る事典』122-123頁、東京堂出版
関連項目
道場破り
訓練道場
旧武徳殿(現在、京都市武道センターの施設)
平安道場(現存しない。創建当時は武徳殿、通称北野武徳殿)
武道館
弓道場
土俵
修行
トレーニングジム
ボクシングジム
体育館
競技場
野間道場 - 講談社が社員教育を目的として設立した剣道場