逗子市(ずしし)は、神奈川県南東部の市。横須賀三浦地域に所在し、三浦半島の西側の付け根に位置する。 古都保存法の指定都市となっている。 市制30周年を記念して、1984年(昭和59年)4月15日にほととぎすを市の花(逗子市の市花)に制定した[1]。 キャッチフレーズは「太陽が生まれたハーフマイルビーチ」。 また、逗子市役所では市政におけるICT(情報通信技術)活用に注力しており、2013年(平成25年)11月から議会に参加する議員、職員の全員がタブレット端末を利用して審議を行う「オールタブレット議会」を全国で初めて実現した。このことは、その後、自治体でタブレット端末が導入されるきっかけとなり、逗子市には全国からの視察団が相次いだ。2020年には、ビッグデータや人工知能(AI)などICT活用で電気通信大学から協力を得る協定を結んだ[2]。 三浦半島北西部、相模湾に面する都市で、湘南の一部とされることもある。北西に鎌倉市、南に三浦郡葉山町、東に横須賀市北部、北東で横浜市金沢区に接する。東京都区部や横浜のベッドタウンで、1965年造成開始の披露山庭園住宅など、県内屈指の高級住宅街が見られる。また鎌倉・葉山などとともに海水浴場のある観光都市でもある。 三浦丘陵の西側に位置するため、山がちな地形である。最高峰は二子山(標高207.6 m)。鎌倉市や葉山町とは尾根筋を境界としているが、山上にも宅地が造成されている。市域の大部分は東部の横須賀市境付近を源流とし、相模湾に注ぐ二級河川田越川の流域で、川沿いに平地が広がっている。 海域は南から西側に広がっている。南海トラフ巨大地震が発生した際には、最大8mの津波が到達することが予想されている。
概要
地理