近石はオファーを受けた当初、「ナレーターはあまりしたことがないし活動の幅が広がる」と意気込んだが、初収録の際にプロデューサーから「あなたはナレーターとして起用したのではない」と言われたため大いに困惑したという。これには「子供はもちろん、その親、カメラマンなどスタッフら、時には視聴者側の心情に寄り添い台本は書かれている。つまり、ナレーターではなく一人何役も演じるように各登場人物・スタッフの一員として話してほしい」という真意があり、この思いを受けた近石はその姿勢で収録に臨んでいた[20][25]。
2013年12月8日には、3日をかけて収録を行うなど苦労も明かしつつ「好きな番組だ」と述べていた。
近石は番組の良さについて「子供の活き活きとした顔が見られるところ。子供にバレないようにスタッフがどれだけ神経をつかっているか。子供の顔のアップにしても、いろんな表情があってね。それを捉えるスタッフは大変ですよ」と語っており、「涙腺がどんどん緩くなってる。のめり込んじゃう。20何年やってるけど、常に古くて新しいという感覚があります」と、思わず涙ぐみながら台本を読むこともあったという[20]。 太字はメインキャラクター。 1964年
受賞歴
1965年芸術祭奨励賞『風浪』(山田唯雄役[29])[12]
1984年京都十三夜会賞『歌え、悲しみの深き淵より』[29]
1986年広島市民劇場賞『歌え、悲しみの深き淵より』[29]
2013年第7回声優アワード「功労賞」[30]
出演
吹き替え
担当俳優
カーク・ダグラス
情熱の狂想曲(1969年、リック・マーティン)※NHK版[31]
地獄の英雄(1975年、チャック・テイタム) ※TBS版
ジャッキー・クーパー
軍医さんは本日多忙
スーパーマン(1983年、ペリー・ホワイト)※テレビ朝日版
スーパーマンII/冒険編(1984年、ペリー・ホワイト)※テレビ朝日版
ジェリー・ルイス
底抜けシリーズ
底抜け艦隊(1971年、メルビン・ジョーンズ) ※フジテレビ版
底抜け00の男(1971年、ジェローム・リトルフィールド)※フジテレビ版
底抜け大学教授(1971年、ジュリアス・ケルプ教授(英語版)) ※フジテレビ版
底抜けもててもてて(1972年、ハーバート・H・ヒーバート) ※フジテレビ版
お若いデス (1972年、ウィルバー・フーリック)※フジテレビ版
底抜けいいカモ (1974年、スタンレー・ベルト)※東京12ch版
底抜けふんだりけったり(1974年、ヴァージル・ヨクム) ※フジテレビ版
底抜けニューヨークの休日(英語版)(不明、ホーマー・フラッグ)
底抜けやぶれかぶれ(英語版)(不明、ハーベイ・ミラー・JR)
紐育ウロチョロ族(1971年、シドニー・L・ピティアス)※フジテレビ版
ボーイング・ボーイング(不明、ロバート・リード)
ジェームズ・キャグニー
彼奴は顔役だ!(1968年、エディ・バートレット)※NET版
栄光何するものぞ(1968年、キャプテン・フラッグ)※NET版
白熱(1968年、コーディ・ジャレット)※NET版
汚れた顔の天使(1968年、ロッキー・サリバン)※NET版
悪人への貢物(英語版)(1970年、ジェレミー・ロドック)※東京12ch版
情欲の悪魔(1970年、マーティン・スナイダー)※TBS版
地獄で握手しろ(英語版)(1971年、マット・ノーラン)※NET版
ミスタア・ロバーツ(1971年、キャプテン) ※NHK版[32]
空軍の暴れん坊(英語版) (1974年、ブライアン・マクレーン)※NET版
ミスタア・ロバーツ(1974年、キャプテン)※NET版
民衆の敵(1975年、トム・パワーズ)※TBS版
いちごブロンド(不明、ビフ・グライムス)
栄光の都(英語版)(不明、ダニー・ケニー)
オクラホマ・キッド(不明、ジム・キンケイド)
追われる男(不明、マット・ドー)
Gメン(英語版)(不明、ジェームズ・デイヴィス)
タクシー(英語版)(不明、マット・ノーラン)
ロディ・マクドウォール
猿の惑星シリーズ
猿の惑星(1975年、コーネリアス)※フジテレビ版
猿の惑星・征服(1976年、シーザー(英語版)[33])※フジテレビ版
最後の猿の惑星(1976年、シーザー[34])※フジテレビ版
映画
ザイラーの初恋物語(ウィリー〈ゲオルグ・トマラ
1966年
仔鹿物語(レム・フォレスター〈フォレスト・タッカー〉)※NET版
1967年
想い出(クロード・ラコー〈セルジュ・レジアニ〉)※NET版
キー・ラーゴ(エドワード・バース〈ハリー・ルイス(英語版)〉)※NET版
1968年
金星ロケット発進す(パイロット/ロバート/ライムンド・ブリンクマン〈ギュンター・サイモン(ドイツ語版)〉) ※NHK版[35]
1969年
ミサイル空爆戦隊(ジョー・ガルシア大佐〈ヘンリー・シルヴァ〉)※NET版
親指トム(アンソニー〈ピーター・セラーズ〉)※NHK版[36]
ボー・ジェスト (ボルディーニ〈デヴィッド・マウロ〉)※TBS版
理由なき反抗 ※NET版
1970年
ミンクの手ざわり(ロジャー〈ギグ・ヤング〉) ※TBS版
好敵手(ブラジ大尉〈アルベルト・ソルディ〉) ※TBS版
恋人よ帰れ(ピーター・ラムゼイ〈トニー・ランドール〉)※TBS版
1971年
エルダー兄弟(ベン・ラッタ〈ジェレミー・スレート(英語版)〉)※フジテレビ版
ウィンチェスター銃'73(ウェイコ・ジョニー・ディーン〈ダン・デュリエ〉)※NET版