連続人形活劇_新・三銃士
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三銃士の一人。陽気で恰幅が良く、女好きでとにかくモテる。銃士隊解散後は女性の世話になりながらあちこちの宿屋を転々とし、アトスと同じく住所不定の生活を送っていた。アトスに劣らず酒豪で大食い。メンバーの中では明るいムードメーカー。とても優しい性格で、失敗をして落ち込むダルタニアンをいつも明るく励ましてくれる。児童劇団に所属していたことがあるらしく、一芝居打つことに自信を持っている。ずんぐりした体型で「太ったな」と言われると「むくんでるだけだ」と否定する。ルイ13世から「ポトフ」と間違って呼ばれたこともある。アラスの包囲戦の後、激しい心理的ダメージを受け、一時期放心状態にるが、コクナールの懸命な看護により元に戻った。
コンスタンス(声:貫地谷しほり、操演:清水正子)
本作のヒロイン。ダルタニアンの憧れの人。アンヌ王妃の侍女で、ボナシューの年の離れた若妻。ボナシューとは、父親が返済できなかった借金を帳消しにする代わりに結婚した。冷静で意志が強く、アラミスが一目置くほどの聡明さを持っている。年の近いダルタニアンのことを弟のような特別な存在に思っている。アラミスから聖書の講義を受けており、誰よりも強く物静かで物知りなアラミスのことを尊敬し好意を寄せている。欠点は、轟くようないびき。原作ではミレディの手で毒殺されてしまうが、本作では最後まで生きており、ミレディ救出作戦にも参加する。
アンヌ王妃(声:瀬戸カトリーヌ、操演:梶野由紀子)
フランス王妃。スペイン王国からルイ13世のもとに嫁いできた。リシュリュー枢機卿に政治の実権を握られていることに対抗し、銃士隊を復活させる。美しく情熱的な女性で結婚前の恋人であったバッキンガム公を慕い続けている。ルイ13世が戦争に向かったことをきっかけに彼の愛に気付き、今までのバッキンガム公との不倫を深く反省するものの、後日譚でジュールという恋人ができ、浮気癖は治らない模様。
ミレディー(声:戸田恵子、操演:磯部美恵子)
炎のような赤毛と針金のような姿態を持つ美女。色仕掛けや巧みな話術を用いて人の心を掴むのが得意で、結婚詐欺を繰り返していたがロシュフォールとの出会いをきっかけにリシュリュー枢機卿のスパイになる。その後リシュリュー枢機卿の命令により「シャルロット」と名乗ってアンヌ王妃の侍女になる。アトスとは元夫婦。
ベルトラン(声:西田敏行) - ゲスト出演(第1話、第2話回想)(操演:高橋弘一)
ダルタニアンの父。陽気で気のよい性格。ダルタニアンに話しかけていた内容から親バカの一面を覗かせた。元は近衛銃士隊剣術指南で、三銃士に剣術を教えていた。腕を痛めて銃士を引退した後は故郷のガスコーニュに戻りダルタニアンに剣術を教えなから穏やかな日々を送っていた。突如現れたロシュフォールに殺される。若いころはトレヴィル、ロシュフォールと共に三銃士だった。
トレヴィル(声:江原正士、操演:桑折康子)
元近衛銃士隊隊長で、ベルトランの盟友。銃士隊解散後は王宮裏で馬屋番をしていた。ベルトランの死後、託された息子のダルタニアンを一人前の銃士にするため三銃士の下に預ける。普段はとぼけた老人だが、いざとなると銃士隊長として頼りになるところを見せる。
プランシェ(声:山寺宏一、操演:清水正子)
ダルタニアンの相棒の賢く愛嬌のあるサル。もともとは大道芸の猿回しのサルだった。たまに「まいうー」など言葉(らしきもの)を発する。好物はリンゴで、宙返りと肩もみが得意。何かと調子に乗りがちで、そのために失敗することも多い。原作ではダルタニアンの従者でれっきとした人間。
リシュリュー枢機卿(声:江原正士、操演:磯部美恵子)
フランスの枢機卿で、ルイ13世の裏で政治の権力を握る黒幕。アンヌ王妃に横恋慕をしている。かつて、ダルタニアンの母親エマニエルにも恋心を抱いており、エマニエルを自殺に追い込んだ張本人とされる。似顔絵が下手。原作では中年だが、本作では老人。後日譚では、ロシュフォールに殺されたトレヴィルの後を継いで、番になった。
ロシュフォール(声:山寺宏一、操演:がこさく)
リシュリュー枢機卿の従者で親衛隊隊長。元は近衛銃士隊員で初代三銃士の一人であるが、リシュリュー側に寝返った。ベルトランを始め、王妃の召喚に応じようとした元銃士を殺して回った。本作では、原作と違いダルタニアンの宿敵として登場。ダルタニアンの母親エマニエルとは恋人関係だったことがあり、過去にベルトランと何らかの確執があった。
ボナシュー(声:高木渉、操演:佐久間おさむ)
ダルタニアンと三銃士が暮らす宿の大家で、コンスタンスの夫。本業は金貸しをやっている。若くて美しい妻を溺愛しており、彼女と仲の良いダルタニアンと三銃士のことを良く思っていない。相手によって態度を変える裏表のあるズル賢い中年男だが、馬鹿正直な一面もあり、自分で墓穴を掘ってしまうこともある。地獄耳の持ち主で、あるときを境にリシュリュー枢機卿の目に留まり、ダルタニアンや三銃士たちの話を盗み聞きしては、彼らの情報をリシュリュー側に漏らすようになる。動物アレルギーのため、彼の下宿ではペット持込禁止である。コンスタンスを追いかけてドーバー海峡をたらいで往復し、名誉市民として表彰された。
得意技



