週刊ベースボール
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創刊当初は今ほどビデオなどが普及していなかった時代背景もあいまって、選手のみならず、プロ野球選手を志す少年の読者層にも人気を博した[10]。現在は薮恵壹大島康徳柴原洋が解説を務めている。
記録の手帳

1961年1月4日号より『記録の手帖』として連載を開始、各種記録を材料にしたコラムでほぼ毎号掲載され、誌上最多を誇る連載企画となっている。執筆は千葉功(元パ・リーグ公式記録員→記録部長)が担当。

1960年に1年間担当した『1960年の勝負手』という連載企画が前身で、『記録の手帳』の企画を依頼された際に千葉は連載を続けられない旨を伝えるが、編集部から「500回でも1000回でも続けますから」と返されてしまい連載が開始された。編集部に長期連載の真意があったかどうかは不明だが、千葉は長期連載のことを意識せず、ただ「記録を面白く読ませる」ということを目標とし、その姿勢は変わることのないまま、連載回数は1980年6月2日号で1000回、2000年2月28日号で2000回を超えた。これは、企画開始当初、地方では事務所を見つけて手書きの原稿を発送していた作業が、1990年代後半頃以降はEメールを送れば済んでしまったり、資料を整える作業も、メジャーリーグの記録がインターネットですぐ手に入るようになるなどして、原稿を書く際に生じる負担が軽減されたのも大きい。千葉は創刊50周年当時のインタビューで「休載もなければそのピンチもない。もう、ここまでくると自分から『休載にしてください』とは言いかねますからね」と、連載の続行に意欲を見せている[11]

なお、『記録の手帳』の1000回までの連載分を中心に再編集した『日本プロ野球記録史』(全5巻、1982年)、1000回以降2000回までの連載分を中心に105本を抜粋した『プロ野球 記録の手帖』(2001年)が刊行されている。また関連書として『ベースボール・レコード・ブック日本プロ野球記録年鑑』(1982年創刊、毎年年末ごろ発行)がある。

2000年代以降、『ベースボールマガジン』において「出張版」として同誌の特集テーマに基づいた企画を掲載することがある。
野球浪漫

ペナントレース中行われる不定期連載。取り上げるのはかつてチームの中心選手として活躍したが、現在は成績が低迷している選手が中心。また、不調や故障を乗り越えて復活した選手を取り上げることも。2013年度はカラーページとなった。
惜別球人

毎年ペナントレース終了後に行われる(一部例外あり)。惜しまれつつ現役引退した選手へのインタビュー企画で、現役生活を振り返ると共に現役生活で最も印象に残った試合を選んでもらっている。選ばれるのは10年以上一軍のレギュラーとして活躍した選手がほとんどである。
ボールパーク共和国

1980年代頃より連載を開始、読者による投稿で構成されるコーナーでボ共と略される。主なコーナーは「きっといる」「なんとなく似ている」「なんだ?製造機」「魔の三重殺」「ダジャレー夫人の恋人」「球辞苑」「あったら怖い」「小言倶楽部」など。ネタの優秀な投稿者は週間・年間で表彰され、BBMカードなどが贈られる。1989年には同コーナーの傑作をまとめた単行本『いきなりビーンボール』(同年8月発売。編者;週刊ベースボール・ボールパーク共和国。書籍コード:ISBN 4583027885)が出版された。

やくみつるが同誌で連載する漫画(後述参照)では、同企画のコーナー名をネタに流用することがある。
CULTURAL REVIEW about BASEBALL

野球文化に関するコラム・レビュー2001年より連載。野球に関する書籍・音楽映画トレーディングカードゲームソフトなどについて、各寄稿者によるコラムで紹介されている。初期は2ページ・4人の担当枠で掲載していたが、その後は1ページ・2枠が基本となっている。
主な寄稿者


石富仁(ライター)
書籍

スージー鈴木(音楽評論家、野球評論家)
音楽。元々「野球音楽評論家」として開始当初から寄稿していたが、2007年以降同誌では「野球文化評論家」に肩書を変え、音楽以外のものも取り上げるようになっている[注 8]

