NHKドラマ番組部の遠藤理史部長によれば、ヒロイン像は大きく3つに分けられるという[17]。『おはなはん』から『おしん』までは「縛られた場所から出るヒロインの時代」、『はね駒』『ひらり』『ひまわり』『天うらら』など「女性が進出しきっていない職種で頑張るヒロインの時代」、『ちゅらさん』以降は「女性の自己実現」がテーマになっている。
朝ドラのプロデューサー歴もある小林由紀子は2009年の時点で、14作目『鳩子の海』まで、15作目『水色の時』以降、42作目『青春家族』以降、62作目『私の青空』 以降と、4区分している[18]。
ほとんどの作品がハッピーエンドであり、ヒロインや主人公の死を描いたものは『うず潮』『すずらん』『カーネーション』『マッサン』『らんまん』があるが、いずれも「大往生」に近いものが多い。