ボナシュージャンプ

ボナシューがピンチに陥った時に愛の力で超人的なジャンプを可能にする。


フライングボナシュー

ボナシューに愛の力が加わると使える必殺技のひとつで、愛の力で一時的に動物アレルギーを克服し、鳩を大量にてなづけて空を飛ぶ技。ロンドンからドーバー海峡を越えてパリに数時間で移動することも可能。


ボナシュー・一か八か

ロープにつけた滑車に逆さにぶらさがり、愛の力で思い切り飛び出し、勢いよく移動しながらターゲットをかっさらう技。コクナールとプランシェの助けを借りてロープを張る。
ルイ13世(声:山寺宏一、操演:佐久間おさむ)
フランスの国王。歳若く世間知らずな少年でリシュリュー枢機卿に政治の実権を奪われているが、何よりも国民の平和を願っている。歌を歌うことやおもちゃと遊ぶことが大好き。能天気な表情からは心の中は窺えないが、歳の近いダルタニアンだけには心を開いている。戦場でダルタニアンとともに、罪のない市民たちが戦争によって命を落としていくことを目の当たりにしてからは急激な成長を遂げていく。
ケティ(声:戸田恵子、操演:池村光子)
ミレディーの飼っている黒猫。どうやら性格も飼い主似らしい。原作ではれっきとした人間でありミレディーの侍女。
バッキンガム公爵(声:高木渉、操演:日下永)
イギリスの貴族。アンヌ王妃の元恋人。鷹揚で浮世離れした貴公子。アンヌ王妃からは「バッキン」と呼ばれている。最終話でオレイリーの手によって復活する。
オレイリー(声:三谷幸喜) - ゲスト出演(第18話、最終話)
イギリスの宮殿に出入りするアイルランド出身の宝石職人。中途半端な仕事を嫌い超マイペースだが、本気になると仕事が早い。
パトリック(声:山寺宏一)
バッキンガム公の部下。一見とぼけた冴えない男だが、イギリスからフランスまでミレディーを追跡し、自白を引き出すなどかなりの切れ者。
マンステール(声:高木渉)
親衛隊の副隊長。ロシュフォールの腹心である[4]。彼の兜の羽飾りは赤色。顔が見えない上、基本的に悪役であるため、他の親衛隊員と同じくほとんどセリフもなく枢機卿やロシュフォールの命令通りに動いているだけだが、アトスを逮捕する際同行を懇願するなど、人間くさい一面を見せることもある。最終回では目のあたりだけだが、顔がのぞいているシーンがある。
コクナール(声:瀬戸カトリーヌ)
自称“ポルトスの婚約者”。ポルトスを追いかけはるばるパリまでやって来たため、最初のうちはポルトスを困らせるが、他に行き場がなく、三銃士たちとともに下宿で暮らし始める。炊事、洗濯、家事全般が得意で三銃士たちの生活の面倒をみるようになる。「夫人」と呼ばれているが、未亡人である。「コクナールのおばちゃん」と呼ばれることもある。
バッソンピエール(声:田中裕二爆笑問題)) - ゲスト出演(第30話、第32話)

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