しゅりんぷ池田(カードライター、元カルビーエポック社社員)
トレーディングカード。自身が編集に関わっている「BBMベースボールカード」など、野球もののカードグッズを紹介していく。カードゲームに関しては、後述の小野が取り上げる場合があるが、1948年頃に発売された「新野球かるた」については、池田が取り上げた。

小野憲史(ゲームライター、元ゲーム批評編集長)
ゲーム。主にコンピュータゲーム(ゲームソフト)を取り上げる。ゲームソフト以外にも、家庭用バッティングマシンやトレーディングカードゲームを取り上げたこともある。
その他の企画

やくみつるの12球団ドガチャカ交流試合(4コマ漫画
2001年、『やくみつるのセ相冗談』を引き継ぐ形で連載開始。ほぼ毎回、最近の野球界の出来事をネタにしており、セ・リーグ編とパ・リーグ編に分けている。

ベースボールゼミナール
野球に関する技術的な質問を元プロ野球選手が答える。回答者は打撃は大島康徳、投手は水野雄仁、守備は笘篠賢治水上善雄小関竜也、捕手は土井淳。過去には投手は阿波野秀幸、守備は本西厚博、捕手は梨田昌孝が解説者時代に担当していた。

閃・球・眼
スポーツライター石田雄太のコラム。2001年 - 2003年頃にかけて、海老沢泰久または武田薫と交代で連載していたコラムコーナーを引き継ぐ形で2004年から連載している。

テクニカルアナライズ
打者・投手のフォームを分解写真で解析するコーナー。担当は打者が谷沢健一、投手が大野豊(かつては藤田元司近藤和彦らが担当していた。また、高校生選手の場合は水野雄仁が担当するケースが多い)。

綱島理友のユニフォーム物語
1999年4月19日号連載開始。コラムニスト・プロ野球意匠学研究家である綱島理友のコラム。日本プロ野球のチームで実際に使用したユニフォームを綿谷寛のイラストと当時の選手の写真を交えて取り上げた連載。2004年に一旦連載終了。その後単発掲載(2005年、後述単行本発行と前後して)または短期集中連載(2006年)を経て、2011年4月11日号より『綱島理友の新ユニフォーム物語』として連載再開。再開後のイラストは、イワヰマサタカ(岩井正高)が担当している。2005年には、掲載済の作品に加筆・増補する形で単行本『プロ野球ユニフォーム物語』が発行された。その後連載はユニフォーム以外の意匠も取り上げる『綱島理友のサブカルノート・ベースボール百科』にリニューアル。

アイツにエール!! 球界リレートーク
2004年より、毎年シーズン終了から翌年シーズン開幕直前までの間に行われている。前回の号に登場した選手の問いかけに答える。登場した選手は次の選手に対しての問いかけを行う。

野村克也の本格野球論 『本物の野球はどこへ行った!』
2013年9月16日号から連載開始。『豊田泰光のオレが許さん!』(後述)を引き継ぐ形で始まった。

岡田彰布の『そらそうよ』
2015年1月5・12日合併号より連載開始。

中居正広の月イチ連載コラム『とことん野球好き!!』
2016年4月11日号から連載開始。

PLAY BACK MEMORY 河合じゅんじイラスト擬音ギャラリー 私情の空論
漫画家河合じゅんじによる1Pカラー漫画。毎週ひとりの選手の名シーンを取り上げる。
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この節の加筆が望まれています。


アンラッキー・ブルース
不運な形で球界を去った男たちのその後を追跡。

熱球フリークお立ち台!
1995年1月2・9日号から1998年まで連載。各界の野球好きの著名人に野球についての思いを語ってもらうインタビュー企画。第1回ゲストは北野大。開始年9月には、連載をまとめた単行本『プロ野球いいたい放題』(編者:週刊ベースボール。書籍コード:ISBN 4583032439)が出版された。

想い出球人
1999年より連載(2006年、『ベースボールマガジン』に移行)。過去に日本プロ野球に在籍した選手のその後を追ったインタビュー企画。

バウすバウるギャラリー・松村邦洋のタイガース大図鑑


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