週刊ベースボール
[Wikipedia|▼Menu]
□記事を途中から表示しています
[最初から表示]

発行ペースは、原則季刊としつつ、発行号名には各発行時期ごとにちなんだフレーズを入れた上で[注 11]、不定期に発行している。1999年途中発行分あたりから『週刊ベースボール別冊』(しゅうかんベースボールべっさつ)のタイトルで発行している(国立国会図書館のデータベースでは『別冊週刊ベースボール』のままとなっている)。

誌面内容は、季刊ペースであることから速報性によらない特定のテーマを掘り下げたムック形式となっている。取り上げる題材は、概ね日本プロ野球であるが、MLBを特集することもある。MLBについては、2008年以降、同社が1997年から2008年まで発行していたMLB専門誌『月刊メジャー・リーグ』を引き継いだ『メジャー・リーグ』(Major LEAGUE)として不定期で発行している(最初は、10月17日に初冬号として発売された『記録集計号』。2011年6月23日発売の『メジャー・リーガーのマル秘テクニック&練習法』は、『ベースボールマガジン』7月号増刊として発行)。

1990年からは、本誌と並行する形で『プロ野球選手カラー写真名鑑』を発売している。「夏季号」として(シーズン中頃にあたる7月)の発売であったため、シーズン途中の移籍などに対応されていた[7]が、1991年より開幕へ合わせた時期に「桜花号」として発売されるようになった。1992年より観戦ガイドを兼ねた『イヤーブック』として発売されるようになっている[7]

2011年5月6日、週刊ベースボール別冊青葉号として新雑誌『週刊ベースボール+PLUS』の第1号を発売した。

別冊の復刻版が発行されることもあり、1974年秋に長嶋茂雄の現役引退を記念して発売した冬季号『長嶋茂雄 その栄光の軌跡』(12月1日発行、第1巻第2号)が引退25周年を迎えた1999年10月に『B.B.MOOK』というムックシリーズの171号(『スポーツシリーズ』No.71)として復刻された[注 12]ほか、1985年に阪神タイガースの21年ぶりリーグ優勝を記念して発行した秋季号『タイガース優勝』(10月31日発行、第12巻第4号通巻61号)が18年ぶりのリーグ優勝を控えた2003年秋に週刊ベースボール別冊秋季号『爆走!2003阪神タイガース・タイムスリップ1985栄光のV号』(9月15日発行、第30巻第7号通巻177号)への閉じ込みという形で表紙・裏表紙含め復刻された(当時の広告ページ・スペースは、復刻時現在の自社広告に差し替えられた)。
野球以外のスポーツを扱った増刊・別冊

1980年代頃までは、バックナンバー上の前身にあたる『ベースボールマガジン』(1946年4月 - 1958年4月発行分まで、月刊として発行)と同じく、「ベースボール」(=野球)を名乗りながら、野球以外のスポーツを扱った増刊号を発行することもあった。

参考として、1972年にはミュンヘンオリンピックバレーボール競技日本代表を特集したものとして、9月30日号『ミュンヘンオリンピック 栄光の日本バレーボール』を、10月28日号『《栄光の金メダル》男子バレーボール12人のすべて』を発行していた。

また、1984年から1997年まで発行していた月刊スキー情報誌『Skiing magazine』(月刊スキーイングマガジン)も元々は週ベ増刊として1976年から1980年まで『スキー案内』、1981年から1983年まで『Skiing』のタイトルで秋から冬の間に発売していた[14](前述時期以前にも、『スキー案内』を発行することがあった[注 13])。

