燃焼室に混合気を吸入し圧縮する火花点火機関では、過給により混合気が高温高圧となってデトネーションが発生しやすくなるため圧縮比、空燃比、最大過給圧、点火時期を緻密に制御しなければならないのに対し、空気のみを圧縮するディーゼルエンジンはその心配がない。また、ディーゼルエンジンは正常燃焼する空燃比の幅が広く、過給機によって送られた空気の流れを妨げるスロットルバルブを持たないこともあり[3]、過給機との相性が良い。いずれの場合もエンジン強度に応じて最大過給圧が定められていて、ウェイストゲートバルブなどで圧力が制御される。
モータースポーツでは、自然吸気エンジンに対して排気量を制限することがあるが、過給を許している場合は自然吸気より少ない排気量に設定されたり、その最大過給圧に制限が加えられることも多い。JAFの国内競技規則によると、スピード競技の場合は過給機付きの車両は排気量を1.7倍して排気量別クラスに分類される[4]。 過給機は大きく分けると、排気の流れを受けるタービンでコンプレッサを駆動する排気タービン式過給機(エキゾーストタービンスーパーチャージャー、英: Exhaust turbine super charger)と、主機であるエンジンの回転や電動機によって駆動する機械式過給機(メカニカルスーパーチャージャー、英: Mechanical super charger)、過給圧を排気の圧力波から直接得るプレッシャーウェーブ・スーパーチャージャーに分類することができる。 エンジン 方式
代表的な種類
機械式過給機
遠心式コンプレッサー
ルーツ・ブロアー
リショルム・コンプレッサ
スパイラル・コンプレッサ
ベーンポンプ
レシプロポンプ
排気タービン式過給機
遠心式コンプレッサー
プレッシャーウェーブ・スーパーチャージャー
出典^ だいたい大気圧だが、前方に向けた適切な形状のスクープであればラム圧効果が期待できるので、必ずしも大気圧そのものとは限らない。
^ 鈴木孝著『エンジンのロマン』
^ 噴射ポンプの制御にスロットルボディで発生する負圧を利用する場合や、アイドリングでの振動・騒音を抑制するため、あえてスロットルバルブを追加しているものもある。
^ 国内競技規則 第3編
関連項目
圧縮機
過給圧
ダウンサイジングコンセプト
ブーストアップ
自動車用エンジンの過給方式
ビッグシングルターボ
ツインターボ
ツインチャージャー
過給器に付随する部品群
ウェイストゲートバルブ
ブローオフバルブ
インタークーラー
ミスファイアリングシステム
ブーストコントローラー
ブースト計
表
話
編
歴
自動車部品
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2st
4st
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2st
4st
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水冷エンジン
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ガスケット
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コネクティングロッド
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シリンダー
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ピストン
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ロッカーアーム
デスモドロミック
タペット
ラッシュアジャスター
クランクシャフト
タイミングチェーン
タイミングチェーンカバー
タイミングベルト