別冊についても、2006年の冬に、トリノオリンピックへ出場する女子選手(フィギュアスケート安藤美姫モーグル上村愛子など)を特集した『トリノ五輪の女神たち』(早春号)が発売された(発行日付は3月10日)。
脚注[脚注の使い方]
注釈^ 『ベースボールマガジン』は改題に伴い一旦終刊したが、6月号より復刊し1965年まで週ベと並行して刊行。その後も1972年 - 1974年に季刊として復刊した後、1977年6月より月刊として三度復刊。
^ 本来月刊であるため4号になるのが自然だが、複数号発行した月もあるため7号となっている。
^ 2004年版より増刊号扱い。前週の本誌が合併号になるため、名鑑部分以外の内容は本誌とほぼ同じ。増刊号としている理由は、返品期限を長くすることで、書店などで長期間販売されやすくするためである。同じBBM発行の週刊プロレスも同様の理由で名鑑は増刊号としている。
^ 当初は「配偶者・子供の名前」「年齢」を明記したが、2004年版から「年齢」を除外。2005年版からは「名前」を伏せる代わりに、「妻」「妻と?男」「妻と?女」「妻と?男?女」(?は子供の人数)のいずれかで表記。さらに2014年度版からは既婚者のみ「既婚」と表記されている。
^ ただし、一部の選手(外国人選手や単身赴任中の妻帯者など)については「球団気付」とだけ表記していた。
^ 投手の場合には打撃成績を割愛。前年度に一・二軍の公式戦へ出場していない選手や、選手生活を通じて一軍公式戦への出場経験がない選手や、プロ野球選手の経験がないコーチについては「出場なし」と表記する。
^ アナウンサーについては、顔写真と氏名のみ紹介。
^ 参考:2009年MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島についての映像DVDソフトを取り上げている。
^ 2006年3月6日号掲載の第99回で、今竹七郎(南海ホークスの鷹マークを手掛けた、商業デザイナー)の生涯についてまとめた本として『昭和のモダニズム今竹七郎の世界』(1989年、編集・発行:株式会社今竹)が紹介された。
^ 『B・B MOOK』626号(『スポーツシリーズ』499号)。書籍コード:ISBN 4583616171
^ 例として、

春に「春季号」「陽春号」「青葉号」「桜花号」(4月頃)「皐月号」

夏に「夏季号」「初夏号」「盛夏号」

秋に「秋季号」「初秋号」「錦秋号」(11月頃)

冬に「冬季号」「初冬号」「新春号」「新年号」
など
^ 書籍コード:ISBN 4583610742
^ 参考:

1972年…10月15日号、11月12日号、12月17日号を『スキー案内』第1集・第2集・第3集として発行。

1973年…10月14日号、11月18日号、12月16日号を『スキー案内』第1集・第2集・第3集として発行。

1974年…9月15日号、10月13日号、11月16日号を『スキー案内』NO.1、NO.2、NO.3として発行。

1975年…9月14日号を『スキー案内』NO,1として発行。


出典^ 参考:『週刊ベースボール』2010年7月26日号(同年7月14日発売、通算2999号)掲載の特集記事「週刊ベースボール3000号カウントダウン企画」。同記事で、「3月に創刊した」「『ベースボールマガジン』を改題」という旨の記述が見られる。
^ 『週刊ベースボール50years 創刊50周年記念特別企画』pp.39,75. 他、同誌p.82より福本豊が「セ・リーグの記事が多くパ・リーグの記事が少なかった」と語っている。
^ 『週ベ50years』pp.8,42,45. パ・リーグの記事が少ないという福本の意見に対しても、同誌p.83より江夏豊が「他チームの情報を得るために週ベを読んでいた」と語っているなど、当時の巨人中心の報道と一線を画していた面が見られる。
^ 『週ベ50years』p.95. 他、pp.68-77などでOB・現役選手問わず高い評価を受けていることが窺える。
^ 『週ベ50years』pp.72-77. 他、同誌p.46で大野豊、p.83で堀内恒夫、p.90で小林繁が少年時代愛読していた旨を語っている。
^ 『週ベ50years』pp.68-77
^ a b c d e f g h i j k 『ベースボールマガジン 2006年春季号』 「特集2 選手名鑑HISTORY」内“「選手名鑑」変遷史”(95 - 99ページに掲載。週ベ名鑑については、98 - 99ページを参照)
^ a b 『週ベ50years』p.86


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:59 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef